第4話
そしてわたしはついに不思議料理店(ミサビヤ)
を発見したの。
それは黒猫のミミが
テレビの上で転んで脚を脱臼したから動物病院に行くというので
わたしもついていったときのことだった。
「大丈夫ですか、ミミ、院長さん?」
わたしはミミの付き添いで動物病院
(ハザマ)を訪れたのだけど、。
「ここ、保険適用なのかな?」
ミミが妙に要らぬことを気にしだした。
「いいのよ。わたしが全額払うから」
「悪いな、それじゃあ。不思議屋料理店
の場所を教えるよ」
「知ってたの!悪い猫。知ってて隠してたのね」
「本当は人間に教えちゃいけない決まりがあるんだ」
「それでどこにあるの?」
「空の上」
「また、ご冗談を」
「ホントだよ」
「本当?」
わたしは驚いて口をあんぐりあけてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます