第6話
夜9時
作戦開始…
まずは花菜ちゃんが通るのを待つ。
花菜ちゃんはすぐに来た。
理久が飛び出していく。
私も飛び出した。
そしてゾンビのような見た目の魔物と対峙する。
「能力発動 生成 槍と大剣」
「能力発動 合成 槍と大剣の合体」
「能力発動 炎楼斬撃」
「能力発動 星の雨と月の明るさ」
私の能力攻撃4段階だ!
これに耐えられるわけがない。
と思っていたが…数が多すぎた。
こっちは一人
相手は100匹はいる。
「能力発動 生成 聖水」
「能力発動 聖水の雨」
「能力発動 破壊 月の明るさ」
これでどうだ?
どうやら殲滅できたらしい。
そして花菜ちゃんと理久の方を見る。
私は青ざめた。
魔物が一匹近寄っていた。
気づかなかった。
それにこいつは他のやつよりでかい。
能力持ちだ。
「能力発動 レーザーポインター」
「能力発動 キラキラスパーク」
なんとか…間に合った…
ピコン(めちゃくちゃな戦い方をしますね…)
(うるせぇ…黙っとけ)と言う会話をソフィアと交わしながら理久と花菜の方に向かう。
「理久くん、無事で良かったね?」と言うと、泣いていた理久が笑顔で「うん!」と言った。
「花菜ちゃん、はじめまして、無事でよかったです!」と言うと花菜は「あ、助けてくださりありがとうございます」と言った。
花菜ちゃんは8歳くらいの少女だった。
それから理久と花菜がなにかお礼をしたいと言った。
だが、私はお礼を断ったのだが…無理やり連れて行かれて…断れなくなってしまった。
そして連れて行かれてついた場所は村の1つの家だった。
「ただいま」と花菜と理久が言う。
「お邪魔します」と私と零、雫が言う。
そしてお礼はご飯の提供だった。
正直お腹空いていたのでありがたい。
「ウサッピの肉を使ったウサッピ肉のステーキです」と花菜が言った。
(ウサッピ肉?聞いたことない。)と思うとピコン(ウサッピ肉とはウサッピと言う魔物のお肉です
ウサッピはうさぎの形をした大きい化け物です)
と言うソフィア。
(ありがとう…)と言う。
「ハフへのサラダです」と理久。
(ハフへ?)と思うとピコンとまた音がした。
(ハフへとはキャベツに似た食材です。)とソフィアが教えてくれた。
(キャベツサラダみたいなものか…)と思うことにした。
そして食べてみると美味しい…。
サラダは苦手なのだがこれは食べやすい。
苦くなく甘い。
そして炒めているのかシャキシャキ感が残っていてすごく美味しい!
ウサッピ肉のステーキも食べてみる。
美味しい!
鶏肉の味と豚肉の脂身を足したような味だ。
そして、柔らかく食べやすい。
タレは赤ワインとみりんと砂糖をまぜたタレらしい。
すごく美味しい。
「ごちそうさまでした!理久くん、花菜ちゃん美味しかったです!ありがとうね?」と言うと花菜ちゃんも理久くんも嬉しそうに微笑みながら「喜んでもらえて良かったです!」と言った。
私達はこの村、ソフター村の近くにあるというマフィー街に行こうとしている。
もちろんこの情報は花菜ちゃんと理久くんが教えてくれたものだ。
森を抜けて平原を抜けた先にあるマフィー街に着いた。
ここまで来るのに5日かかってしまった。
森の中で熊のような魔物に襲われて平原で風船のような魔物に襲われてここまで来た。
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