お題【木の鍵】、【増え続ける砂丘】、【惜しむ】
僕の木の鍵は、祖父から受け継いだ不思議な鍵だ。
何もない場所に木の鍵を差し出す。するとかちりと手応えがある。そのまま鍵を回せば扉が現れて、扉の向こうはどこかに繋がっている、という具合だ。
今日は増え続ける砂丘の土地だった。砂ばかりの景色がどこまでも広がり、それは今も広がり続けているのだという。
景色に心奪われ別れを惜しむが、僕はここでは生きていけないだろう。扉を開いて僕の部屋に戻った。
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