お題【星屑の馬】、【世界を支える】、【貸す】
その大樹は世界を支える。見上げる幹は雲の上で空を、地に張る根っこは大地を。大樹には虫が巣食う。虫が増えすぎては大樹が倒れてしまう。神は素質を持つ少年に星屑の馬を貸し与えた。少年は星屑の馬に乗り、宙を駆け回り、大樹に巣食う虫を退治する。少年はやがて青年になり、結婚し、子供を産んだ。子供が少年になって、星屑の馬はその子供に貸し与えられる。こうして大樹の営みは続いてゆく。
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