第3話

「……もしかしたら、会わせられるかもしれません貴方を民達に」

『それは……本当だろうな?』


威圧感やっば、一般人の俺が潰れそうなくらいの覇気、すさまじいな

でも本当だ、可能性はある


いや俺は死者蘇生とかできないけど、俺は死者蘇生できる物を知っている


そう、あの世界の3番目のクリア条件

アレを使えば全員生き返らせる事ができる


アレはあの世界限定だけど……クリア報酬でこことあっちはくっつくし

何より他の世界とクリア報酬の事もある


だから説得できる!と、思う


「まず、俺が説得に成功すればこの世界と貴方が俺が一時的に滞在してる世界と融合します」

『ほう、この世界と融合?』


「その世界からは違う世界に行けます、そして違う世界で条件を達成すれば報酬が貰えるその報酬の中に死人の蘇生があれば……」

『なるほど、それで蘇生をしろと……だがそれにどれだけの時間が掛かると思う?』


「蘇生報酬は10個で十分です」

『ふむ、それならまだ現実的だろうが……それでどうやって全ての蟲を蘇生する』


「俺の世界で10回死んで、そして生き返れば俺の世界限定ですがで自由に生死を弄れるようになります」

『ふむ……なるほど世界が融合する事を考えればその力を使えば蟲たちの蘇生は可能』


「しかも報酬を使えば食料とか住居とかの問題も解決します」

『ふむ、なるほど……確かに魅力的だ』


「なら……!」

『最後に一つ、私を決断する最期の一押しだ、私を"説得"してみろ』


……これ答えミスったら死ぬやつでは?


「……ただ生きるより、死んだとしても最後まで自分らしい方が良いと思います」

『そうか、なるほどそれは……よし、お前に付いていこうじゃないか』


な、なんか上手く行ったっぽい!

ヤッター!!!


ーーー


も、戻って来た……


『ここが、お前が居た世界か』

「はい、突然連れてこられて大変でした、それでどうですかクリア条件とか」


『……ふむ、私の場合100の異世界を生き抜くの報酬が国の復活、この世界の住民を1万以上にするの報酬が神器 迷宮【大樹海】この世界に神器を10個集めるの報酬が白金プラチナスキル【永劫の栄光王】獲得』

「……最初以外、全然俺のと違う」


『いや、問題は無い、結局お前を殺して生き返らせれば良いし、それに国の復活で民も戻ってくるかもしれん』

「あー、まぁ確かに」


『一つ不安なのはお前が100の異世界を生き抜くとこの世界から居なくなる事だが……』

「それは大丈夫です、俺の場合その報酬この世界と行き来できる権利なので」

『ふむ、戻ってくる事も可能か……よし、それなら速く次の世界に行くぞ』

「えっ!?もうですか!?」


そんな……いくらなんでも性急すぎ……


『この世界には何も無い、お前も食料が必要だろう次の世界でそれを調達するのだ』

「あっそっか!!!」


ああそうだ!俺食えるもんねぇんだ!

餓死する!或いは渇死する!


ーーー



ーーーーーー

人と魔と竜の異世界

基礎報酬

スキル【鑑定】獲得

条件1

勇者の殺害

追加報酬

聖剣 【白】

スキル【勇者】

条件2

魔王の殺害

追加報酬

魔道具 魔界核

スキル【魔王】

条件3

竜王の殺害

追加報酬

称号【竜王】

スキル【竜王】

竜王の遺体

難易度

★★★☆☆

ーーーーーー


難易度が最高星5なんだけど前回の絶滅級って何?ってか今度は誰か殺さなきゃ駄目なの?


ってか……プラチナオウカブトさんどこ!?

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