第4話
そうしてしばらく歩いていると突然零が「そういえば、名前聞いてないです」と言った。
(あ…忘れてた…私は名前ステータスで見たけど名前教えてない…)と思う楓だった。
「そういえば教えてなかったね。私の名前は白猫 楓。」と言うと「楓様ですね!」と二人の声が…
私は様とか呼ばれるのに慣れていないから「楓だけでいい」と言った。すると2人は距離感が近くなった感じがしたのかうれしそうだった。
そういう話をしていると前から人が歩いてきた。
年齢的には10歳くらいかな?性別は男の子か…
(こんなところでどうしたんだろ?)と思った楓はその男の子に話しかけた。
「どうしたの?こんなところで?」と聞いた。
男の子はびっくりした表情で「妹を探してて」と言った。
「妹さん迷子かなにか?」と聞くとその男の子は悔しそうな…泣きそうな表情になり、「魔物に連れて行かれた」と言った。
魔物…今この男の子はそう言った。だったら私の出番だよね。
「私も探すの手伝うよ」と言うと男の子はびっくりした表情をした。
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