第五章
1 圭祐
そのニュースを見たのは家を出る直前だった。トーストを口に運びながら、何気なくテレビを眺めていると、通り魔事件の被害者が出たという報道が流れた。淡々としたニュースキャスターの声と共に、親子の写真が映し出される。圭祐があの廃ビルで見たものと同じだった。
今度の被害者は、あのミサの場にいた妊婦とその娘だった。
以前の犯行から二週間以上空いていたせいか、それとも被害者が母子だったせいか、どの番組でも大きく取り上げられ、センセーショナルに報じられていた。
あるニュース番組では、出演者が口々に悼み、あるニュースバラエティでは、犯人像について、専門家やコメンテーターが、嬉々として弁舌を振るっていた。
その番組の中で、ひときわ騒がしいコメンテーターが、
「この犯人はね、絶対に学生ですよ。思春期の学生というのはね、フラストレーションが溜まりやすいですよね。だから、それを発散するため女性を襲うんです。男子高校生ではないでしょうか。しかも今回は妊婦さんも襲われてるわけですから、非常に悪質ですよね。自分よりも弱いものを襲うのもきっと自分に力がないことを分かっているからでしょう。模倣犯にせよ同一犯にせよ、警察はこの犯人を、一刻も早く逮捕すべきです」
そんなの当たり前だ。
圭祐はすぐ珠希に電話をかけた。珠希は電話に出るなり、
『ニュース見たんだね。今日は学校の屋上に集合しよう。なるべく早く来て』
すぐに切られた。圭祐はトーストの残りを口に押し込み、テレビを消した。
学校に着いたのは、八時前だった。まだ校門に生徒指導の教師も立っていない時間だ。一段飛ばしで階段を駆け上がり、屋上の扉を開ける。珠希は既に来ていた。
「早いな」
「圭祐が遅いだけだよ」
軽く笑って、
「あの親子、殺されちゃったね。せっかく見逃してあげたのになあ」
同情するようではなく、むしろどこか、嘲りが含まれていた。
「これはただの確認なんだけど、珠希はあの二人を殺したりしてないよな」
「もし殺してたらどうする?」
珠希は揶揄う目をした。
「……真面目に聞いてるんだよ。昨日、僕と公園で別れたあと、お前はすぐ家に帰ったか?」
「私だって真面目に聞いてるよ。もし私が二人を殺したんだとしたら、圭祐はどうするの。目を瞑ってくれる? それとも共犯者じゃなくなる?」
こちらに一歩踏み出してくる。
「でも、無理だよね。一緒に職質も受けたし、圭祐は写真も持ってる。ボイスレコーダーは私が持ってるし……それでも私から離れていくの? 私は他にも圭祐の弱みを知ってるのに?」
そこで言葉を切り、
「例えば、あの子――後輩の宮下君、とか」
「宮下は関係ない」
反射的に言い返していた。これでは白状したようなものだ。圭祐は両手を上げ、
「今さら珠希から離れようとは思ってない。ただ、もし嘘をついているなら心外だって言いたいんだ。お前はあの二人を殺したのか?」
珠希は少しだけ考えてから、
「……少なくとも私は、殺してない。私が人殺しをしないっていうのは、圭祐も分かってるでしょ? それにあの親子が殺されたとき、私は圭祐と職質を受けていた」
確かにそれはそうだ。
昨晩、二人の刑事は無線を受けるなり、血相を変えて公園を出て行った。あれは親子の死体が見つかったという報せだったのだろう。
「じゃあお前は、あの二人を殺してないんだな」
「もちろん」
そう言ってから、
「ああ、でも。誰かに頼んでやってもらったとかは、あるかもね」
嘘か本当か表情からは読めなかった。
「それと、しばらく妊婦を襲うのは休止にしようか。ニュース見たでしょ? 通り魔事件と暴行事件が同一犯だと思われてる。今動くのは危険だ」
驚きが顔に出ていたのか、珠希は唇を尖らせた。
「私だって不本意だよ。まさか同一犯とされるなんてね。思ってもみなかった」
「それは、自分で仕掛けたのに、っていう後悔か?」
「どうかな」
意味ありげに微笑むだけだった。
「まあでも良かったんじゃない? 殺された子って学校でいじめしてたみたいだし。二週間前に殺された小学生も、その前の中学生も。今までの被害者は全員そうらしいよ。一番目の被害者もそうだったよね?」
「ああ」
一番目の被害者は羽崎と共に宮下をいじめていた一人だった。小柄で力が弱いくせ、なまじ誰かに取り入るのが上手かった。
「それもPTAからか?」
「あのおばさん集団は聞かなくても、勝手にペラペラ喋ってくれるんだ。本当にPTA制度は私向けだよ」
PTAを発足した人間は、まさか少年犯罪に利用されるとは思ってもみなかっただろう。
「でも、大人になったらどうしようね」
珠希は思案顔になった。
「今はこうやって色々なことを利用できる立場だけどさ、大人になったらこんなこともしづらくなる。妊婦が誰とか、分からなくなるよね。私がPTAに入るとか? でも子どもは作らないしなあ……」
「大人になってもこんなことやるのかよ」
「当たり前じゃん。私は世界を変えたいんだ。たとえ私が死んだとしても、この思想だけは絶対に絶えさせたりしない。……そのときも、圭祐が私の隣にいると良いな」
「高校を卒業したら、もうお前とは関わんねえよ」
言下に拒絶した。食い下がってくるだろうと思ったが意外にも、
「まあ、そうだよね」
と儚げに笑った。圭祐は肩透かしを食らった気分だった。
「じゃあ、また連絡するから。それまではお互い待機ってことで。寂しくなったら、たまに連絡してきても良いからね」
ぺろりと舌を見せると、屋上を出て行った。圭祐は登校してくる人波を眺めながら、自分の立場が今どこにあるのか考えた。
*
放課後。ホームルームが終わると、圭祐はすぐ職員室に向かった。
珠希が言っていた通り、教師陣は忙殺されているようだった。どのデスクでも電話が引っ切りなしに鳴り、人の出入りも激しかった。
圭祐は周りの目が自分に向いていないことを確認しながら、二年生のクラス担任のデスクが固まっている島へと近づいた。まだ教室にいるのかどこも空席だった。
各担任のデスクを歩き回り、クラス名簿を一つ一つ確認した。
そして『佐藤珠希』という名前が、二年のどのクラス名簿にもないことを知った。
これは一体どういうことだろう。
ふと時計を見上げると、職員室に入ってから十分が経過していた。大きく深呼吸をして、圭祐は職員室入り口の左方に設置された戸棚へ足を向けた。
ここからが、本番だった。
クラス名簿を見ている程度なら大して咎められることはない。しかし今からすることは違う。個人情報保護に関わる問題だ。バレたら激しく糾弾されるに違いない。そしてその理由も問い質されることになる。犯罪も明るみに出るかもしれない。
視線が向いていないことを確かめ、戸棚を開けるまで十八秒。何冊も並ぶ分厚いファイルから、今年の二年生のファイルを見つけるのに十二秒。手に取るのに三秒。ページを捲り始めたところで、
「おい、なにをしてる」
声が聞こえた。背中に冷や汗が伝う。頭にいくつかの言い訳が過るが、どれも使い物にならない言葉ばかりだった。生唾を飲み込む。手が震える。
圭祐は覚悟を決めて、顔を上げた。
しかし、自分の周囲に人は立っていなかった。見回してみるが、職員室にいる誰も自分のことなど見ていない。どうやら外からの声らしい。廊下で男性教師と女子生徒の言い合う声が聞こえてくる。
圭祐は安堵の溜め息をついて、素早くファイルを検めた。お目当ての学生カルテを見つけるのに九秒。自分の予想を確かめるのに三秒。しまうのに五秒。戸棚を閉じるのに一秒。
ちょうど戸棚を閉じたとき、職員室の扉が開かれた。
クラス担任に不思議そうな顔をされたが、笑顔で会釈すると笑顔を返された。圭祐はほっと胸をなで下ろして、職員室を出た。
*
学校を出た足で圭祐は河川敷に向かった。宮下はいつも通りそこにいたが、いつもと違い、小動物の死体を作っていなかった。
圭祐はその隣に立つと、いくつか確認をしてから本題に入った。
「今、警察の見回りも厳しいからな。職質されたらまずいだろ? 僕に刃物類は全部預けておいてくれ」
宮下は素直に頷き、ポケットからカッターナイフを取り出した。
「念のため、家にあるのも持ってきて」
それにも頷き、すぐ家まで取りに帰った。一〇分ほどで人目を気にするように戻ってくると、血と脂で錆びたサバイバルナイフや、半端に使われたカッターナイフを渡してきた。
「ごめんなさい」
宮下の声は震えていた。
「俺、こんなつもりじゃ……」
圭祐はその肩に手を置いて笑いかけた。
「分かってる。お前が悪くないのは、分かってるから。大丈夫。絶対僕がなんとかしてやる」
「でも……」
泣きそうな顔で言葉を詰まらせて、
「……ごめんなさい」
また頭下げた。居たたまれなくなって宮下に背を向けた。後ろから三度目の謝罪が聞こえてきた。聞こえなかった振りで歩調を速めた。
「ちょっと待ってよ、圭祐」
堤防を出たところで、後ろから声を掛けられた。圭祐はその声に思わず顔を顰め、このまま無視して帰るか、応じるかを一瞬だけ迷い、応じることを選んだ。
「なんだよ……羽崎」
振り返ると元恋人の羽崎奈月が立っていた。羽崎は苛立った顔を隠しもしなかった。
「彼女のこと、そうやって蔑ろにするんだ?」
恋人という言葉をことさら強調するようだった。いつだったか珠希の言っていたことを思い出し、自虐的に笑った。やはり僕に女心は分からない。
羽崎は低い声で、
「あたし、浮気には寛容なんだよ。圭祐がどこで何をしていたって、基本的には許してあげる。相手の女には後悔させるにしてもね」
何を言っているのか分からない、という風に首を傾げると、羽崎は一枚の写真を突きつけてきた。
「でもあたしを襲った人間と仲良くしてるのはどうしても許せないんだ。これ、どういうことか説明してくれるかなあ」
写真には、夜の公園で、圭祐と珠希がキスしている場面が収められていた。
「羽崎を襲った? それ、何の冗談だよ」
目が泳ぎそうだった。笑いかけてみるが、羽崎はクスリともしない。
圭祐は大きく息を吐いた。
「僕が誰と何をしてたって勝手だろ。お前とはもう終わったんだ」
「はあ? なにそれ。そんな勝手が許されると思ってるの? あたしは一度、あんたとの子どもを孕んでんだよ」
「じゃあもう別れようか」
「ふざけんな!」
胸ぐらを掴まれた。
「圭祐さ、自分の立場分かってる? こっちには写真があんだよ。あたしはこの女が何をしてるのか知ってるの。昨日はスカジャン着た女のこと襲ってたでしょ。その前はボロボロな服を着た女だった。あたしは全部分かってるの。圭祐が協力させられてるから、警察にはまだ言ってないんだよ」
勝ち誇ったような顔で、
「それに、これだけじゃない。宮下が学校休んで猫とか殺しまくってるのも知ってるし、さっき圭祐が職員室で何をしてたのかも撮ってある。バラされたら困るのは圭祐じゃないの」
あのとき男性教師が「なにをしている」と声を荒らげていたのは羽崎が盗撮していたことを咎めるためだったのか。
「ねえ圭祐。今あたしの元に戻ってきてくれれば全部なかったことにしてあげる。この女のことは警察に言うけどさ、圭祐が協力してたことは黙っててあげるし、職員室の写真は消してあげる。宮下のことも全部、忘れてあげるよ」
楽しそうな顔だった。
「まさか断らないよね。もし断ったら三人とも人生棒に振ることになるよ。いいの?」
圭祐は大きく息を吐き出した。羽崎は自分の優位性を確信したのだろう。柔らかい笑みを浮かべて、
「ねえ、圭祐。戻ってきてよ」
と優しい声を出した。
「また一からやり直そうよ。それでまた、あたしとの子どもを作ろう? 今度は絶対、誰にも邪魔させないから」
羽崎の執念に、圭祐は身が竦んだ。
圭祐は差し出された手を見ながら、頭を回す。ここで珠希を足切りして、羽崎と睦み合う生活に戻るべきだろうか。いまならきっと丸く収まる。宮下も自分も、比較的軽傷で済むはずだ。
しかしあの日々に自分は耐えられるのだろうか。宮下をいじめていたこいつと、また以前のようにキスをして、セックスをして、最終的には子どもを作るのか? そしてゆくゆくは夫婦となって、家庭を築くのか?
圭祐は何度もくちびるを舐めた。ようやく答えを決めて、口を開いたところで、
「答えはノーだよ。羽崎さん」
後ろから声が聞こえた。
「ごめんね。彼はもう私のものなんだ」
振り返ると、佐藤珠希が立っていた。
「クソ女が……」
羽崎は憎悪に満ちた声を出したが、珠希は一瞥しただけで、すぐ圭祐に向き直った。
「今、私を裏切ろうとしたでしょ。ダメだよ圭祐。君は私の共犯者であって、羽崎さんの恋人じゃないんだから」
「おい、クソ売女! 無視してんじゃねえよ!」
羽崎が吠えた。
「お前のせいで、あたしと圭祐の子どもが……莉緒が死んだんだよ! てめえだけは絶対に許さねえからな」
「私が羽崎さんの子どもを殺した? ごめん、なんの話か分からないや。人違いじゃないの」
「惚けてんじゃねえぞ! あたしは、お前が何をしたか知ってる! あんたはもう終わりなんだよ。あたしが警察に行って、それで全部終わり!」
羽崎は、赤らんだ顔のまま口端を持ち上げた。
「警察、ねえ」
しかし珠希は悠然と構えていた。
「確かに私が羽崎さんを襲った犯人だったら、捕まっちゃうかもね」
ゾッとするほど冷たい目で笑っていた。
「でも、証拠はあるのかな。私が犯人だっていう証拠は」
「は? 証拠ならここにあるだろうが。昨日の夜、あんたと圭祐が二人で何をやってるか、ちゃんと撮ってあるだろ!」
珠希は突きつけられた写真を見ると、身を折って笑い出した。人を馬鹿にするための笑い方だった。
「なにがおかしいんだよ!」
羽崎は珠希の胸ぐらを掴む。しかし哄笑は収まらなかった。
「あはは、ごめんね。笑うつもりはなかったんだけど、やっぱりおかしくてさ」
ようやく息を落ち着かせ、
「で、羽崎さん。その写真が、何の証拠になるんだっけ」
「だから――お前が女のこと、襲ってた証拠になるって……」
「その写真から分かるの?」
「は?」
羽崎は顔を歪ませて、悔しそうに唇を噛んだ。圭祐もようやく身体から力が抜けた。
珠希は二人の反応を見ると、何度か頷いた。
「確かに昨日の夜、公園で圭祐とキスはしたよ。でも、スカジャンの女の人ってどこに写ってるんだろう? そんな写真を持って警察に行くの?『あたしの彼氏が浮気してた証拠です。夜の公園であたし以外の女とキスしてました』って? やってみたらいいよ。きっといい病院を紹介してもらえる」
「ぁぁあああぁぁぁあああ!」
羽崎は苦しみを吐き出すように叫んで、その場に膝をついた。珠希はしゃがみ込み、羽崎に目を合わせた。
「子どものことは残念だったね。でも産まなくて良かったと思うよ。羽崎さんみたいな夢見がちで素行不良な人、子育てに向いてないし。もし産んでたら、子どもは絶対不幸になってた。襲ってくれた人に、むしろ感謝すべきなんじゃない?」
「あたしは……あたしは……!」
「それとも、育てられたのかな? 頭も良くない、バイトすらしたこともない、子どものいる家庭に夢を持つだけのあなたが、どうやってそのお金を稼ぐんだろう。体でも売るのかな? それとも男に寄生する? いつまでそんな生活が続くかな。まさか愛情だけで育てられるとか、そんな馬鹿なこと言わないよね」
羽崎は充血した目で、珠希を睨んだ。
「なあ、返せよ。あたしの子どもを、返せよ」
ふるえる手を宙に伸ばす。珠希はその手を優しく握り込むと、穏やかに笑った。
「でも、本当に良かったね! 胎児は死んじゃったけど、子宮は無事だったんでしょ? きっと犯人の優しさだよ。私だったら絶対に子宮を潰すもの。これからは弁えて生きることだね」
警告の意味が通じたのだろう。羽崎は泣きはらした瞼を痙攣させていた。圭祐はいくらか同情した。
「さて。そろそろ帰りなよ。二度と私達の前に現れないでね。それから今日までに見たこと、聞いたことは全部忘れること。全部だよ、ぜんぶ。その写真も消してね……約束してくれるかな」
甘やかな声だった。羽崎はおこりのように何度も頷くと走り去った。
その後ろ姿が見えなくなってから、珠希は横目で睨んできた。
「あれくらいのことで狼狽えないでよ。ちょっと考えれば、分かったでしょ」
「気が動転してたんだ。ありがとな、本当に助かった」
「裏切ろうとしたくせに、よく言うよ」
鋭い目とは対照的にその口許には隠しきれない愉悦が浮かんでいた。
「何笑ってんだよ」
「なんか楽しくってさ。さっきの、もしかして修羅場ってやつだったのかな。掴みかかられたときは、本当にどうしようかと焦ったよ」
そこで言葉を切って不意に凪いだ表情になると、夕陽に目を細めた。圭祐は日に照らされた彼女の頬や唇から、意識的に目を逸らした。
沈黙が流れる。
「ねえ、圭祐。しよっか」
淡々とした声だった。圭祐の返答を押さえ込むように、珠希は唇を重ねてきた。
抵抗はしなかった。
唇を離した珠希は微笑んで、手を引いた。
「どこ行くんだよ」
「二人きりになれる場所、かな」
それきり二人の間に言葉はなかった。沈んでいく夕陽の放つ、血のような光が危険信号に見えた。
日付が変わってから家に帰ると、玄関で母と鉢合わせた。
「今何時だと思ってるの⁉」
キンキンとした声は頭に響いた。圭祐が顔を顰めたのを見て、母はさらに怒りを募らせた。兄を引き合いに出しながら説教を垂れ、いくつも罵声を浴びせてきた。ここでも教育本を持ち出してきたときは、流石に失笑してしまった。
圭祐は笑っているのがバレないように俯いて、殊勝な態度を崩さなかった。
そうしている間も、圭祐は頭の中で、自分の計画に綻びがないかずっと考え続けていた。
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