第3話
「そりゃあ、あれ、オマエ銀河
ネット詐欺ってやつだよ」
教室でクラスメートの恋羽恵一が
ちゃちゃを入れてきた。
「でもね恋羽、あたし確かにスーパーマンに
なったんだよ」
「シーッ」
恋羽がアタシのさくらんぼのようなくちびるを
指でふさぎやがった。
「なんだよ」
「二度とその話はするな。病院に叩き込まれる
ことになる」
「わたしは正常!」
「そういうやつがいちばん危ないって
よくいうのを知らないか?ともかく
家で二三日安静にして氷嚢あたまに
かぶせて寝てろ」
「もういい、恋羽には以後二度と
もう何も話さない」
「そういうなよ、こんなおいしい話。また随時
報告頼む」
「どっちなんだよ」
わたしはやれやれという気持ちになった。
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