第2話:これから起こること。
音楽が鳴り始めて、その音楽に合わせて女性が踊り始めた。
ああ、やっぱり歌か踊りを見せてくれるんだ。
としばらく見ていたら、なんと女性が服を脱ぎ始めた。
ストリップ?・・・こんなところで?
そんなものが見れるなんて、これはそう言うエッチい目的の旅行なのか?
なるほど・・・なんとなく半信半疑だったけどようやく分かってきた。
これは、これから起こるイベントの準備体操みたいなもんだな。
ふたりの女性のストリップが終わってから、余韻も冷めやらぬうちに豪華な
料理が次々、大きな食台に運ばれてきた。
で、次になにが起こるのかと僕は半ば楽しみにさえなってきた。
すると、入り口から、綺麗に着飾った女性がぞろぞろ入ってきた。
入って来たと思ったらひとり前に出て手に持っていた番号札をあげた。
するとガイド
「この番号札と同じ番号の人」
って言った。
あ〜なるほど、さっき僕に渡された番号札はこう言うことだったのか?
番号札と合致した客のところにおネエさんがやって来て寄り添うように
そばに座った。
で、おネエさんが次々客のところに片付いていった。
半分ほどおネエさんが片付いた頃、ひとりのおネエさんが上げた番号が
僕の番号と一致した。
「あ、はい・・・僕です・・・6番です」
それを見たお姉さん、ニコニコしながら僕のところにやってきてそばに
ちょこんと座った。
ああ、こう言うシステムにしておけば、勝手にあの子のほうがいいなんて
わがままを言うバカが出てこないようにしてあるんだ。
なるほどな、頭いい。
だけど、僕の横でニコニコ笑ってる可愛いこの子はいったい何歳なんだ?・・・
めちゃおぼこいじゃん。
もしかして未成年・・・だとしたらダメだろう?
まあ、他の子と取り替えてくれって言わないでいいくらい可愛いかったから
いんだけど・・・。
で、さて豪勢なご飯を食べようと思ったら、おネエさんが箸を持たせてくれない。
なんで?食わせろよって思ったら、なんとおネエさんが箸を持ってご馳走を
食べさせてくれた。
「はい、あ〜ん」
って言いながらその子も僕と一緒に口を開ける。
なんてなこと言われると、もうダメだな、その子のことが好きになっちゃいそう。
分かった・・・ここは日本でいうところのお茶屋さんかまたは遊郭。
お姉さんは芸者さんか遊女。
で僕の横に座った子は自分の名前は「イルマ」だって教えてくれた。
結局、イルマはなにも食べないで、ずっと僕にご飯を食べさせてくれた。
そんなこと彼女でも嫁さんでもしてくれないだろ?
で、ガイドが言った。
「これからホテルに戻りますから、ご自分の横のお嬢さんにホテルの
自分の部屋番号を教えておいてください・・・またはメモでも書いて部屋番号を
書いて渡しておいてください」
って言われた。
なんとなくだけど、これからなに起きるのか想像ができたって言うかもう
確信してた。
部屋番号をイルマに渡したってことは?・・・来るんだよね・・・この後、
僕の部屋に・・・。
それってまじで、・・・そういうことか?
で、ひととおり宴会が終わると、またガイドの後についてホテルに帰ってきた。
部屋でくつろいでると誰かが部屋のドアをノックした。
だから、僕はドアを開けた。
そしたら、イルマちゃんがニコニコしながら立っていた。
部屋に入ってきたイルマは、すぐに僕にハグしてからクチビルにキスした。
僕は僕の部屋の中にイルマちゃんをエスコートしてソファに座らせた。
イルマは少し休憩すると片言の日本語で言った。
「私と一緒・・・あなたお風呂入りましょ?」
つづく。
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