武闘大会編
第38話 このままではいけない
季節は変わり、夏。
「このままではいけない」
ハジメがつぶやいた。その言葉は、
いまは
冷房が効いているため暑くはない。
とはいえ、しばらく動きっぱなしのため、うっすらと汗をかいていた。首からかけている
ハジメは、土曜日に
いや、たまにナオキが仕事でいないこともあった。だが、そんなことはどうでもよかった。
「どうしたら、あいつを引きはがせるんだ」
次の部屋の掃除をしながら、
「ちょっと、時間ある? シーツつけるの手伝ってくれる?」
「はい。
ユニットAの
休み時間。
シンクを運ぶ時間の都合上、11時45分という微妙な時間から休みに入っていた。仕事再開は、12時45分。
「そもそも、
思いが口に出てしまうハジメ。
あわてて口をつぐんだ。
食事が終わる。
トイレからの帰りに、ふと
「これだ!」
またしても、考えていることが口から出てしまった。
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