第10話 彼女とサメ、とワニ。

 本編第4話 「7月 カヌキさんとサメとワニ」


 https://kakuyomu.jp/my/works/16816700428006723904/episodes/16816700428184821993 



 ネタにした映画タイトル

「ロスト・バケーション」(2016)

「クロールー狂暴領域ー」(2019)


 こんちは。うびぞおです。

 第10話は、本編でネタにした映画のことです。

 本編第4話ってどんなんだったかっていうと水着回です。カヌキさんがミヤコダさんに胸をわしづかみされた話です。なんか夏のエロサービスみたいなものでしたね。


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 ああ、わたし、右手にエロ親父を飼ってしまった


 なお、カヌキさんとお友達は、台風で海水浴には行けなかったそうだ。カヌキさんの水着姿を見ることができたのは、とりあえずわたしだけだったということになる。

 それを知って、わたしと右手のエロ親父とで喜び合ったのは、カヌキさんには秘密だ。


(本編第4話から抜粋)

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 っていうミヤコダさんが自分の中にエロ親父がいると自覚した話だったんですが、それは置いておいて。今回は、サメ映画の話をします。


 水着の話だから海、海ならサメ、でも『ジョーズ』は古すぎるなーと思っておったところに、衛星放送でたまたま観たのが「ロスト・バケーション」です。なんとなく観たら、びっくりするくらい面白くて、この映画を知らなかったとはなんたることだ、うびぞお!? と己を叱責しました。


 サメ映画は人気ジャンルで、かなりたくさんの映画が作られてます。竜巻の中を飛ぶサメとか、地面を走るように泳ぐ?サメとか、ゾンビサメとか合体サメとか、もう何でもあり。何でもありにも程がある!ってくらいです。遂に日本製のサメ映画も公開されました。邦画サメ映画『温泉シャーク』っていうそうです。そのタイトルは実にそそられるので観てみたい気もします。が、実は、うびぞおはそんなにサメ映画は好きじゃないんです。たまたま暇な時にテレビを点けたら放送してたら見るかもしれないけど、多分チャンネル変えるか、他の録画を見ます。

 サメ映画のストーリーって、基本、サメが出てきて人を襲って、なんだかんだでサメが退治されて終わり(たまに人間が負けて終わる場合もある)です。それをどれだけ面白い映画にするかっていうと、最近のサメ映画は、サメがおかしな超絶化け物(もはやサメではない)になるバカバカしいものが多い、っていうイメージなんです。あくまでイメージ。そんなにサメ映画をたくさん見ていないから本気で全部観たら違うかもしれないですが。


 それに、古い映画も好きなうびぞおとしては、やっぱり今でもサメ映画の最高峰は、スピルバーグ監督の『ジョーズ』(1975)だと確信しています。今年になって見直したけれど、やっぱり面白い。とにかくサメが襲ってくる演出が抜群なんですよ。サメ目線で泳いでいる人を追うカメラワークとか、逃げ切ったとホッとしている船上の人をジャンプしたサメがいきなりバックリとか。最近のホラー映画では当たり前のような演出ですが、それを海とサメで映画にした先駆者的な作品で、モンスターパニック系のまさしく原点。『ジョーズ』を超えるサメ映画はない! そんな思いがあるだけに、余計にサメ映画を敢えて見ようとは思わないのかもしれません。


 それでも、お金を掛けてCGでリアルなサメを表現し、音や音楽にも凝って、サメに襲われて逃げるのにすごく怖いシチュエーションが練られてて、凝った撮影で、可能であれば良い俳優を使って、という本気なサメ映画に出会うと、ををを、これは!? という気持ちになります。


 長くなりましたが、それが『ロスト・バケーション』です。ストーリーはミヤコダさんに説明してもらいましょう。

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 カヌキさんが借りてきた映画は、主人公の女の人が人のいない穴場でサーフィンをしようとして、サメに襲われるものだった。主人公は傷だらけになりながら、何とか岩礁に逃げ延びる。砂浜までは泳げる距離なのだけど、海に入ればサメに殺される。いずれ、満潮になれば、主人公のいる岩礁は海に沈んでしまう。

 襲ってくるサメが怖い、岩が沈む時間が迫ってくるのが怖い、自分で縫った傷が痛そうなのが怖い。逃げられそうなのに逃げられないのが怖い。

(本編第4話より抜粋)

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 ピンチ、ピンチの連続で、それを知恵と勇気とそこに在るもの?で乗り越えていく主人公。サメと主人公の生死を賭けたバトル&サバイバルだけでも面白いのに、これに主人公の女性が人生の壁を乗り越えるエピソードも入ってて、なんと、たったの86分なんですよ、奥様。短いんです。

 面白い上に上映時間が短い、てポイント高いです。


 ちなみに、最後は肉弾戦だよ『MEG ザ・モンスター』とか、まさかの夢オチ『海底47m』というサメ映画も好きです(どっちも続編ありますが、残念ながら「続編にうまいものなし」でした)。


 それにしても、サメ映画に比べるとワニ映画は少ないです。なんでだろ?でも、ワニ映画がサメ映画みたいにたくさんあっても、やっぱり観ないだろうな、とも思います。


 というわけで、サメ映画について思うことをダラダラ書いてしまいました。

 やっぱり映画について語り出すとうるさいな、うびぞお。

 次回は、短編再録とネタにした映画の話となる予定です。

 不定期更新のつもりだったけれど、なんとなくニチアサ更新になってます。よろしければ、また来週もお目にかかりましょう。

 今回も読んでくださってありがとうございました。



うびぞお


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