魔物の大群2

まとめて倒せたら効率が良かったが、倒せないので圧縮した魔法を放つ。一匹ずつ倒していくときりがないので、幾つもの魔法を同時に発動する。

「えいッ」

手前にいた10匹程の魔物が倒れた。起き上がる気配もない。倒せたようだ。


そして、何十回も同じ魔法を放つ。しかし、魔物の大群が途切れる気配もなく、まだまだやって来る。ずっと向こうにも魔物の郡は続いている。この魔法でもきりがない。だが広範囲だと効かなかった。何か他に方法は…。

「あっ!!」

思い出した!!以前読んだ魔法書で魔法を何十重ねにもすると威力は何十、いや何百倍にも跳ね上がると書かれていたことを。そうすれば広範囲にいる魔物がまとめて倒せる!!


合成魔法の応用…1つの魔法を顕現し、その周囲に、顕現させた魔法を包むように他の魔法を何重にも発動させる。物凄く難しい最上級魔法と書かれていたが、

「試したことはないが、やってみるしかない!!」


まず大きな風魔法の塊を出す。そして、10重の魔法で包みこんだ。

「っ!!これが限界か…」

とにかく放つ!!

バンッ ドゴッ バキッ メキッ…

物凄い大きな音が周囲に轟いている。魔法を受けた全ての魔物が倒れている。


「よしっ!!この調子で他の魔物も倒すぞ〜!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る