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シアグルガンの手入れに熱中していると、片付けも終わらせてシャワーも済ませた
「まだ髪濡れてる。 ちゃんと拭けよな」
「長すぎて面倒臭いんだもん。 やっぱり切ろうよ」
レイラがそう言うと、駄目だと首を横に振る。
レイラの母が気に入って伸ばしていた髪だったため、レイラも切るのはものすごく嫌だった。泣きたかったけれど、絡まってどうしようもなかった事は、覚えているのだ。そのとき、なぜか
「
濡れて束になった毛先から、雫が落ちて、太腿にぽとりと垂れた。
「俺のはすぐ乾くからいい。 それとも拭いてくれるのか?」
物資調達の前夜は、いつも二人ともに気が滅入る。と言うよりかは、不安を誤魔化すように、お互いに構う事が多くなり、スキンシップもいつもより増える。
軍がいた頃は、龍の応戦や、浮浪者、ゲノスと呼ばれる独立した集団の対処をしてくれ、物の奪い合いで起こる殺し合いなどを抑制してくれていたからだ。
龍の出現地として立ち入り制限区域になった事や、軍のキャンプ地になった事、人口が激減したり
立ち入り制限されている為か、崩壊した
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