決闘編2

 翔は決闘をすることになった。


「いつですか?」

 翔は諦めて熊田先生に聞く。


「明日だ!予定大丈夫か?」

 熊田先生が明日の土曜日と話す。


「休みじゃんかよ!」

 あきらが休みの日に決闘ってと言う。


「念の為だよ!フィールドを使うので怪我は心配いらないが精神が、な…」

 昴の実力も隠したいが、ダメージ受けたら怪我はしないが、精神にはダメージが残り心配する。


「その為の先生?医師じゃなくてですか?」

 恵美香が熊田先生に聞く。


「もちろん保健室の先生も来る!まーあれだ、フィールド外で問題が起こらない為だ!」

 熊田先生が話す。


「止め役ですね!」

 恵美香が納得する。


「あなた達も来てもいいわよ?」

 熊田先生は三人も見に来る?と聞く。


「熊先生?!」

 昴は実力を隠すんじゃないの?と聞く。


「三人には知っててもらった方がいいと思うけどどうかな?」

 昴の言いたいことを理解して熊田先生が昴に聞く。


「まー皆んななら別に……」

 昴はあかり、あきら、恵美香なら別にいいか、と思う。


「行くわ!」「おう、楽しそうだからな!」「うん」

 熊田先生がどうするかとあかり、あきら、恵美香に聞き三人は行くと答える。


「よし!分かった。明日十時に訓練場に来てくれ!更衣室は開けとくが……女子を使ってくれ!鉢合わせしないようにな!」

 熊田先生は時間と戦闘服に着替えるように話す。昴と可児先輩が鉢合わないように、別の部屋に着替えるよう伝える。


「え!」

 昴が女子更衣室と驚く。


「明日は誰も使わない!許可が出ている。あー、美濃さんか結城さんに開けてもらって!」

 熊田先生は女子更衣室で着替えて問題ないと言い、鍵はあかりか恵美香に開けてもらうように伝える。

 更衣室は学生証で識別され解錠する仕組みだった。


「……わかりました」

 昴はとりあえず返事をする。


 昴、あかり、あきら、恵美香は職員室から退室した。

「めんどい事になったな!」

 あきらがボソッと言う。


「そうだね。可児兄弟めんど!」

 昴も同意する。


「あれは偶然?」

 恵美香が昴とあかりの呼び出しは偶然かと聞く。


「うーん。確か可児兄弟はダブルクラスだったよな?」

 あきらが答える。


「仲良いわね!私は同じ部屋嫌だわ」

 あかりは自身の姉ゆいかを浮かべ答える。


「なになに?私の話?」

 後ろから声がする。


「キャ」「……!」「おっ!」

 恵美香、あかり、あきらがびっくりする。


「なんですか、美濃先輩!」

 昴は後ろから手を回され目を塞がれながら答える。


「やっぱり胸かな?」

 ゆいかは目に当てている手を離す。


「声ですって!」

 昴は声で分かると答える。


「なんのよう?!」

 あかりがゆいかを睨む。


「偶々だよ!」

 ゆいかは偶々会って声かけたと話す。

 

「また…」「なに?」

 恵美香がボソッと呟き、ゆいかが首を傾げ聞く。


「用はいいんですか?」

 昴はゆいかの用を聞く。


「うーん、まー大丈夫かな!」

 ゆいかは別にいいかなと言う。


「何の用だったのよ!」

 あかりはゆいかに問い詰める。


「え、いやー、べ、別にー」

 ゆいかが明らかに動揺する。


「もしかして、お姉ちゃん!」

 あかりはジーッと見つめる。


「あ、そうだ!皆んなはどうして?」

 ゆいかは話を逸らそうとする。


「今日ご飯食べて行きますか?!」

 昴はやれやれと夕ご飯をさそう。


「えっ!ほんと!」

 ゆいかはあからさまに喜ぶ。


「お姉ちゃーん!」

 あかりは呆れながらゆいかに言う。


「だ、だって欲しい物があったんだもん!」

 あかりは欲しいのが合って買ったらお小遣いが無くなったと話す。

 学生証で色々買えるが限度額が決められている生徒もいる。


「ここじゃあれだから移動しようか!」

 昴は周りを見て言う。職員室前で話し込んでいた昴達は移動したのだった。

 

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