第32話 学校を作ろう。

「……マジ! マジなんですか!?

師匠が、この国の王子って!!!」


「だから、何度も言ってたじゃん!」


「いや! 信じる訳ないでしょ!!!」


「そんな事より……気になるのは、そこか?

私は、ラクの名前の方が気になるぞ!」


「いいんだ……魔王ーー僕の名前は、気にしないでーー。」


「いや、気になるだろ!

ラットは知ってるんだろ。

教えてくれ!」


「ああ……知ってるぜ!

コイツの残念な名前をーー」


「ラット!!! 絶対に言うなよ。」


「どうしようかなぁ〜……」



「はぁ〜……お兄様に、会いたいですわ……。」


「そうね。レイア……

でも、私は、あの子が元気で生きているそれ以上の事は、望みませんゎ。」


「諦めてはなりません。

わたくしめに任せて下さい!

この、じぃーやが必ずや! 王子であるアイル様を連れ戻して見せます!」


「所で、じぃーやの名前は何て言うの?」


「私は、レウスと言います!」


「そうなんだぁー、今度! お兄様に会ったら教えてあげよう。」


「そうね。 あの子は、何故か皆んなの名前を気にしていたからね。

教えたら! きっと、喜ぶと思うわ。」



「……と! 言う訳でーー

僕達で、魔法学校を作りましょう。」


「これから、もっと忙しくなりそうだな!」


「楽しくなりそうの間違いだろ!!!」


「とりあえず、君達にはーー先生になって貰おうと思うから! そのつもりで、いてね。」


「オレ達が、先生だと!

じゃーお前は、何になるんや。」


「僕は、もちろん生徒さ。

平民設定で、皆んなの注目を集める。

天才魔法使い!

そうすれば、きっとーー僕にも、彼女が出来る事! 間違いなし。って、作戦さ!」


「ふざけんなや。オレ様も生徒が言いに決まってるだろ!」


「いや、でも、ネズミが生徒はーーぶっ飛んでるにも程があるかと……」


「大丈夫!!! ラットには、魔法学校の校長先生をやって貰おうと思っているから。

学校のトップだよ。トップ!!!

ラットには、1番似合ってるよ。」


「そうか……しゃーないな。

学校のトップ! 校長先生になってやるわ!」


そうして、その後ーー皆んなの役職が決まって行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

書籍化狙います!【〜異世界転生〜創造魔法で楽して生きよう。】 国語力 漫点 @kokugo0

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ