第3話 咲子登場

 5月12日

 参議院本会議で採決が行われ、全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案が、起立多数で可決、成立。


 G7富山・金沢教育大臣会合(-5月15日)。


 マサと境は、笠間の古い町並みを歩いていた。井伊直弼の銅像がそびえ立つ広場で、ケアマネの仕事について話していた。境は最近の値上げについて不満を漏らし、マサはその心情を理解していた。突然、近くのラーメン店から芸術家たちが出てきた。彼らは新しい作品の制作に興じていたが、資金面で苦労している様子だった。マサは考え込む中、境に向かって言った。「この街の芸術家たちを支援したい。新しいアートイベントを開催し、彼らの作品を広く知ってもらおう。そうすれば、地域の活性化にもつながるだろう」


 境は頷きながら、「確かに、地域の芸術文化の振興は重要だ。私たちも何かできることがあるはずだ」と返答した。二人は協力してイベントの企画を始め、地域の芸術家たちを応援することに決めた。


 町を歩くマサと咲子は、昼下がりの静かな風景を楽しんでいた。突然、マサは咲子に視線を向け、「咲子さん、最近どうですか?仕事や趣味、恋愛面でも。何か悩みがあれば話してください」と優しく声をかけた。


 咲子は微笑みながら答えた。「ありがとうございます、マサさん。最近は自衛隊での訓練が忙しく、恋愛面は少し疎遠になってしまっています。でも、家路については安定しています。町の変化や人々の暖かさに触れるたび、心が癒されます」


 すると、突然遠くから硫黄の匂いが漂ってきた。驚いたマサは周囲を見渡し、「これは…馬が硫黄の香りを運んできたのかもしれませんね。昔の風景を感じさせます」と話した。


 咲子も眼差しを上げて、うなずいた。「確かに、この地域の歴史と自然が深く息づいています。私たちもそれを大切にしていきたいですね」


 二人は街を歩きながら、静かな時間を共有し、これからの未来に対する期待と希望を胸に抱いていた。


 5月18日

 歌舞伎役者の市川猿之助、猿之助の父で歌舞伎役者の市川段四郎、段四郎の妻の3人が東京都目黒区の自宅内で倒れているのが発見される。段四郎と妻が死亡。猿之助は病院に搬送され一命を取り留める。


 町を歩くマサと咲子は、突然の桜吹雪に包まれた。美しい花びらが舞い散る中、マサは気合いを入れて言葉を投げかけた。「咲子さん、この桜吹雪の中で、新たな気持ちで前を向きましょう。伊賀の歴史と魅力を感じながら、心を強く持ちましょう!」


 咲子も笑顔で頷いた。「はい、マサさん。この美しい景色が私たちの気持ちを鼓舞してくれます。伊賀の情熱と勇気を胸に、新たな一歩を踏み出しましょう!」


 そんな中、通天閣の近くで見つけた骸骨が二人の注意を引いた。興味津々のまま近づくと、骨の周りには不思議なメッセージが書かれていた。「熊の道を行く者は、強さと知恵を手にする。」マサは深く考え込み、「これは何かのメッセージかもしれませんね。伊賀の歴史には多くの謎があります。」


 咲子も興味津々で、「そうですね。このメッセージが示す意味を解明することができれば、新たな発見があるかもしれません。」


 二人は熊の道を辿りながら、伊賀の謎に迫る冒険を続けていった。

 

 

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