校外研修編3
校外研修編三
昼休みの時間が終わり午後に入った。
午後からは魔法師団の話と魔物についての話だった。
魔法師団は日本の自衛隊に枠組されていて、対魔物部隊である。特殊として魔法師団は逮捕権を持っていて、魔法犯罪に関しては警察の権限が加わる。
魔物は太平洋に門が出現して、小型、中型、大型が現れる。そして各地に散らばる為各国が対処している等と勉強のおさらい等が話された。
「あー終わった終わった」
午後の授業が終わるとあきらが背伸びして呟く。
「そうだね」
昴があきらに答えあかり、恵美香を見る。
「さて、行くわよ!」
あかりは席を立ち恵美香を引っ張って教室を出た。
「どこ行くんだ?」「買い物?かな?」
あきらが首を傾げ昴が答える。
あかりと恵美香はショッピングモールに来ていた。
「…あかりちゃん?」
恵美香は引かれるがままショッピングモールにやって来た。
「ごめん、ね。実は…一緒に選んで欲しくて!」
あかりは恵美香にもじもじしながらお願いする。
「…ふふ、ふふふ」
恵美香は笑いを堪えられなかった。
「な、なによ!」
あかりは頬を膨らます。
「まず下着からかな?」
恵美香はあかりの手を引っ張り下着店に入って行く。
「え、え、えー!」
恵美香に引っ張られ下着店に入ったあかりは悲鳴を少し漏らす。
「なにー?昴君に見せるの選ばないとね!」
恵美香はクスクスあかりを揶揄う。
「楽しんでるよね?」
あかりは涙目で恵美香を見つめる。
「……応援もしてるよ」
恵美香は目を逸らし言う。
「……うん」
恵美香が複雑な気持ちなのを察し、やっぱり頼まなければと感じる。
「さー今日は友達として選ぶわよー」
あかりの表情で理解した恵美香は、今日は一友達としてサポートすると宣言する。
「ねー?あかりちゃんはいつからなの?」
下着、服などを買ったあかりと恵美香は休憩がてらフードコートにやって来た。席に座ると恵美香がいつから昴の事気になっていたのかと聞いてくる。
「私と昴は幼馴染で、小さい頃から一緒だったの。好きと理解したのは高学年の時だけど、もっと前から思っていたと思う」
あかりは照れくさそうに話す。
「そうなんだ。だいぶ長いね」
恵美香は長年思っていたんだと言う。
「恵美香ちゃんは?」
あかりは恵美香は?と聞く。
「……私?……私は最近だよ!」
恵美香は遠くを見て答える。
「いつ?」
あかりは真剣に聞く。
「……私はね、中間テストの結果の時ね、……良かったと思ってしまったの。…その時ね、…気づいたの」
恵美香は申し訳なさそうに語る。あかりが満点取れなくて良かったと思ってしまったと。
「気にしないで……何人かの女子にも思われている事だから」
あかりは翔は人気だからと言う。
「心配じゃないの?」
恵美香はあかりに聞く。
「心配も何も、昴を一番知ってるのは私だよ。グイグイ来る子はあまり好きじゃないんだよ」
あかりは自慢気に語り、
「そ、それに…」
あかりは、今は昴は自分の事が好きって分かったからと頬を赤らめる。
「側から見たら分かるわよ!あかりちゃん気づかなかったの?」
恵美香はなぜ今まで昴の好意に気づかなかったのかと聞く。
「昴は皆んなにも優しいから…」
あかりは気づかなかったと首を振る。
「えー!……私にも優しくしてくれているのはそうだけど、レベルが違うよ?」
恵美香はあかりは気づいていないみたいだけど、昴には人によって甘さが変わると話す。
「え?そうなの?」
あかりは気づかなかったと話す。
「好きなタイプは知ってるのに知らなかったの?!」
恵美香は昴の好みは知ってるのになぜ気づかないとツッコミを入れる。
「ぐいぐい行く子しか昴君に迫ってなくて良かったね…もしあかりちゃんと同じ感じの子が攻めたらどうしてたの?」
恵美香は諦めれる半分に言うのだった。あかりぎ思う昴の好みの子が近づいたらどうする気だったのか聞いた。
「だから今負けないからった言ってるもん」
あかりは頬を膨らませて目の前にその人が居ると言う。
「な、なるほどね…」
恵美香は少し照れて答えるのだった。
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