未知の出会い

「痛てて、て」


[俺はどれくらい寝ていたのだろうか。ここはどこなんだ?さっきまでのは夢なのか?]


「やぁ、君」


「誰だッ、俺に何をしようとしているんだ。」


「そんなに焦らないでくれよ。まずはお互い自己紹介といこうじゃないか、僕の名前は【キファ・アウストラリス】この名前はあんまり知らない人の方が多いから【六神聖】の【怒り】の名を冠してるって言った方がいいかな?まぁ僕のことはキファと呼んでくれると嬉しいかな」


「おいおい待て待て【六神聖】とはなんだ?【怒り】ってなんだよ俺には何がなんだかさっぱりだよ」


「んーそうだねどこから話した方がいいのか、なら六神聖とは何かって事から言おうかな。六神聖とは500年ほど前に起きた黒龍との大きな戦いで最も大きな力を見せた六人の英雄のことさ、自分で言っちゃうけどね。」


「じゃあこの場所はなんだよ?

ここは天国か?地獄か?俺は死んだのか?」


「まぁまぁそんなに焦らないでくれよ、ここは僕が封印されてるところさ、君は凄いんだよ?僕の封印の中まで入れたんだから。ここに来れるのは3つの条件を満たした者だけなんだよ、1つ目に4大魔法を全部扱える者、2つ目に黒龍と戦い生き延びた者、最後に僕が君を入れようと思ったかだ。」


「なるほど?ならもし俺がここに入ろうとした時にこのどれかの内1つでも満たしてなかったらどうなったんだ?」


「それはねぇ四肢が破裂してた?かな笑」

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