神獣の行動

今は、魔物の事件が片付き、一段落した頃だ。

「そういえばルーン」

「なに?」

「いろんなもの見てみたいとか言ってたけど、ずっとここにいていいの?」

「うん。ここ気に入ったんだ〜。皆美味しいもの食べさせてくれるし、外の子たちと遊ぶのも楽しいし」

「外の子たち?」

「うん!! 前に会ったホワイトウルフとかホワイトベアとも遊んでるよ〜」

「ホワイトウルフはともかく、ホワイトベアは危険なんじゃ…」

「ふふふ〜。だって僕は神獣だから!!」

そう言ってルーンは自慢気にしている。

「た、確かに…」

ずっと一緒にいて忘れかけていたがルーンは神獣なのだ。いくら魔獣でも神獣を襲うなどということはできないのだろう。


というか、俺の知らない内にそんなに仲良くなっていたのか!? 確かに昼間は見かけないなぁとは思っていたけれども!!


ルーンの行動に驚かされたレオンだった。

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