3 礼子

 礼子は自分の頬が引きつるのをありありと感じていた。

 目の前には、上等な背広を着込んだ柿崎が座っている。ステーキを切り分けては口に運び、時折鼻から満足そうに息を吐き出している。

 だが、どこか白々しく、ひとつひとつの所作には、普段の行動をなぞっているようなわざとらしさがあった。

「あまり食事が進んでいないようですが、お口に合いませんでしたかな」

 パスタを巻き取っていただけの礼子はその声にハッとした。

「もしや、体調が優れませんか。顔色が悪いように見えますが」

「そんなことありません。ただ、今日は少し遅めに朝食を食べたものですから……」

 理由まで述べるのは嘘くさかったろうかと思ったが、柿崎は不審がる様子もなく、食事に戻った。

「先生。そろそろ、理由をお聞きしてもよろしいですか?」

 柿崎が口内のものを飲み込んだと見てから、礼子は聞いた。柿崎はウェイターに水を注文してから、

「理由、ですか。夕食にはお付き合い頂けないと思ったもので……まあ、妥協ですかな」

 ふざけているのか本気なのか、表情からは読めなかった。

「そうではなくてですね……こんなところに呼びだすほどの話とは何なのですか?」

 今日は病院でのカウンセリングを終わらせたらすぐに戻るつもりだった。パートはそろっていたものの、臨床心理士が死んだせいで礼子の負担は今まで以上に重たくなった。

 しかし、例のごとく、柿崎からの誘いがあった。今日はいつもよりもしつこく、二〇分ほどで折れた。もし、少しでも下心が見えたら帰ると決めて、柿崎と共にタクシーに乗った。

 そうして連れてこられたのがこのレストランだった。一等地に建つ、超一流だ。礼子はそのときにもなぜこんなところに連れてきたのかを訊ねた。一歩でも入ってしまえば、そう簡単には引き返せない予感があった。

 しかし柿崎はただ一言、

「お話ししたいことがあるのです」

 とだけ言った。礼子が一番恐れていた話は、息子のことだった。上の息子のことがバレて、それにつけ込んで関係を迫ってくるのではないか。そう思ったのだ。あるいは、下の息子が……。そこまで考えかけて首を振った。

 だが、なぜ昨夜はあんな遅く帰ってきたのか。なぜ一昨日の夜、裏口の鍵が開いていたのか。それを考え出すと、いつもナイフを握りしめた息子の姿が思い浮かんでしまう。

 礼子はウェイターが運んできた水を飲んで、自分を落ち着かせた。

「なぜ、私をこのような場所につれてきたのですか。お話しとは一体……?」

 机の下で手を握る。時間を確認すると、まだ三〇分も経っていなかった。もう二時間以上ここに座らされているように感じた。

「そうですね。いつまでも勿体ぶるのも趣味ではありませんし、あまり時間もない」

 柿崎は腕時計に目を遣って、

「少しお願いがございまして……」

 と礼子を見つめた。

「実はこの間、礼子さんと別れたあと元患者の女性に会いに行ったのです。今はホステスをしているのですが、いつものように食事をして、ホテルへ行き、一通りのことを済ませたところで、彼女はこんなことを言ったんです」

 柿崎は自身の腹をさすり、しなを作ってみせた。

「『あたし、妊娠したのよ』と」

 礼子は曖昧に頷いた。

「妊娠、ですか」

「初めは意味が分かりませんでしたよ。当然避妊はしていましたし、騙されているのではないかとも思いました」

「でも、違ったんですね」

「ええ。その日のうちに病院にも行きました。間違いありませんでした。彼女は、医学的に間違いなく妊娠しているそうです」

 水を手に取り一気に飲み干すと、礼子の言葉を待つように目を細めた。

「それと、私と、どのように関係があるのでしょうか」

 身構えていたぶん、肩透かしを食らった気分だった。

「こういう場合、相談するべき相手は弁護士だと思いますが」

「それは重々承知です」

「ではなぜ」

 柿崎は一瞬狼狽え、声のトーンを落とした。

「実は、彼女と大まかな意見は一致しているのですよ。まさしく自分が蒔いた種ですから、私は彼女の意志を尊重するまでです」

 礼子がその下品なジョークに顔を顰めたのに気づく様子もない。

「彼女は現在シングルマザーで、子どもを二人抱えています。それでも産む意志を持っている。そればかりか、私の子を産めることを喜んでいるんです」

 柿崎は面映ゆそうに白頭を撫でると、

「私も惚れているのですよ。形はどうあれ、彼女の妊娠は嬉しく思っているのです」

 日だまりにいるような顔で目を細めた。礼子は首を傾げた。

「しかし、それではやはり、私に彼女とお話しすることはないのではありませんか?」

 柿崎は不意に表情を消した。

「権力や金というのは本当に難儀なものですな。ないと困るが、あっても困るのですから。それから経験というのも、ときに我々の足を引っ張る」

 礼子が頷くと、柿崎は背筋を伸ばした。

「私が礼子さんにお頼みしたいのは、彼女は本当に私の期待通りの理由で子どもを産もうとしているのか、それを聞き出して欲しいのです」

 決まり悪そうに首元のナプキンを外し、

「私は長年医師として活躍してきた。その間どれだけの女性から求婚を受け、どれだけの女性から貶められたか。その中にいったい、何人のホステスがいたか。私はきっと、女性不信を患っているのです彼女のことも、心のどこかで疑ってしまっている」

 寂しそうに目を伏せ、決然とした顔つきで礼子を見た。

「礼子さんには、彼女が嘘をついておらず、私との結婚を心から望んでいることを聞き出していただきたいのです。どうか、お願いします」

 深く頭を下げた。

 礼子は、柿崎の頭頂部を見下ろしながら、やはり男というのは救いようのない馬鹿だと再認識していた。

 女性不信といいながら、本当は期待しているのだ。女が心から結婚を望んでいると。自分との間にできた子を、愛し慈しんでいると。たとえ自分が医師でなくなっても愛してくれると。

「そこまでされては断れませんね」

 口端が吊り上がりそうなのを自制した。

「しかし、きっと私が確認するまでもなく、その女性は先生のことを愛していますよ」

「それは、もちろん分かっています。ですからこれはただの確認なのですよ」

 柿崎は自信ありげに微笑み、

「私は今から席を外します。その間に礼子さんは彼女と話してください。彼女にはこの席までくるように伝えてありますので。三十代半ばの女性です。ある程度話が聞けたら店を出てください。謝礼はもちろん弾みますから」

 肩に手を置かれる。

「では、お願いしますね」

 礼子は柿崎が出ていくのを待って、触れられたところを手で払い、パスタを口に運んだ。高い割には微妙な味だった。


 しばらく待っていると、過剰なラメで装飾されたドレスを着た女が入ってきた。

 周囲の注目を集めているのに全くそれを歯牙にもかけないのは単純に自分に自信があるからだろう。そして、それが自信過剰であることに気がつけないのは、頭が足りないからだ。礼子は頭の中で女を値踏みし毒づいた。

 女は礼子を見つけると、淀みない動作で近づいてきた。きつい香水が鼻腔をついた。

「あんたが柿崎さんの言ってた人?」

 濃すぎるメイクの施された顔には不快感が滲んでいた。

「あれでしょ? 柿崎サンが、あたしの言葉を信じられないって話でしょ? だからこんな面倒くさいことを」

 溜め息を一つ吐き、

「ねえ、あんたって探偵なの? 柿崎サンからいくらもらってるわけ?」

 礼子は苦笑を浮かべた。

「私は心理カウンセラーです。柿崎先生からはまだ一銭もいただいておりませんよ。いただく気もございません」

 女は嘲るように口端を歪ませた。

「で、あんたはどんな言葉が聞きたい? 柿崎サンを持ち上げるようなことでも言えばいいの? それとも柿崎サンに愛でも誓おうか?」

「どんなことでも構いません。ただできれば、思いのままを……」

 なぜ柿崎はこんな女に惚れたのだろう。疑問に思ったのは一瞬で、すぐ答えを出した。

 男は馬鹿だからだ。

 女はふっと息を吐き、

「ホントのこと言ったらあたし、柿崎サンと結婚できなくなるじゃん。だから――」

 捨て鉢な声だった。

「『あたしは柿崎さんを心から愛しています。健やかなるときも病めるときも、一生あの人を愛し、尽くし、共に生きていくことを誓います』。これでいいんでしょ?」

 立ち上がりかけたのを、礼子は制した。

「お腹には子どももいらっしゃるんでしょう? 母体のストレスは胎児にも毒です。もし柿崎さんに思うところがあるのなら吐き出してください。もちろん誰にも……柿崎さんにも他言は致しません」

 本当はこのまま帰しても良かったが、あまりに早いと柿崎に疑われるかもしれない。それに、この女が柿崎をどう思っているのか知りたかった。自身の予想を確かめて、柿崎が――男が無能である裏付けをしてやりたかった。

 女は椅子に戻ると、

「あたし、子どもが二人いるの。一人が高校生で、もう一人が小学生。上はあたしが十八の時に産んだ子で、下の子と上の子の父親は違う。なんとなく分かるでしょ? 二回結婚して二回とも失敗したのよ。原因はお金。一人目は産みたくて産んだけど失敗だったな。そのときの夫はパチンコ中毒だったから、上が産まれて二年もしないうちに別れた。

 二人目はもっと最悪。たまたまできちゃった子だから可愛くもない。こっち夫は、出産祝いを持ち逃げしたわ。どうせなら子どもも持って行ってくれれば良かったのにね」

 そこで言葉を切り、礼子を睨みつけた。

「とにかくあたしには金が必要なの。柿崎サンと籍を入れて、すぐに離婚して、子どもを押しつけて金だけ貰いたい。そのためにわざわざつくったんだ」

 その目は据わっていた。

 礼子はうなずくに留めて、席を立った。女はふっと憂いた顔でそっぽを向いた。その顔には既視感があった。

 店を出ると待っていた柿崎に呼び止められた。

「どうでしたか」

「ええ問題はなさそうでした。先生と籍を入れる意志も固いみたいです」

「そうですか。いやあ、助かりました。いえ、もちろん信じてはいましたけどね」

 顔中に皺を寄せ、

「で、謝礼はいかほど? 言い値で結構ですよ」

「このくらいのことでお金は頂けません」

「しかし、わざわざ時間を割いていただいたのに……」

 礼子は断固として断り、

「代わりに一つ質問をしてもいいですか。あの女性の名前を聞きそびれてしまって、できれば教えていただきたいのですが……」

 柿崎は初めは女の源氏名を答え、その後でフルネームを口にした。礼を言って、礼子はタクシーを呼んだ。去り際に、

「どうぞ末永くお幸せに」

 と笑顔を向けると、柿崎は満面の笑みを浮かべた。タクシーの中でその表情を反芻し、声を殺しながら笑った。


    *


 ビルの入り口で声をかけられ、思わず鼻白んだ。

 声の主は先日も訪ねてきた刑事、天乃だった。礼子は彼がどうにも苦手だった。刑事というのは往々にしてそうなのかもしれないが、鋭い眼光と張り上げるような声が威圧感に満ちていた。

「なにかご用ですか」

 礼子はつっけんどんに言った。天乃は気にした様子もなかった。

「少しお聞きしたいことがありましてね。犯人逮捕のため、ご協力ください」

 またか。礼子はうんざりした。

「今日は少し立て込んでいまして、また後日にして頂けませんか。私自身、同僚が亡くなってまだ気持ちの整理がついていませんし……申し訳ありませんが、今日のところはお引き取りください」

 丁重に頭を下げると、天乃は軽く頷いた。

「分かりました。では一つだけ質問をさせてください。それが終わったら帰りますので。……昔もこの辺りで、現在起きている事件と類似した事件が起きていたことはご存じですか?」

「ええ、それが何か?」

「署内では、このときの犯人がまた事件を起こしているのではないか、と見られていまして……まあ可能性の話ですね」

 礼子は首をかしげた。

「犯人は亡くなっているのではなかったですか?」

「ご存じでしたか。そうです。当時の犯人は、最後の被害者と心中しています。しかし本当に犯人だったのかと疑問が残りましてね」

「疑問、ですか」

「あくまで仮定ですが、自殺した人物は、罪を被せられたのではないか、という見方をしています」

 礼子を見つめた。そこには疑いの色が浮かんでいるように見えた。いや、考えすぎだ。

 だが、あえて不快感をあらわにした。

「なぜそれを私に言うのですか。もし私のことを疑っているのなら大変不愉快です」

「ああ、いえ。決してそういうわけではありません」

 天乃は面食らった顔で、

「あなたを疑っているわけではなく……」

「もういいですか? 仕事が立て込んでいるんです」

 礼子は天乃の反応を待たず踵を返した。

「最後にもう一つだけ」

 呼び止められ半身で振り返った。

「……なんですか」

「息子さんの動向には、くれぐれもお気を付けください」

 礼子は何も答えず、足早にビルに入った。心臓が痛いくらいに鳴っていた。


    *


 クリニックに戻ると、冷たい刺すような視線がいっせいに礼子を向いた。

「ただいま」

 そう声をかけるが、パラパラと返事が聞こえるだけだった。

 礼子は訝ったが、さして気に留めることもなかった。部下と上司の距離感としてはむしろ適切だ。

 自席に着き、過去のカルテを挟んだファイルを手に取る。

 パラパラとめくり、求めていた一枚を探り当てたところで名前を呼ばれた。顔を上げると志奥が立っていた。

「どうしたんですか?」

 突き放すように聞く。志奥は普段と変わらぬ笑顔を浮かべて、

「午前中に一恵様とその息子さんがいらっしゃいまして、私の方で対処しておきました。既に許可はいただいていましたが、一応報告くらいは、と」

「ああ……それは、お疲れ様でした」

 許可という言い回しが鼻についた。志奥は礼子の手元を覗き込んできた。

「懐かしいカルテですね。私がお相手させていただいた、高校生の女の子のものですね。妊娠してしまったって相談に来た。確か名前は……」

「それより」

 礼子はファイルを閉じ、

「頼んでおいた仕事はどうなりましたか。こんなところで油を売っている場合ですか?」

 叩き付けるように言ったが、志奥は飄々とした態度を崩さなかった。

「ああ、それなら終わりましたよ。他は馬場さんと榎下さんが受け持ってくださいました。そちらももうすぐ終わるかと」

「そうですか……」

 志奥は、礼子の手元のファイルを気にしながら、

「……そうだ。市立病院の院長って、セクハラが凄いって聞いたんですけど、本当ですか? 礼子さんも何度も誘われてるみたいじゃないですか」

「どこでそれを」

 眉根を寄せると、志奥は気まずそうに視線を逸らした。

 その先には馬場と榎下がいる。二人の近くには、祝花から供花に成り下がってしまった花束と、供え物が積まれたデスクがあった。

「……私はお二人から聞いて、お二人は、清花さんから聞いたそうです」

 清花とはあの臨床心理士の女のことだった。

「それで、本当なんですか。過去の患者とも肉体関係にあるそうじゃないですか」

 清花のあまりの口の軽さにも、志奥のあけすけな物言いにも憤りを覚えたが、とやかく言う気も起きず、渋面で頷いた。

「本当ですよ」

「へー、そうなんですか」

 志奥は驚いたような、感心するような声を上げ、カルテを指さした。

「もしかして、この子と何か関係があるんですか」

「その元患者の女性の娘さんらしいですよ。だから、まあ……納得はしましたね」

 礼子は声のトーンを落とした。妊娠した女子高生と、子どもを疎ましく思うホステスの女。親が親なら子も子だ。

 志奥は苦笑いを浮かべて、

「まあ、なんとなくカウンセリングしたときから怪しいとは思ってはいましたが……。ちなみに、母親はなんて名前なんですか」

「なつみ、だそうです」

 礼子は源氏名を教えてやった。

「なつみですか」

 記憶するように復唱してから、机上のカルテを手に取った。

「この子には妹がいると聞きましたが、心配ですね。何もなければいいんですが……」

「どうでしょう。子どもの方は苦労しているかもしれないですね」

「まったく、嫌になりますね」

 珍しく怒った口調だった。

 それからも志奥は、政治経済から宗教、グルメ、スポーツ、都市伝説、美容にまで話を広げて、礼子の反応がないのも気にせず、語り続けた。

 口数の多い志奥は珍しかった。本題を切り出すタイミングを伺っているように見えた。

 だがわざわざそれを礼子から聞いてやることもなかった。

 新作の香水が発売されたという話題になったときだ。礼子は清花のデスクに小瓶に気がついて、

「その香水って、あれのことですか?」

「ええ、私がお供えしたものなんです。清香さん、あのブランド好きだったから……」

 自分のジャケットから同じ小瓶を取りだした。

「私も好きなんです。嗅いでみてください」

 身を引いた礼子にも構わず、志奥は香水を振った。瞬間、心臓が大きく跳ねた。

 昨日、息子から嗅いだのと同じ臭いだった。

「良い香りですね」

 礼子は動揺する内心を押し殺しながら、

「これって、いつ発売されたものなんですか?」

「確か、先月の半ばだったと思います。ちょっとお高いんですけど、すごい人気なんですよ」

 礼子は気のない風に質問を重ねた。

「香水ってどれも同じ匂いじゃないんですか?」

「ぜんぜん違いますよ。去年は柑橘系でしたし、その前のものは確かに甘い匂いでしたが、もっとケバケバしい感じで。毎年少しずつ変わっているんです。あ、でも今年のものは、昔の復刻版なんですよ」

 志奥は懐かしむような声で言った。

「清香さんも、これは持っていたんですか」

 祈るような気持ちだった。志奥はさらりと答えた。

「今年のものはまだって言ってましたよ。子どもが生まれるので、控えようしていたみたいで……それがなにか?」

「ああ、いえ、別に何でもないんです」

 礼子はようやく平静を取り戻し、椅子に深く腰かけた。

 息子から香水の香りがした理由は分からないが、少なくとも、清香に接触したというわけではなさそうだ。同じ香水を使う誰かと会っていたのだろう。

 志奥はしばらく不思議そうな顔をしていたが、

「あ、そうでした」

 と何かを思い出しように、白い封筒を取りだした。礼子は息を呑んだ。退職願だった。ずっとこれを切り出すタイミングを伺っていたのだろう。

「すみません。諸事情で、来週いっぱいで仕事を辞めます」

 その瞬間、オフィスの時間が止まった。これだからパートは。

 礼子はそう思いながら、安堵にも似た気持ちでそれを受け取った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

反旗 冬場蚕〈とうば かいこ〉 @Toba-kaiko

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ