第3話 おごり
昼ご飯を買いに出かけようとするハジメ。
そこに、当然のように
朝ご飯の前に姿を消したはずの少女の再来に、ハジメは恐怖した。ずっと家の前にいたのではないか、と。
「なんでいるんだよ」
「どこに行くんですか?」
「昼ご飯だよ」
「はい! わたしも!」
頭を抱えるハジメ。
「一人にしてくれ」
「イヤです」
「あのなあ……」
「ん?」
不思議そうな表情の
結局、二人で昼食を食べることになってしまった。
ハジメは
「それで?」
「はい?」
椅子に座っている
「ここの代金、本当に払ってくれるんだろうな?」
「もちろんですよ!」
じつは、
彼女は、
自分もこんな
いぶかしがるハジメ。
「……」
しかし、ハジメも何も言わなかった。ただ、ため息を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます