23 THE "" RULER?

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 ええ?俺が参謀?どういう因果だ?

「なんでこんな、まだ10歳の俺が参謀なんだ?」

「俺が推薦した」


 ストマックが断言する。


「俺は50歳だ。龍族は人に化けるのに40年かかるからな」

「それがどうかしたのか、それと俺の参謀の――」

「50歳の俺と本音でタメ張って話せるのはお前ぐらいだぜ?カイ」


 思わず俺は口を紡ぐ。家族にしか話したことのない話を、コイツは平気で言い当てた。


「なあお前、なんか俺に隠してないか?」

「・・・隠していると言ったらどうなる?」

「何も言わないさ」

「何のために聞いたんだ」

「これでおあいこだな、カイ。俺の代わりに参謀頼んだぞ!」


 そういってストマックは俺の肩をポンと叩く。


 くっそ・・・ほんとに・・・

「お前には敵わんな」


「まあ、ホントのことを言えば俺はグラックス公爵家の代理として動くから絶対に行けないんだけどな。でもそれもお前を後ろからサポートするために動いているだけだから勘違いすんなよ!」


 早口でストマックは捲し上げる。


「フッ、戦場が怖いか?」

「怖いな」


 そういうが否や、俺達は時間も気にせず大声で笑いあった。

 寮母さんに怒られてしまった。



 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼



 翌朝、俺がリビングに降りると、みんなが俺のことを待っていた。

「みんな、いくの?」


 俺がポツリと聞く。


「あったりまえだろう?カイくんだけを行かせるわけには行かないじゃないか」

 ルイが不思議そうに俺に聞く。

「そうよ!カイくん!私も行くわ!」

 一番最初に怖がりそうなエリまでやる気満々だ。


「そ、その・・・みんなに伝えないといけないことがあって・・・」

 俺は言葉を絞り出す。


「俺はこの作戦の参謀になったらしい」

「さん・・・ぼう・・・?」


 アデレードが首を傾げる。

「俺達はこれからタイトン軍についていく。その中で俺はその軍の中でも偉い人になった」


「え!カイくんすごい!」

 ルイが目を輝かせる。


「だから必然的にお前らが部下みたいな扱いになってしまうことを許して欲しい。なるべくそのようには接しないようにするけど・・・」

「あら?カイくんにならどんな命令をされても構わないわ!」


 勘違いされそうな一言をエリは自信満々に俺に言う。


「う、うん」

 俺は困惑気味に頷く。


「そ、それと、今回、ストマックは来れない。でも安心してくれ、アイツは戦いには出ないだけで、ちゃんと俺達といっしょに戦ってくれているから」


「うん!」

「そうだな」


「と、いうことで、ブルガンディ寮のみんなと合流して出発する!」


 昨日の騎士の情報によれば、この学校全体のブルガンディ地方出身の生徒にも志願は募ったという。

 参加する生徒は休学扱いとなるが、進級は可能だそうだ。

 そしてこの街で働くティルス出身の冒険者を加え、義勇軍として戦闘に参加する。


 後顧の憂いも絶った。あとは故郷と家族を救いに行くだけだ!



「これより我がブルガンディ出身の志願兵は、アラステア大公率いるブルガンディ・ソゼウ遠征軍と合流し、ソゼウ王国との戦争に出発する!いざ、出陣!」

 俺はざっと合わせて60人ぐらいの人員と出発する。



 途中で加わった冒険者をあわせ、総勢200人となった俺達は国家の中心、タイトン城へと出向いた。


 何人か濁ったオーラがいるな・・・。気をつけなければ。



 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼



「ティルス出身義勇兵及び準男爵軍、馳せ参じた!タイトン城に入場したい!開門願う!」

 城についた俺達は、衛兵に取りつぎ、入場の手続きをする。

 俺達貴族学校生の爵位は準男爵なので、準男爵軍と名乗る。首都での貴族学校生を名乗る時の暗黙の了解だ。


「合言葉は!」

 衛兵は城壁の上から俺に言う。


「”龍の落とし子”!」

 ストマックから預かった、鍵魔法ノッキングマジックを解錠する”カギ言葉キー”を使い城門を開ける。


 鍵魔法は古代魔法で、所謂”ロストテクノロジー”だ。

 ”カギ”の所持者から”カギ”を教えて貰えることで開く。

 現在鍵魔法付きドアの作り方を知っているのは、知られているだけではアラステアだけのようだ。


 普通にチート過ぎるだろ。


 ともかく、このグラックス家専用の”カギ”を使うことで、俺達はグラックス公爵家の客人として扱ってもらえるらしい。



「おいおい、殿下はグラックス家とつながりがあるんですかい」

「流石元三頭議長の孫だねー」


 口々に冒険者は俺を褒める。

 殿下はよしてくれ。恥ずかしい。



 今のタイトン城の城主は、”戦の女神”と呼ばれる、ユーリア・へッケス・バルトルド侯爵。

 時の三頭議長の一人、その人である。


 衛兵に連れられ城内を歩いていくと、謁見の間に到着した。外に義勇軍を残し、俺だけ入室する。


 ドアが開けられ、貴族たちが両脇に控える中、俺は空のに佇む女性の元まで歩いていく。


 空の玉座は、恐らく王国時代の名残だろう。

 その1個上の段に陣取ることで、王よりも優位な存在として平民出身の貴族も多い議会の威厳を保っているのだろう。


 よく考えたものである。



 俺が侯爵の前に出ると、場は静まり返り、侯爵の発言を待つ。


 俺は片膝をつき、言う。

「私はティルス領主、ソリドが孫であるカイ・ティルス・ブラッドリーです。私は昨日、ソリド王国の横暴により、我が故郷、ブルガンディが危機に瀕していると聞き、同胞を連れ、馳せ参じました。何卒、出陣の許可を承りたく存じます」


 俺は一気に言う。


 すると壇上の美しい女性が一歩前に出る。大体20代後半ぐらいだろうか。垂れ目で褐色の長髪を持ち、とても戦場に出て戦っているとは思えない風貌だ。


 荘厳とした芯とオーラは、俺に威圧感を与えるには十分すぎる。


 漆黒のドレスを着て、優雅にその口を動かし、発言する。


「これがかの有名なソリド氏の孫・・・。とても利発そうね・・・。おっと、申し遅れました。私の名前はユーリア。今の三頭議長よ」


「三頭議長とはですね――」

 ユーリアが言い終わると、ユーリアの秘書らしき男性が発言する。


 どうやら俺が三頭議長について分かっていないと思っているらしい。

 舐め過ぎだ。


「おっとヤロミール?流石に三頭議長は知っているでしょう。10歳なんだもの」

「ですがこうまで言わないとユーリア様の――」

「もういいわ、貴方はこの場では発言禁止よ!」


 そう窘められると、ヤロミールは残念そうに後ろに下がった。


「こほん、まあ、参戦は許可するわ。これは三頭議長連番の命令よ!必ずソゼウ王国を滅ぼしてくるのよ!」

「ははっ、仰せのままに!」

「あなた達、準男爵たちはこれからのオルタンの未来を担う人材よ!そのために戦いや、戦争後の処理についても学んでもらいます。こちらは総大将のグラックス公爵よ。”狂気王”の戦いぶりを存分に学んで、将来に役立てるように!」


 ユーリアが言い終わると、今度はストマックによく似た黒髪で、俺に似た切れ長の目、長身の男が前に出てくる。

「私がアラステア・ジルス・グラックスだ。カイくん、初めまして。これからの行軍の間は私を父と思ってもらってもいい。分からないこと、聞きたいことがあれば何でも聞いてくれ。”狂気王”の名にかけて全て答えてしんぜよう」


 圧倒的なオーラで謁見の間は覆い尽くされる。俺と話すにあたってこれまで溜め込んでいた魔力を放出したようだ。


 わーすご、つよそー


 あれ?でもなんか、少し自信なさげなオーラだな・・・


「さて諸君!これから出陣する!」

 俺の思慮をよそに、アラステアは声を張り上げる。


「ブルガンディ地方は、この国に4つある自治区の内の一つ、重要な場所だ!ここにはそのブルガンディ出身の義勇軍がいる!彼らもまた心を痛め、我らの行軍に参加してくれるそうだ!ここで負けるわけにはいかない!約束を反故にし、我が同胞が傷つけられた恨み、存分に晴らそうではないか!」


「おおおおお!!!!!」



 大広間で歓声があがる。出陣だ。

 その後、慌ただしく準備が始まる。

 出陣する貴族が甲冑のまま大広間を出ていき、出陣しない貴族は各々の仕事に戻っていく。


「やあカイくん。少しこっちに来てくれないだろうか」

 俺も外に行って合流するかと考えていると、不意にアラステアに声がかけられる。

「はい、わかりました」


 そして廊下にでると、周りを確認し、アラステアは俺に耳打ちする。

「少し透明になるよ」

 そういうとアラステアは詠唱を開始する。


「我が龍の血筋に眠る力よ、目覚めん。”限定透明リミテッドクリアー”」

 アラステアがそう告げると、俺は体が浮く。


「少し急ぐ」

「ちょ、ちょっと!どこに行くんですか!」

「行けばわかるさ」

 そう告げるが否や、ものすごいスピードで俺はアラステアに手を引かれ、ある壁の前にたどり着く。


「我が父、”ジルス”アラルカインとその子、ハラルマルダ、ここにあらん」

 壁に向かってアラステアがなにか呟くと、壁に穴が空き、俺とアラステア入る。


 俺が連れて行かれた先は小さい部屋。部屋の中は黒を基調としており、所々金の刺繍のような装飾が壁に刻まれている。


 家具もあり、ここで生活もできそうだ。


「あの〜、ここは?」

「ここは我がグラックス家の秘密の部屋だ。我がグラックス家がまだ王だった時に作られた対暗殺者用の部屋で、入り方を知っている者は私と家族とそこのユーリアだけだ」

「やあカイくん。こんなところで会うなんて奇遇ね」

「うおっ!」


 急に耳元で囁かれて振り向くとそこにはいたずらっぽく笑うユーリアがいた。


「び、びっくりした〜」

「フフ、ドッキリ大成功、なんちゃって」


「まあそんなことより、カイくん。私は君に話がある」

「な、何でしょう」

「この話をする前に、君と私で”契約”を結ぶ必要がある。この聞いた話を君の家族以外に漏らさないことを誓えるか?」

「はい、誓います」


 龍の契約だ。もう後戻りは出来ない。


「よし、とりあえずユーリアくん、説明してくれないか」

 指名を受けたユーリアが説明を始める。


「はい。まずカイくん。カイくんのお祖父様が三頭議長だったことは知ってる?」

「ええ、知ってますよ」

「ならアラステア様が三頭議長だったことは?」


 え?そうなのか。知らなかった。


「知らないです」

「まあそうよね。実際の三頭議長が誰なのかは誰にもわからないようになっているからね」


 へえ〜じゃあ何であの冒険者は俺の爺ちゃんが三頭議長だったのを知ってるのかな。


「もう一つ、アラステア様の寿命は知ってる?」

「はい。ストマックから聞かされました」


 そこまで俺が答えると、今度はアラステアが自ら話をする。

「今、私はこの議会を改革している」

 アラステアの眼光が鋭くなってきている。


「1000年前までは私は内政には関わっていなかった。それはまだこの国の議会が安定していたからだ。だが、時間が経っていくごとに徐々に徐々に、この国の議会は腐っていった。端的に言えば賄賂とコネの横行だ。目に余るほどのな」


「最初は”龍の契約”で時の三頭議長を抑え込むだけでなんとかなっていた。だが、その腐食の侵食は地方にまで広がり、この国を溶かしていった。私の契約だけでは不可能なところまで広がった侵食は止めようがない。だから龍である私はリスクを背負って三頭議長になり、この国の政治を次々に変えていった」


 アラステアは怒りを顕にする。


「賄賂でまかり通っていた魔石の配布の公正化、学校設備の改善、初等義務教育の整備・・・。だが、これをすると既得権益に貪りつく太古から続く貴族の家は反発し、私の足を遅らせようとする。」


 でも、俺は疑問に思う。

「龍である貴方なら、何度も何度も三頭議長に返り咲き、改革を断行することが可能なのでは?」


 その質問を受け取ったアラステアは優しく返答する。


「賢いな、カイくん。確かにそれは誰しも考えつくだろう。だがしかし、独裁を防ぐために議長は三人いるのだ。その残り一人や2人に引っ張られると中々議論が進まないのだよ」


 あー、なるほど。三権分立みたいな感じなのね。


「よって俺はここまで寿命を食いつぶしてまで何も出来なかった。だが、今回の遠征で上手くソゼウ王国を占領できたら、都から離れたところで国力をつけることができる。だがしかし、国力をつけて、このタイトンを落とすだけの時間があるか私にはわからない」


 ゴクリ。

 俺は生唾を飲み込む。

 わ、わからない・・・。だって・・・。


「だから、私がもし倒れた時は、私の後を継いではくれないだろうか」


 アラステアは告げる。

 しかし俺の頭の中はそれどころではない。


「な、なぜアラステア様はその強大な力を行使されないのですか?その力さえあればこの国を滅ぼすことなど容易なはずでは?」


 俺の疑問に、深く頷いたアラステアは口を開く。


「ああ、そのとおりだ。やはりカイ君は他の人にはない目を持っているね」


 せ、世界最強のアラステアに褒められると、結構なんか嬉しい?かも?


「よろしい。だが、いくら私が龍で、そのブレスで敵をなぎ倒そうと、30万も超える兵には勝てんし、精々追い払えてこの国の精鋭3000人程だろう。もちろん対個人だと最強だがな。あとそれと私も年だ。魔力の使いすぎでいつ寝たきりになるかわからない」


「で、でもアラステア様が遠征でタイトンを離れてしまえば、また既得権益を貪りたい保守派は返り咲くのでは?」

「それも心配無用だ。そのために公爵家をストマックに継がせたし、腹心であるユーリアを残す。彼女のああ見えて龍族なのだよ」


「ええ、お任せあれ」

 ユーリアが答える。


「それとカイくん、君にとっては故郷だろう。存分に暴れてもらっても構わない。何度も言うが私は君に、私の夢を継いでもらいたい」


 うーん、継ぐか・・・。


「ですがアラステア様には御子息であるストマックくんがおられるでしょう?」

「ああ、あれに家督は継がせる」

「では私は何を継げば・・・」


 その言葉に、アラステアは目を見開く。


「・・・ほう、これはやはり、”救世主クルセイダー”か・・・」


 なにやら呟いた後、アラステアは続ける。


「はっきり言う。君にはこの大陸の大部分を統べる素質があると確信している」


 え、た、た、た

「大陸統一!?」


「そうだ、大陸統一だ」


「な、なぜ?」

「実はこの大陸は全ての言語が同じだ。どこから来たのかは知らないがな」


 そりゃあそうでしょうね。なぜか日本語が使えるもんねえ。


「最大民族である人族をふくめ、魔族もそうだが、私がストマックから得た情報からは、君がこれを成し遂げる事ができると確信している」


 いやでもしかし、それでも・・・

「なぜこの大陸を統一する必要があるのですか?」


「ふーむ、よし、もし君がエレメンタリースクール生に戻ったとしよう。君の目の前にはいじめられている生徒がいる。どうする?」

「助けます」


 俺は即答する。このシチュエーションは、見た。


「どうやってだ?」

「力で」

「だろう?」


「今、この大陸は戦乱の時代だ。各地で戦争が起こり、その戦争で貴族は武功をあげ、武器を売り、得をする。損をするのはいつも民衆なのだよ」


 アラステアははるか遠くを見つめ、言う。

「私が発明を初めたのはね、そんな民を救って欲しいという一人の女性の依頼によるものから始まるのだ」


「私はその女性の清らかな心に心を打たれ、民を助けるために発明を始めた」


 そこで大きく息を吐き、アラステアは続ける。


「だが、私は弱かった。戦争によりその清らかな女性もろとも、その女性が愛した民さえも失ってしまった。守れなかった。」


「そこから私は、異様なほどに強さに取り憑かれた。時には自らの身体を使い、実験した。私は気付いたのだ。私は自分が強いと勝手に勘違いしていたのだと。守るべきものを背負って戦えるほど、私は強くなかったのだ」


「必死に強くなろうとしたし、”世界最強”の座も恣にした。だが、その座を持ってしても、私はこの国一つでさえまとめることができない。才能が無かったのだ。人を纏める、人の上に立つ才能が」


 俺はアラステアの目を見つめる。

 俺達の目が、ガッチリと合う。


「その点君には人を導き、守る才能がある。その才能は私にはなかった。そんな君だからこそ、私は君に、私の夢を託そうと思う」


「で、でも俺はそんな、アラステアさんのように強くは無いですし、今のままでは大陸制覇おろか、僕の家族ですら守れなくなります」


「ああ。だから私は君に私の夢をなすりつける代わりに、身近な大事な者を守る術を君に伝授する。私の強さの秘訣と、私の持つ全ての知識を君に伝えよう。そのために君を参謀に抜擢したのだ」


 アラステアは手を差し出し、言う。


「どうだ?私の弟子にならないか?」



 お、俺は果たしてこの手をとっても良いのか?

 で、でも、家族を助けるためだ!俺も強くなくちゃいけない。


「ひとつ条件があります」

「なんだ?申してみよ」

「僕も最大限力を尽くしますが、アラステアさんも僕の家族の救出に全力を尽くしてくれますか?」

「当たり前だ」

「わかりました。よろしくお願いいたします」


 龍の契約だ。

 ここまできたら引き返せない。


 それでも俺は、やってみせる。家族を救って見せる。

 これが近道かはわからないけれど、手に入れた幸せを壊したくない。


 それに、前世でもう戦争は懲り懲りだ。

 誰の得にもならないし、あの泣きついてくる女の子の情景は未だに俺の頭からは離れない。

 こんな醜い人の所業が、俺が苦しむだけで消えるなら、何だってやってやる。

 前世では出来なかったけど、この世界では、俺は人の役に立って見せるんだ!


「師匠」



 こうして俺はアラステアの手を取った。


 この先にどんな波乱が起きようと、引き返すことの出来ない、龍の世界の心理への旅立ちの印とするために。

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