第22話 買い物
もうすぐお昼。
「さて、今日は何を食べようかな」
「はいっ」
「ん?」
元気よく手を上げた
「今日は、お昼ご飯を作っていいですか?」
「
なんのことだかわからないという表情の
「いまから間に合うのか?」
「はい!」
元気いっぱいの
「アタシ、料理だけはさっぱりなのよ。任せるわ」
「任されました」
勝手に話が進んでいこうとしている。だが、とくに断る理由がないハジメ。
「わかった。頼む」
徒歩5分もかからず行ける場所に、お店はあった。
スーパーマーケット。
いらっしゃいませー。という声は聞こえなかった。客が多い。いちいち対応している暇はないようだ。
「これと、これと、あとは、これ」
牛バラ肉や、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんなどを買い込んだ。
買い物かごはカートに乗せている。ガラガラと音を立てて、店の中を進んでいく三人。
「久々に来たな。ここ」
「油断しないで。ハジメ。
「妙なことはしませんったら。あ。これも」
ハジメの家には、
かろうじて、調理器具はある。
買い物かごの中に
会計のあと、カートと買い物かごを店に返却した。
「これでいいのか?」
「いいですよ」
「そうなのね」
三人で分担して、食材を持ち運ぶ。
ハジメの家に戻ってきた。
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