船の上2

俺は少し部屋に戻って、頭を冷やしていた。しばらくすると、外が何やらいつもより騒がしい気がする。船もいつもと違い少し揺れが大きいと思った。そう思い、ふと扉を開けると、みんな武器を持って走っている、何故だろうかみんな普段と違っていた。俺はその様子を見て急いで武器を手に取った。少し話を聞いたところ何者かに襲撃を受けているようだ。そいつは雲の奥に島が見えた途端いきなり飛んできたそうだ。俺もこれはまずいと思いながら船のデッキへ出た。俺は声が出なかった。


目の前で、皆んなが黒い龍に食べられていたんだ。

船の至る所が燃えていてしかもみんな諦めたような目をしてるいる人やもう既に体が引き裂かれてるものもいた。ティア姉が俺のところにかけつけて言った。


「早く逃げて!この船から」


とその瞬間俺の目は恐ろしい光景を目の当たりにした。黒い龍にティア姉が頭を喰われたんだ。俺はそれを見て足が動かなくなった。そして大きな爆発音と共に俺の意識は遠のいた……


俺は目が覚めると血のように赤く染まった海に囲まれていたそれと一緒に船の焼き焦げたような残骸が俺と流れていた一面を見ると船員の皆んなの死体で海が覆われていたしかも焼けた木材の臭いが立ち込め、遠くで海水が激しく音を立てているそして俺の後ろには頭のないティア姉の体が流れていた俺はそれを見てまた意識を失った。

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