第7話

マフィー街について早々なにやら揉め事のようだ。

「国王、かんがえなおしてくれよ!」と言う30代半ばくらいの男の人

「考え直す?その必要はない!お前は追放する」と言う50代後半くらいの男。

「あのぅ…すみません…なにかあったんですか?」と私が聞くと国王と呼ばれる人と30代半ばくらいの男の人の2人がこっちを向いた。

「お前には関係ない」という…国王と呼ばれる男の人。

「助けてくれ」と言う30代半ばくらいの男の人。

とりあえず30代半ばくらいの男の人から事情を聞くことにする。


「なにがあったんですか?」と楓が聞く。

「国王様が魔物と契約を交わしたんです。」と言う30代半ばくらいの男の人。

「契約…?どんな内容なんですか?」と楓が聞いた。

(契約…どんなものかにもよるが…大体ろくでもない契約なのだろう。)と思う楓。

「この街の王族に王女がうまれたらその王女は魔族側で育てる。その代わりこの街には魔物の襲撃を起こさない。と言う契約です…」と言う30代半ばくらいの男の人。

(やっぱり…ろくでもない…)

「王子の場合どうなるの?」と聞いた楓に30代半ばくらいの男の人は目を伏せて言いづらそうにしている。それでも私がずーっと待っていると

「王子の場合即処刑だそうです」と一言だけ言う。

(な…!酷い…)と心のなかで思う。

「この問題私が解決してあげましょう」と私は言うのだった。


(さて…どうしたものか。とりあえず魔物との契約をやめさせなきゃなわけだけど…どの魔物が言っているんだ…?なんにしろ最初は聞き込みからだな…)と思いながら進む。

「楓、私達になにも言わずに決めるところ治してくれませんか…?」と言われ…あ…たしかに…言ってなかったな…と思い「ごめんね?治すようにする」と言った。

とりあえずそこら辺に居た年齢20半ばくらいの女の人に話しかけてみた。

「あの、すみません少しお時間いいですか?」

するとその人は私を見て「なにかしら?」と疑問の顔を浮かべ言った。

「国王が魔物と契約した件について少し聞きたくてですね」と言うとその女の人は「ここじゃなんだからついてきて」と言われついていくことにした。


ついた場所は喫茶店だった。

「で、なにが聞きたいわけ?」と聞かれ楓は「国王と契約した魔物ってどんな魔物なのですか?」と問う。

「国王が契約した魔物は犬の耳にうさぎの体の魔物よ」と答えてくれた。

「どこにいるかわかりますか?」と聞く楓にその女の人は「ここから西に行くと山があるその頂上にいるらしい。だけどあそこは魔物が多くて誰も近づきたがらない」と教えてくれた。

「教えてくださりありがとうございます」と言うと私は席を立とうとした。

だが、呼び止められてしまった。

「お待ちなさい、その子達魔族よね?」と言われる。

「はい…まぁ…魔族です」と答えると「フードを被せたほうがいい…ここにはいないけど魔族を嫌う人もいるから」と教えてくれた。

「ありがとうございます!」とお礼を言い服屋に向かう。

「服屋どこにあるかな?」と聞いた私に零が「こっち」と教えてくれる。


そしてついたのは服が売っている少し高そうなお店。

「いらっしゃいませ〜」と声をかけられる。

「どういったものをお探しでしょうか?」と聞かれ「フードがついてる服はありますか?」と聞く。

「ありますよ!ついてきてください」と言われついていく。

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