第1035話 P型センキー、降臨っっ!!
「真・究極超神化6!!!」
真・究極超神化6を使ったP型センエース2号の姿を見て、
センエースは、ボソっと、
「確か、絶死を積んでいないP型センエース1号の出力は、素の究極超神化6程度が関の山だったはず……ふっ、なるほど、確かに、お前は、P型センエース1号の上位互換だ」
「出力だけではない。絶死を積み、お前と闘った事で、戦闘力も飛躍的に向上した。Pセルを想像するといい。アレが今の俺だ」
「へぇ」
「できれば、究極超神化7に変身したお前とも闘い、最後の最後まで戦闘力を底上げして欲しかったんだが……あの糞ヘタレが……」
吐き捨てるようにそう言うP型センエース2号。
しかし、すぐに、表情を戻して、
「まあ、仮に、あいつが究極超神化7を使ったお前と闘っていたとしても、最終的な結果にたいして変化はなかったがな。所詮、P型センエース1号の役割は、器をつくることだけ……というより『受け皿』をつくることだけだったから」
「受け皿ねぇ。……ちなみに、それは、どういう意味だ? 幼稚園児にでもわかるよう、かみ砕いて説明してくれ」
「悪いニュースはまだ終わっていないということだ」
ニっと笑い、
P型センエース2号は、
「本当の絶望を教えてやる。これまでに、お前が食らってきた絶望とは比べ物にならない。本当の絶望……」
言いながら、右手を地に向けて、
「――【ソンキー・シャドー(マニアクス)】召喚――」
宣言すると、
地面に浮かび上がったジオメトリから、
圧倒的に神々しいオーラを放っている神の影が召喚された。
ケタ違いに静寂な神気を纏うワンダフルなイケメン。
P型センエース2号は、ソンキー・シャドー(マニアクス)を召喚すると同時、
ソンキー・シャドー(マニアクス)に両手を向けて、
「はぁああ……」
オーラを極限まで練り上げてから、
「――スピリット・ファンクション、強制執行っっっ!!」
【1 OUGP】という『凶悪な単位』のGODポイントを必要とする謎の技。
スピリット・ファンクションが強制執行されたことにより、
ソンキー・シャドー(マニアクス)の全身が、神々しい光に包まれた。
それを確認すると、
P型センエース2号は微笑んで、
(よし……無事、本物とほぼ同じ存在値&戦闘力と、プライマル・プラチナスペシャル『共鳴融合』を顕現させることに成功……あとは……)
そのままの勢いで、
続けて、
「ミラブルース・アマルガメーション!!」
『戦闘力の低下を抑えた上で、召喚獣と融合できる魔法』を使用する。
P型センエース2号と、ソンキー・シャドー(マニアクス)の両者は、
互いに、神々しい光を放つ粒子となって混ざり合う。
目がくらむような、荘厳な輝きが放出され、
カっと、まばゆく世界が光る。
その光が収束した時、
そこには、
「……成功……完璧……」
すさまじいオーラに包まれながら恍惚の表情で天を仰いでいる『歪な神』が顕現していた。
歪な神『P型センキー』は、スゥと息を吸ってから、
センエースをにらみつけ、
「俺は、P型センエース2号でも、ソンキー・シャドー(マニアクス)でもない。俺は貴様を倒すものだ」
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