第32話 学校を作ろう。
「……マジ! マジなんですか!?
師匠が、この国の王子って!!!」
「だから、何度も言ってたじゃん!」
「いや! 信じる訳ないでしょ!!!」
「そんな事より……気になるのは、そこか?
私は、ラクの名前の方が気になるぞ!」
「いいんだ……魔王ーー僕の名前は、気にしないでーー。」
「いや、気になるだろ!
ラットは知ってるんだろ。
教えてくれ!」
「ああ……知ってるぜ!
コイツの残念な名前をーー」
「ラット!!! 絶対に言うなよ。」
「どうしようかなぁ〜……」
*
*
*
「はぁ〜……お兄様に、会いたいですわ……。」
「そうね。レイア……
でも、私は、あの子が元気で生きているそれ以上の事は、望みませんゎ。」
「諦めてはなりません。
わたくしめに任せて下さい!
この、じぃーやが必ずや! 王子であるアイル様を連れ戻して見せます!」
「所で、じぃーやの名前は何て言うの?」
「私は、レウスと言います!」
「そうなんだぁー、今度! お兄様に会ったら教えてあげよう。」
「そうね。 あの子は、何故か皆んなの名前を気にしていたからね。
教えたら! きっと、喜ぶと思うわ。」
*
*
*
「……と! 言う訳でーー
僕達で、魔法学校を作りましょう。」
「これから、もっと忙しくなりそうだな!」
「楽しくなりそうの間違いだろ!!!」
「とりあえず、君達にはーー先生になって貰おうと思うから! そのつもりで、いてね。」
「オレ達が、先生だと!
じゃーお前は、何になるんや。」
「僕は、もちろん生徒さ。
平民設定で、皆んなの注目を集める。
天才魔法使い!
そうすれば、きっとーー僕にも、彼女が出来る事! 間違いなし。って、作戦さ!」
「ふざけんなや。オレ様も生徒が言いに決まってるだろ!」
「いや、でも、ネズミが生徒はーーぶっ飛んでるにも程があるかと……」
「大丈夫!!! ラットには、魔法学校の校長先生をやって貰おうと思っているから。
学校のトップだよ。トップ!!!
ラットには、1番似合ってるよ。」
「そうか……しゃーないな。
学校のトップ! 校長先生になってやるわ!」
そうして、その後ーー皆んなの役職が決まって行った。
書籍化狙います!【〜異世界転生〜創造魔法で楽して生きよう。】 国語力 漫点 @kokugo0
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