お題【夢の部族】、【永遠の】、【送る】
アムナシュ、と彼らは自分たちを説明した。無理に訳すなら「夢の部族」とでもなるだろうか。彼らはアム、つまりは夢をこことは別の世界であると思っている。アムは無数にある世界で、わたしたちは毎晩そこに迷い込んでいる。アムは時には現世にすら影響を与える。彼らの死とはアムの世界にゆくことだ。死者はそこで永遠の夢を見る。そうして彼らは死者を送る。夢の中で死者と会えるのはそうした理由らしい。
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