お題【硝子のカステラ】、【帽子】、【もらう】
お茶会に招待された。我が家の人形に。
花模様のワンピースと、ヒールのあるサンダル、つばの広いリボン付きの帽子を被った、上品な女の子の人形だ。
「いつも手入れしてもらうお礼なの」
人形はそう言って首を傾けた。
お茶菓子は硝子のお皿に乗ったカステラ。もちろん、食べることはできないけれど。
小さなティーカップの上でポットが傾く。紅茶など出てくるはずがないのに、なんだか良いかおりが漂ってきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます