久しぶりに雨が降りました

秋の雨は身に沁みて

涙ひとつ落ちました


昨日まで

あなたは隣で笑ってたのに

私のそばに

いてくれたのに

悲しい時に

あなたはいない

もういない


久しぶりの雨は音もなく

私たちの街に降っていて

あなたもどこかにいるはずなのに

ぼやけてちっとも見えません


明日には

この曇り空 晴れて

また変わらぬ日々

流れてゆくのでしょう

けれど

きっとあなたを思い出し

そっと涙を流すでしょう


そう まるで今日の雨のように

時々降る雨のように

思い出優しく包む 雨のように

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