1作目 小さな死神の凱旋
https://kakuyomu.jp/works/16817330669500306746
作者:鴉様
https://kakuyomu.jp/users/zero52
実体験に基づくリアルな描写と、コロナ感染という暗闇の中、最後に待ち受ける結末がとても印象的でした。以下がお返事の抜粋です。(実際は3000字程度でした)
※内容は若干の編集が入っている場合もあります。
この度は自主企画へのご参加ありがとうございました。
今回は医療に関連する部分で、気づいた点をお知らせいたします。
"救急医療センター"
○ 判定
巷では救命救急センター、救急医療センターといった言葉が溢れていますが、一般的な施設を意味するのではなく、それぞれの病院が好みで使っているケースが多いようにおもわれます。
「●●救急医療センターに連絡し……」として、仮名でもいいので固有名称として登場させるのであれば問題ありません。
おそらくここでは一般的に夜間(?)に診てくれる医療施設を探してくれた、といったニュアンスを表現されたかったのだと推測します。それであればこのような表現はどうでしょうか。
"スマホを取り出し、救急外来で診察してくれそうな病院をさがしてあちこちに……"
救急外来、という言い方は全国的にも通用する表現です。
よりくだけた表現であれば
"スマホを取り出し、夜間に診察して(診て)くれそうな病院をさがしてあちこちに……"
というのもあります。こちらはぼかしてあり、無難かもしれません。
第4話の
"重明はすぐにスマホを操作して、近隣にある病院にあちこち電話し、ようやく診察してくれる病院は、奇遇な事に重明が初めにかかったT病院であった"
このような言い方であれば全く問題ありません。
"2020年の初頭、アジアのとある国で原因不明の肺炎が起こり、精密な検査を行った結果……"
○判定
検査、というと一般的にはレントゲン、迅速高原検査、CTなどを思い浮かべます。いわゆる「診断」のためのものです。
今回の「未知のウイルス」と判明したのは、おそらく研究者が電子顕微鏡含め様々な「ウイルスそのもの」の解析を行った末に判明したものと思われます。するとこのような表現はいかがでしょうか。
"……起こり、原因は人類にとって未知のウイルスだと判明する"
検査という言葉を使わずに表現してみました。
◎判定
"SAR S-Cov2"
RとSの間のスペースは敢えてでしょうか? 国立感染症研究所所のHPでは「SARS-CoV-2」と記載がありますので、こちらがより正しいかと思われます。
◎判定
"無菌コート"
一般的にはガウン、と呼んでいます。正確にはPPE(個人防護具)ですがわかりにくい可能性があります。
一般の方から見た視線なので、
"水色のビニールみたいなガウン"
"スケスケのレインコートみたいなガウン(代替:やつ、防護具)の下から……"
であれば少しエロさがでるかもしれません。
※このガウンは外から来る病原体(ウイルス、菌)から、「着ている人本人」を守る目的があります。なので、無菌ではありません。正直ゴミ袋でも代用可能かもしれないレベルです。
一方で、手術などで着る特殊なガウン(一回使い捨てで中には数千円するものもあります)は自分が持っているかもしれない菌を手術をする「患者」につけない「患者を守る」目的があり、これは"無菌"です。
以上です。実体験に基づく日常にある一瞬でありながら、苦難とその後のおめでたへの転換が見事で、とても素敵な作品だと思いました。
今後のご活躍を期待しています。
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