幕間 休息

 イラスト&羚羊の設定回です。

 イラストは主人公と羚羊です。絵描きは匡乃下キヨマサさん


 カクヨムではイラストは貼れないのでお手数ですが下記の作者アカウントからご覧ください。


・主人公

 柳原伊澄。20歳、大学生。


 道術は原理的には龍脈と呼ばれるエネルギーの流れを自分の才により変換し何らかの効果を起こすものです。

 符は文様を描くことにより龍脈の力を集めて道術の発動を補助するものであり、主に五行を操る道士が使用します。


 詠唱、結印等により龍脈の力を集めることも出来ますが、符に比べて時間がかかるため符を携帯することが一般的です。


 符は書いてから龍脈の力を蓄えるまで時間がかかるため、書けばすぐ使えるというものではありません。


 イラストは此方から。


https://twitter.com/snowflowerpalac/status/1791274810825380039


https://twitter.com/snowflowerpalac/status/1791275017378107805


 主人公のイラストと符、それと道術使用時に浮かぶ五行のアイコンです。 


・羚羊


 主人公、柳原伊澄の護衛役としてつけられた戰鬥木偶と呼ばれる人形です。


https://twitter.com/snowflowerpalac/status/1791275220772557041


 武器は蛇骨槍という多節槍です。

 ふりまわして鞭のようにも使えますが、柄の紐を引くと節が固定されて槍になります。


 感情を殆ど表しませんが、無いわけではありません。

 オブラートに包まないタイプなのでズバズバと物申しますが悪気はありません。


〇木偶


 道術によってつくられた意思を持つ人形です。いわゆるロボット三原則的なものはありません。

 道術核とよばれる胸部の心臓部と、太極核と呼ばれる頭部の頭脳で構成されています。太極核が破壊されない限り完全に死ぬことはありません。


 木偶は日常用に作られたものがかなり普及しています。

 オーダーメイドで傀儡師と呼ばれる道術使いが製造します。


 作り手の命令には絶対服従するので、製造後に製造した道士が主を伝えて、その人に仕える、という形が一般的です。

 性能にもよりますが、かなり高価なので先祖代々修理して引き継がれることが多く、200年近く稼働している木偶もいます。

 

 羚羊はその中でも戦闘用に作られた特殊仕様です。

 人間を超えた身体能力を持つ上に傷の痛みにひるむことがないため、並の人間では太刀打ちできない強さを持っています。一方で木偶は思考がシンプルな傾向があるため、搦め手には弱く単独では策に嵌ってあっさりと倒されることもあります。


 傀儡には人間以外のものもあり、最初の戦闘後に逃走に使った馬も傀儡です。

 上記の通りかなり高価なのですが、それなりの数が普及しており其処まで珍しい物ではありません。

 修理のための専門の職人もいます。


 傀儡も道術によって動いており、西夷の4か国は排除しようとしました。

 しかし、傀儡は日常生活に溶け込み過ぎているため排除することは出来ず、なんとなくそのまま使われています。


 


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