第5話

その男の子は危険だからと誰も手伝ってはくれなかったと言った。

その男の子の名前を理久と言った。

妹さん、名前を花菜と言うらしい。

花菜と理久は2人だけで暮らしていたらしい。

親は魔物に殺されたらしい。

「小さいのに大変だったね。」と言う私に理久は泣きそうになった。

「大人たちはみんな…俺らを不幸な子供で片付けてくる。俺は花菜さえいれば幸せだったのに!」と言った。

早く探してあげよう。と思った楓は零に「零、あなたの能力で探せない?」と言うと零は「制限があって」と言う。私はそんな零に「制限破壊したから使えるよ」と言うと零はびっくりしていた。

そうだよね。びっくりするよね。

だってずっとその制限があったから使えなくて困ったこともあったはずだし。

「能力発動 未来可視化」

すると目の前に映像が現れた。

そこには魔物と女の子が戦っている姿が映し出された。

「ねぇ、零?これいつの映像?」と聞くと零は「今日の夜の9時の映像です」と答えた。

それまでこの辺りで待機することとする。

そして、それまでに作戦会議もする。


「理久くんは花菜ちゃんを守りながら逃げて?その間に魔物は私が倒す」と言うと理久は「一人で?」と聞いてきた。

「一人で戦う予定だよ?」と言う楓に理久は「危ないよ」と言うのだ。

「私の能力は一人の方が良い」と言うと「危なくなったら雫と俺を頼ってください」と言う零。

「わかった。そのときは頼むね?」と言うと「はい!」と零と雫が言うのだった。

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