月光の下の天使

@FEG

臆病者

泥だらけの地面に茫然と座り込み、口の端の血を拭った。またいつもの平凡な午後、例のごとく虐められたのだ。村の不良、大山猛は飽きもせず拳を振るい、私は身に降りかかる激痛以外、何も感じられなかった。

「おい野郎、痛い目あわせたろか!」大山は口汚い罵声を浴びせながら、嬉しそうに笑みを浮かべる。私が決して抵抗しないことを知っているから、好き放題なのだ。

私はゆっくりと立ち上がり、黙って服の埃を払った。かつては、この不当な仕打ちに憤り、この屈辱に怒りを覚えたものだ。

辺りを見回すと、野次馬たちが口元を緩め、無関心な様子を隠そうともしない。彼らにとって私は、退屈しのぎの格好の玩具なのだろう。

私は深く息を吸い込み、疲れ切った足取りで家路を辿り始めた。

夕日が長い影を落とし、びっこを引きながら歩く私の姿に合わせて揺れている。滑稽な光景だ。

「このヘタレ犬!次見つけた時は、両足へし折ってやっからな!」大山が背後で怒鳴り散らすが、私は振り向きもせず遠ざかっていった。


家に着くと、私の傷だらけの顔を見た母は、哀れみと無念の入り混じった眼差しを向けた。温かいタオルを取り出し、そっと私の顔の血を拭う。その仕草はまるで、傷ついた幼獣を慈しむかのようだった。

私は母を見つめ、小さな「ありがとう」という言葉を口にした。殴られた後の肉体の苦痛より、母の優しさと愛情のほうが、耐え難いほどに重くのしかかる。

どうして私を意気地なしだと叱らない?どうしてこんな不当な扱いを受けても、優しくいなさい、寛容でいなさいと教える?

「お母さん、今日はあまり腹が減ってないんだ。夕飯は俺の分は作らなくていい。ちょっと休ませてもらうよ。」 母は振り返り、何か言いたげだったが、最後にはうなずくだけだった。

粗末なベッドに横たわり、目を閉じる。大山の嘲笑や村人たちの冷たい視線が次々に脳裏をよぎるが、やがて疲労に負けて、深い眠りに落ちていった。


時間がどれほど経ったのかわからない。月明かりが窓から差し込み、私の顔を照らしていた。ゆっくりと目を開けると、満月が夜空に高くかかり、まるで明るいランプのように枕元を照らしている。

空腹が神経を突き刺すように感じ、台所に向かって何か食べ物を探すことにした。

鍋の蓋を開けると、中には冷めた白米飯が入っていて、横には冷め切った漬物が数切れ置かれていた。

私は適当に漬物を掴み、一口の飯をかき込み、口に放り込んだ。ご飯粒が口の中をゴロゴロと転がり、漬物の塩気が味蕾を刺激するが、それでも味気なく感じる。舌が食べ物を丸め、喉に送り込む。喉がきゅっと締まり、飯と漬物が胃の中へと落ちていく。

最後の数口を飲み込むと、ふと目が竈の脇の酒壺に留まった。あれは私が長年大切にしていた焼酎だ。我ながら妙な気分になりながら、酒壷を手に取り、一杯だけ注いだ。刺激的な液体が舌に触れた瞬間、味蕾が一気に目覚める。私は待ちきれずに一口飲み干し、喉から胃に至るまで、ぎりぎりと焼けつくような感覚に身を任せる。

もう一切れ漬物を摘まみ、口の中で噛みしめる。パリパリとした歯応えと、アルコールの刺激が絡み合い、不思議な感覚を生み出す。大きく噛みしめながら、もう一杯注ぐ。

酒が回るにつれ、言いようのない陶酔感が全身を包み込む。血管の中を暖かな潮流が巡り、一寸の肌にまで広がっていくようだ。

体が軽くなったように感じ、重力の束縛から解き放たれ、今にも宙に浮きそうな気分だ。


そんな時、澄んだ月光が窓格子を通して射し、薄暗い部屋の中に注ぎ込んできた。窓の外を見上げると、満月が夜空に輝き、柔らかな銀色の光を放っている。

村には古くから伝わる言い伝えがある。満月の夜に、神様が地上に降り立ち、幸運な者に奇跡の力を授けるというのだ。「なぜ、それが私であってはいけないんだ?」

そんなことを考えていると、突然背後から熱く深い視線を感じた。はっと振り返ると、いつの間にか部屋の中に人影が現れていた。

その人物は影の中に佇み、顔は闇に隠れて良く見えない。だが何故だか直感が告げるのだ。それが噂に聞く、例の神様に違いないと。

神は口をゆっくりと動かし、何かを言っているようだった。その言葉を必死に聞き取ろうとするが、耳に届くのはただ、よどんだ、意味不明の呟きだけだ。

その声は太古からのものであり、時間と空間を超越した震えを孕んでいる。まるで川の中の砂利か、森の奥の低いうなり声のようで、この世のものとは思えぬ調べが混じり合っている。

胸の中で鼓動が高鳴り、その神聖な呼びかけに応えるかのように脈打つ。理性が三度後退せよと告げるが、心の奥底では、前に進めと駆り立てる声がある。

その声に飲み込まれそうになった瞬間、呟きは唐突に途切れた。代わりに湧き上がってきたのは、ほとばしる不思議な力だ。それは私の体内へと流れ込み、隅々にまで行き渡る。

その力は実に暖かく、充実したもので、体に火がつきそうなほどだ。血管の中を駆け巡り、意識を未知の高みへと押し上げる。

かつてない強さと、無敵の感覚に包まれる。望めば、運命の歯車をも掴み、世界の趨勢を変えられるような気がしてくる。

その神秘的な感覚に、私は目眩と陶酔を覚えた。

不思議な感覚に心を委ねているうちに、熱いものがこみ上げてくるのを感じた。気がつけば、私の頬には涙が伝い落ちていた。そしてその涙は、静かに服の上へと落ち、小さな染みをいくつも作っていく。

大山の嘲笑や、村人の冷淡な顔が頭の中に浮かんでくる。最初はかすかなさざ波にすぎない。「おい野郎、痛い目あわせたろか!」「このヘタレ犬!次見つけた時は、両足へし折ってやっからな!」次第にさざ波は大きくなり、まるで小石を次々と静かな水面に投げ込むよう。

やがて波紋は波となり、次から次へと、どんどん高く、激しくなっていく。怒り、屈辱、悔しさ……かつては麻痺していたこれらの感情が、怒濤のように押し寄せ、私の心を揺さぶる。

「どうして傷つくのはいつも私なんだ?誰一人、私の味方をしてくれないのか?」「奴らに思い知らせてやる。全ての行いには、代償が伴うことを!」

知らず握りしめた拳に、爪が食い込み、今にも皮膚を貫通しそうだ。その残忍な考えに体が小刻みに震え、今にも爆発しそうだ。

楽しげな情景が一つ一つ頭に浮かぶ。振り上げた拳で大山を血まみれにするところ。嘲笑する野次馬を追い払い、馬鹿にされる屈辱を味わわせるところ。母を大声で怒鳴りつけ、なぜ自分の味方をしないのかと詰め寄るところ……。

それは余りにリアルで、生々しい。そして望みさえすれば、それを現実にできるのだ。体の中の力が叫び、行動に移せと急き立てている。

目の前が朧げになり、耳の奥で轟音が響く。だが心はかつてないほどクリアだ。あの声がますます大きくなり、太鼓のように神経を叩く。「あなた、自らの使命を果たすのだ」と。

残った焼酎を一気に飲み干した。


部屋のドアを押し開け、私は静かな夜の中へと足を踏み出した。ひんやりとした夜風が吹きつけ、酔いの眩暈を少し吹き飛ばしてくれる。深く息を吸い込むと、胸の中に溢れんばかりの爽快感を覚えた。

田舎道を歩きながら、土がかすかにきしむ音が聞こえる。まるで夜が囁くかのようだ。空を見上げれば、星が瞬き、明るい月が輝いている。淡い月光が田んぼに降り注ぎ、すべてのものを朧げなヴェールで包み込む。そよ風が吹き、麦畑が波打つ。遠くの木々の影が夜空を背に揺れ動き、まるで踊っているかのようだ。

鼻先をくすぐるのは、土の芳香と若草の清々しい香り。ときおり花の香りも混じる。それは実に心地良い。両腕を大きく広げ、この素晴らしい夜を抱きしめたくなる。辺り一面に広がるエニシダの甘美な香りが、一気に押し寄せてくる。

口の中には焼酎の芳醇な味が残っている。辛さの中に、かすかな甘味を感じる。それが味蕾を心地よく震わせる。体が軽やかになり、敏感になったようだ。まるですべての毛穴が開いて、夜の息吹を貪欲に吸い込んでいるかのようだ。


私の足取りは次第に弾むようになり、小躍りしたくなってくる。胸の内で高まる衝動が、声を上げて歌えと促している。

歌を口にしようとした瞬間、視界に一つの姿が現れた。やっぱり、天使だ。天使がゆっくりと私の前に舞い降り、月光に照らされた白い翼が眩いばかりに輝いている。

「あなた、自らの使命を果たすのだ」天使は口を開き、その声は実に心地良く響く。まるで天国からの祝福を携えているかのようだ。「その力を使って、使命を果たすのだ」

その言葉を聞いた瞬間、心の中に歓喜の念が込み上げてきた。頭の中で、ある声が嬉々として分析を始める。「今までのすべての経験には、深い意味があったのだ。神が私に試練を与えたのは、意志を鍛えるため。村人の虐めは、寛容の心を試すため。そして今、天使が現れたことは、神が常に私と共にあることの証なのだ!」

「そうだ、私は正しかったんだ!」心の中で叫ぶ。「私の背後には、神の支えと認可がある。天使の出現こそ、何よりの証拠なのだ!」

そう思い至ると、私は感涙にむせんだ。長年の苦しみと煩悶が一瞬にして灰燼に帰す。代わりに芽生えたのは、新たな生を得た喜びと、未来への限りない憧憬だ。

私は天使の手を握りしめ、声を詰まらせた。「私はやります。この使命を受け入れます!この悟りを、もっと多くの人に伝えていきたい。愛と希望が、この世に満ちるように!」


天使の去る背中を見送りながら、私の心は感謝と力に満ちていた。再び田舎道を歩き出すと、一歩一歩に自信と希望が込められている。

ふと、夜空を鮮やかに輝く流れ星が目に入った。漆黒の空にきれいな弧を描いて流れ落ちていく。私は慌てて目を閉じ、心の中でお願い事を唱えた。「どうか、彼らに苦しみを味わわせませんように」

お願いを終えて目を開けると、遠くを見つめる私の眼差しは固く定まっていた。体の奥底から沸き上がる、かつてない力を感じる。それは正義への渇望であり、平和への希求だ。この力を使って、世の中の悪を払拭し、心の中の美しきものを守っていこう。

私はこの瞬間、神の御加護に心から感謝していた。運命を変える力を授かったのだから。心に固く誓った。この贈り物を無駄にはしない、もっと多くの人々に優しさと温もりを届けると。


力強い足取りで、ついに大山の家の前にたどり着いた。見上げると、屋根の上を小鳥たちが旋回し、澄んだ鳴き声を上げている。彼らが私の到着を喜び、祝福していることがわかる。天使がひそかに、私に道を指し示し、励ましてくれているのだと悟る。

明るい月光が中庭に降り注ぎ、辺り一面を銀色に染め上げる。視界が澄み切って鮮明になる。

私は何気なく農具を手に取り、自信に満ちた足取りで大山一家の寝室へと踏み込んだ。ふと疑問が頭をよぎる。神の力を授かったのに、なぜ農具を手にするのだろうか。だがすぐに答えが浮かんだ。農具は私の決意と力の象徴なのだ。目の前の使命に集中できるよう、助けてくれるのだろう。

寝室のドアを開けると、目に飛び込んでくるのは微笑ましい光景だった。薄暗い明かりの下、大山夫婦が穏やかに眠っている。息づかいは深く、規則正しい。子供たちは別のベッドで小さく丸くなって眠っている。純真な寝顔は天使のようだ。部屋には木の香りと石鹸の清々しい香りが漂い、心地よさを感じさせる。

耳に届くのは、ただ規則正しい寝息と、ベッドが時折軋む音だけだ。まるでこの瞬間、世界中がこの一家を中心に静止したかのようだ。私は立ち尽くし、この光景を見つめた。温かな想いが込み上げ、彼らの幸せを心から喜んだ。私は、鍬を振りかざした。


突然、大山が寝返りを打ち、口の中で何かつぶやいた。私の心臓は跳ね上がり、手の動きも一瞬止まった。慌てふためいた私は、咄嗟に逃げ出そうとした。彼に見つかるのが怖かったのだ。

しかし、理性がすぐに私を冷静にさせた。息を潜め、大山の一挙手一投足から目を離さないよう、細心の注意を払った。部屋の中は静寂に包まれ、耳に響くのは私の鼓動のような心音だけだった。

先ほどの一瞬、大山が目を半分開けて、真っ直ぐ私を見つめているように見えた。その眼差しは詰問と不満に満ちていて、まるで私の所業を糾弾しているかのようだった。背筋に冷たい汗が流れ、掌は湿って滑りそうになった。

「もしかして、もう気づかれたのか?奴は寝たふりをして、現行犯で捕まえようと待ち構えているのか?」内なる恐怖が波のように押し寄せ、息が荒くなり、呼吸が詰まりそうだった。

しかし、しばらくすると大山は微動だにせず、呼吸は相変わらずゆっくりと長かった。「さっきは錯覚だったのかな?」それでも私の心は落ち着かず、物事がそう簡単ではないような気がしてならない。「ひょっとして、私が手を出した瞬間、奴は飛び起きて、容赦なく痛い目に遭わせるつもりなのでは?」

想像の中で次々とぞっとするような光景が浮かんでは消えた。怒り狂う大山の顔、振り上げられた拳、そして歪んだ笑み......恐ろしい情景が入り乱れ、目眩を覚えた。

「今こっそり立ち去れば、まだ間に合うかもしれない」私は苦悩の中で揺れ動き、自然と両手が震え始めた。先ほどまでの天使の言葉と勇気は、一瞬にして霧散していた。

その場に立ち尽くしたまま、私は板挟みになっていた。理性は勇気を奮い立たせ、使命を果たすよう促す。しかし本能は、より大きな苦痛を避けるため、早く逃げるよう警告していた。

一分一秒と時は過ぎていくのに、私はまだ決心がつかずにいた。その時、大山が再び寝返りを打ち、長い溜息をついた。私は身震いし、思わず息を呑んだ。その溜息は静寂の中で妙に大きく、背筋が凍る思いだった。

「やっぱり目が覚めたのか?」恐怖が大きな手になって、私の喉を締め上げる。もう大山を見る勇気もなく、慌てて逃げ出そうとした。だが、足は鉛を詰められたように重く、一歩も動けない。冷たさが足の裏から全身に広がり、その場に崩れ落ちそうだった。


その時、誰かが私の肩に手を置いた。振り返ると、そこには母の姿があった。いつの間に現れたのか、月明かりに照らし出された優しい顔が見える。途端に、涙が溢れ出し、懐かしさと後悔の念が入り混じって湧き上がってきた。

この神聖な瞬間、母の表情ははっきりとは見えない。ただ「家に帰ろう」とひと言つぶやくと、私の手を取った。その手はいつもの通り、温かくて頼もしい。まるで迷える子を導き、正しい道へ連れ戻そうとしているようだ。

私はうなずき、母の意図を察した。母に連れられ、部屋を後にする。背後で大山一家はまだ熟睡している。この一部始終に、まったく気づいていない。母が私を救い、罪への道から引き戻してくれたのだと悟った。


翌日の朝、温かな日差しが窓から差し込み、大山一家の寝室を金色に染め上げた。眠りの中にいた彼らは、その明るい光に目を覚まし、ゆっくりとまぶたを開けた。

部屋の中には、かすかな米の香ばしい匂いと、目玉焼きの香りが漂っている。母はとっくにキッチンで忙しく立ち働き、家族の朝食の支度をしているのだ。フライパンと鍋がぶつかり合う快い音が、水の流れるザーザーという音と重なり合い、新しい一日の始まりを告げている。

子供たちは待ちきれずにベッドから飛び降り、裸足のまま洗面所へと駆け出していく。弾けるような笑い声と水しぶきの音が入り混じる。一方、大山はゆっくりと体を起こし、伸びをして、全身に満ちる朝の活力を感じていた。

簡単に身支度を整えた後、家族は食卓を囲んで集まった。母が湯気の立つご飯茶碗を運んできて、黄金色の目玉焼き、そして新鮮な野菜を並べる。食べ物の香りが鼻をくすぐり、みなの食欲をそそる。満面の笑顔で箸を手に取り、この美味しくて温かな朝食にありつく。ご飯はほくほくで、目玉焼きはジューシーで香ばしい。野菜の歯ごたえは抜群で、みずみずしい。一口一口に幸せと満足感が込められている。


そこへ、どたどたと慌ただしい足音が近づいてきた。大山が急いでドアを開けると、隣人の山田 勉が立っていた。いささか動揺した様子だ。

「大山、聞いたかい?昨夜、近所で溺死者が出たんだと。お宅の辺りで変わったことはなかったかね?」山田は声を潜め、家の中の人を驚かせまいとしている。

大山は内心びっくりしたが、子供たちが食事の最中だったので動揺を悟られまいと努めた。笑顔を作り、山田に言った。

「うちは昨夜、みんなぐっすり眠っていたよ。別に変わったことはなかったね」

山田はうなずき、注意するようにと言い残して立ち去った。大山はドアを閉め、気持ちを落ち着かせてから食卓に戻った。子供たちは今日遊びに行く予定を、キャッキャッと楽しそうに話している。無邪気な笑顔が輝いている。妻は時折、夫と子供たちの茶碗によそう。愛情あふれる表情だ。

その時、大山の妻が何かを思い出したように言った。「あなた、何度言ったら分かるの。農具を使ったら、ちゃんと元の場所に戻してよ」

「えっ、おかしいな。昨日はちゃんと片付けたはずだけど。それより、お前の目玉焼き、本当に上手くなったよな」

夫の褒め言葉に、妻は顔を赤らめ、はにかみながら言った。「またお世辞を。毎日そんなことばかり言って。自分がたくさん食べたいからでしょ」

その会話を聞いた子供たちも、クスクスと笑い出した。


大山家の屋根の上、小鳥たちが羽ばたきし、高々と舞い上がる。朝日の中で優雅な弧を描く。旋回したり、屋根をかすめたり、軒先に止まって高らかに歌ったり。

朝の光の中で、鳥たちの羽が五色に輝いている。真っ赤な炎のような羽を持つ鳥もいれば、サファイアを纏ったかのような青い羽の鳥もいる。軽やかに宙を舞い、生命の歓喜を表現しているかのようだ。


(完)

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