お題【女王のしっぽ】、【揺れる】、【無視する】
我ら猫族の栄えある女王は、実に立派なしっぽを持っている。それはすらりと長く、散策の折にもお寛ぎの時も、椅子にお座りの執務中でさえ、誰も彼もを誘惑するように揺れるのだ。女王のお側にお仕えできる猫は、その誘惑を無視する心の強さが必要だ。子猫など、誘惑に勝てずに女王のしっぽ、その魅惑の揺れにじゃれついてしまうのだから。かく云う私だって、気を強く持たなければ危ないのだ。
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