第17話
午前8時。
山の麓。
零と楓は今からファイヤーライトドラゴンと戦いに行く。
(今回は歩いて登るか)と思い歩いて行く。
敵の強さがわからないので魔力を温存しておきたい。
能力は魔力、神力、霊力を使うらしい。
これはもともと自分の体内の中に少なからずあるものらしい。
だが…歩いて登るのには体力を使う。
(体力を無視できる能力とかないかな…)と思う楓。
ピコン(あるにはあります。ですがすごく珍しく…あまり持っている人はいないでしょう)と言うソフィア。
(あるにはあるんだな…?だったら探すだけだ。)と答える。
そうして山を3分の1ほど登ったところでどこからか攻撃を受けた。
ドゴーンガーンゴロゴロゴロ
岩と鉄がぶつかり合う音が聞こえてくる。
魔物がどこからか攻撃をしてきているらしい。
だが…楓の方に攻撃が来ることはない。
楓は横を見る。
すると…その攻撃はすべて零に向けられた攻撃だった。
零はかろうじて避けたり相殺したりできているだけ。
零の能力はどこに攻撃が来るかわかっても攻撃はできない。
いわばサポート用なのだ。
それをこの魔物はわかっているらしい。
(ッチ…めんどくさい。仲間がいると仲間にまで気を使わなきゃならん…私の力は
私は零に結界をはるため能力を発動させる。
「能力発動 神の加護をそして透明の壁を零に」
この能力はその名前の通り神の加護により死なないし傷つかない。
透明の壁は攻撃をすべて防いでくれるというもの。
神の加護。これはソフィアに頼みもらった力だ。
すると…零に攻撃を当てるのは無理だと理解したのか魔物はこちらに攻撃を仕掛けてくる。
魔物は体は龍、頭は人間、足は人魚という…よくわからない生き物だった。
(なるほどさっきの攻撃はこいつからか)と楓は思い相手より早く動き、能力を発動させる。
「能力発動 電気と雨の交差するもの」
この能力は電気と雨を空から落とすというものそして…敵に大ダメージをあたえる。
魔物はまだ…消えなかった。
耐えたのだ。
そして…また…楓に攻撃をしようとした。
だが…楓はまた…能力を使った。
「能力発動 火と闇のレーザー」
これは闇で暗くしどこから火が来るかわからなくして火のレーザーを対象に向かって放つというもの。
そして…魔物は消えた。
楓たちはまた進み出す。
(さっきの魔物…誰かに改造されたみたいな…感じだったな…)と思う楓。
先程の魔物には…縫い目があった。
そして楓はそれが見えた。
そして…魔物が消える数秒の間に…楓は数時間はあるだろう記憶を見ていた。
言わば時間の流れが違ったのだ。
誰かがなんのためにかわからないが記憶を見せている…と言う感覚だ。
その内容はこうだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます