決闘編4
夕ご飯食べた後、あかり、ゆいか、あきら、ゆいかは各部屋に帰ってった。
「ピンポン」
チャイムがなった。
「あかり?どうしたの?忘れ物?」
昴がモニターで確認するとあかりが居た。
「……うん、ちょっとね!」
あかりは困ったように答える。
「開けるね!」「ピッ」
昴は扉をあける。
「……」「どうしたの?」
あかりが玄関に立っていた。昴が顔を覗き込み聞く。
「……あ、あのね!」
あかりが頬を赤くして話す。
「うん」
昴が顔を見て答える。
「す、昴の事、す…す、すごく心配なの!」
あかりは昴をバット見て答え、その後背をを向けた。
「心配?明日の決闘のこと?」
昴は決闘の事と首を傾げる。
「う、うん!そー!」
あかりは、あたふたしながら答える。
「……ね、あかり!…きょ、今日、泊まってく?……やっぱなんでもない」
昴もあたふたしながら言い、やっぱなしと話す。
「と、泊まる!」
あかりが前のめりになり言う。お互い頬が、顔が赤かった。
あかりが先にお風呂に入る。
「……ハーー」「バタバタ」
お風呂の中であかりがため息を吐く。そして足をバタバタさせる。
一方、
「ハー」
昴もため息をリビングで吐いていた。
「何やってるんだろ……」
昴は頭を抱えるのだった。
「お先に……」
あかりがお風呂から出てきた。
「ううん」
昴があかりを凝視する。
「あ、あまり見ないで、恥ずかしい!」
あかりは顔を手で隠す。
あかりは昴からパジャマを借りていて、昴も途中から恥ずかしくなる。
「お、お風呂入ってくるから!あかりは僕の部屋に行っていて!」
昴はそそくさとお風呂場に行く。
「え、昴の部屋!」
あかりは戸惑いながらも昴の部屋に入った。心の中はバクバクで身体隅々まで洗って良かったと思うのだった。
お風呂の昴はと言うと
「え、えーっと、ハー!」
昴は悶々と頭を悩ませるのであった。
決闘当日、
「おはよう」「お、おはよう」
リビングで昴があかりに挨拶し、あかりは照れながら挨拶した。
二人はリビングで食事をとった。
夜はと言うと昴のベッドにあかりが寝て、昴は父親の部屋で寝たのだった。
「寝不足?」
あかりが小さなあくびをし、昴が心配に聞く。
「うんうん大丈夫だよ」
あかりが首を振り答える。
「さて、行こっか!」「うん」
昴とあかりは制服に着替えて学園に行く。
「おはよう」「おはよう」「おは」「おはよう」
昴、あかり、あきら、恵美香が校門前で会った。
四人は更衣室に向かった。
「いいな昴は!」
あきらはボソッと言う。
「あきら君!」
あかりと恵美香がジローっと見る。
「いやいや!男は誰しも思うって!なー!」
あきらはあかりと恵美香から睨まれ、昴に賛同を求める。
「うん?決闘の事?」
昴はなんのこと?と言う。
「それは戦闘マニアだけ!」
あきらは嘘だろと驚く。
「女の子の前で言う方がバカだね」
昴はクスッと笑う。
「ほら!」
その返答にあきらはあかりと恵美香に言う。
「はいはい」「ピッ」
恵美香は呆れて軽く返す。あかりが学生証を更衣室のドアに当ててロックを開ける。
「いってらっしゃい」「うん、ありがとう」
あかりが昴に着替えて来てと言い、昴が入って行く。少しぎこちなく見える。
「なんかあったの?」
昴が更衣室に入ると恵美香が聞いてくる。
「うんうん。なんもないよ」
あかりは首を振り答える。
「ねーねー私も見て行っていい?!」
後ろから声がした。
「きっ」「…何しに来たの!」
恵美香が驚くが堪え、あかりが何しに来たと睨んだ。
「いやー、昨日聞いてしまったら気になってね!」
ゆいかが決闘が気になって来てしまったと話す。いちおう制服着ている。
「あのね!」
あかりはいちおう非公式って言おうとする。
「ガヂャ」「お待たせ」
昴が戦闘服に着替え出てきた。
「やっはろ!」
ゆいかが昴に声をかける。
「どうしたんですか?」
昴が大体予想がつくが、いちおう聞いてみる。
「決闘気になってね!」
ゆいかはさらっと言う。
「……まー良いんじゃないんですか?!」
昴は一班だから多分許可は出ると思った。あかり、あきら、恵美香も同様の許可だと思っていた。
「やったーさすが!」
ゆいかは昴に抱きつこうとする。
「グエ!」
あかりと恵美香に服を掴まれ、ゆいかは首から締まる。
「何するのさ!」
ゆいかは抗議する。
「行きますよ」
昴はフィールドのある部屋に歩いて行く。
「待てよ!」
あきらは追いかける。
「なるほどなるほど!あかりちゃん頑張らないとね!」
ゆいかはあかりと恵美香を交互に見て話す。
「分かってるわよ!」「ゆいか先輩!」
あかりは理解していると言い、恵美香はゆいかを睨む。
「私負けないから」
あかりは小さく恵美香に先制攻撃し昴を追いかける。
「いやー春だね!」
ゆいかはクスッと笑い後を追う。
「……私も負けません!」
恵美香もボソッと言い続くのだった。
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