第一話 僕を殺した君〜1人目〜
「海斗〜朝だよ〜ご飯食べよ〜」
「、、、」
目が覚めると目の前には見覚えのある顔があった。
「あ、起きた〜!」
「詩織姉おはよ」
「うん!おはよう!」
まあ、その顔というのは姉の顔だったわけで、こんな感じで朝起きるのは日常だった。
たまに瑠奈っていう幼なじみが起こしにくることもあるけど、大体は詩織姉が起こしにくる。
「おはよ、母さん」
「おはよう、海斗。朝ごはんできてるよ」
「ありがと」
詩織姉に起こされてリビングに向かうと朝ごはんがもう用意されていた。母さんのご飯は美味しいから好きだ。
「「いただきます」」
そうして、家族3人で朝ごはんを食べると、俺は学校の準備をするために自分の部屋に向かった。
「海斗〜今日一緒に行こう!」
俺の安息の地はないのかな?自分の部屋に入ってから準備をしているとすぐに詩織姉がドアを開けて突っ込んできた。
「わかったから急に入ってくるのやめて」
俺がそう言うと詩織姉は頬を膨らませていた。我が姉ながらなかなかに可愛い。
「早く行くよ!」
「はーい」
学校にて、友達と話すわけでなく、俺は絶賛ぼっちで過ごしていた。登校中にいろんな人に見られたのは言うまでもない。だって腕組んでくるんだもん!そりゃあ見られるよね?
ちなみに俺は学校に友達がいないわけじゃない。隣のクラスに瑠奈と同じクラスに1人いる。つまり友達は2人いる。いやあ多いでしょう?
そして、放課後。気づいたら放課後。今日も七時間全部寝てしまった。ちなみに俺は帰宅部なのですぐに帰れる。でも今日は休んでいるはずの友達から連絡がきていたので、ちょっと会ってから帰ろうと思っている。
「おーい、急にどうしたんだy、そういうことか」
俺が指定された場所に行くとボコボコに殴られた後の友達と後何人かいた。
「やっときたか、ちょっと君さあ、瑠奈にこれ以上近づかないでもらっていいかな?」
「なんであなたにそれを言われなきゃいけないんですか?」
「瑠奈から頼まれたんだよ。あいつきもいから近づかないように言ってくんない?って」
俺はそれを聞いた瞬間鼓動が早くなるのを感じた。瑠奈が俺のこといらないってことか。そっか、昔の約束は嘘だったってことか。
昨日のも嘘だったってことか。そっか、今までのこと全部嘘だったんだ。
「そっか、わかったもう関わらない」
「わかってくれてよかったよ。じゃあもういいから」
そういって、そこにいた男子たちに殴られる。そして蹴られる。それの繰り返し。痛いといってもやめてといっても、そいつらの殴りと蹴りとそれによる音は止むことはなかった。
「海斗、おかえrってどうしたのその怪我!」
「別に大丈夫」
「どう見ても大丈夫じゃないでしょ!」
家に帰ると詩織姉がすごい心配してくれた。そっか、たとえ瑠奈がいなくなったとしても俺の生きる意味はまだあるんだ。
その後、俺は詩織姉に経緯を全て話した。
「そっか、私はいつでも味方だからね?」
「うんありがと」
そう言うと詩織姉は優しく微笑んでくれた。
第一話です!
こっからちょっとこんな感じのが続きます!
それが終わったら未月も出てくるのでお待ちを!
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