「魔物が森に戻っていく…」

あの男が去った後、魔物が一斉に森に戻り始める様子が見える。

まさかあの男が1人で全ての魔物を操っていたのか？

まあ、なんにせよ元通りになって良かった…。

これで一応は一件落着だな。

レオンは最初に魔物と戦っていた地点まで戻った。

「おっ、レオン、戻って来たか。心配してたんだが無事だったみたいだな」

「はい。特に戦闘にはなりませんでしたし」

「そうだったのか」

レオンは先程の出来事を説明した。

「そんなことが…。とりあえず王宮に報告しないとな」

通信魔道具を起動し、王宮と連絡を取る。

「なるほどな」

通信魔道具は宮廷魔法師長官に繋がった。長官の話によると王国各地で同時に同じ現象が起こったらしい。

「お疲れ様。とにかく解散だ!!」

その後、レオンはリナと合流し、ノースディア城に無事に戻った。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい