第7話みなさんにご紹介します!!
ターニャさん達を紹介するために私たちはターニャさん達が住んでいるうちに向かいました。
私たちが住んでるところから歩いて5分くらいのところに建っているコテージ風建物がターニャさんのお家で、玄関周りにさまざまなお花を植えていてとても可愛いおうちなのです。
中はカントリーハウス風な雰囲気でとても可愛いですの。
ターニャさんは白髪を三つ編みにして、二つに分けていて、フリフリのエプロンに花柄のワンピースが似合うとても可愛いお祖母様ですし、バトラーさんは白いシャツにデニールを着て優男をそのまんま歳をとった感じでいて優しさの中に元勇者の強さが滲み出ているような素敵なかたですし・・。
なんで紹介をするのを忘れていたのでしょう?
「初めまして、ターニャと申します。リリアンヌの森をこちらにいるバトラーと管理しております。」
「初めまして、バトラーです。」
「やほやほー!僕はヒースだよ!よろしくね!で、この隣の筋肉ダルマは・・。」
「さっきはすまなかったな。パワースだ。なんか面白そうな会話してるなって思っつい入ってしまった!あはははは・・・」
パワースさんの頭にでかいたんこぶが乗ってますわ・・。
「ユリウス・・聞いていいか?」
「ユリウス・・聞いていいかな?」
ダンおじさま(マクリュール公爵)とカールおじさま(ジャクソン伯爵)
がゆっくりと首を父様の方に向けてますわね・・もうあれですわ効果音付きですの。
「うん?」
「・・パワースってあの冒険者パワースで。」
「・・ヒースってあの魔法使いヒースなの?」
「うん!そうなんだよ!!いやあびっくりだよねえ・・。」
「ユリウス・・・・。お前『きみ』は!!!」
二人はなぜか父様と肩を叩き合って喜びを分かち合ってますわね。
「マリア。私たちすごいところに来てしまったのね。」
「というか・・。妄想でキャッキャッしていたのがリアルに目の前に現れると・・。
どうしよう・・私滾っちゃうわ!!」
「ホリー。落ち着くのよ!!滾る気持ちがわかるけど、わかるけど今は落ち着くのよ!」
「そうよ。ホリー落ち着きなさい・・。」
母様達はあれですわね。薄々感じていたのですが、今でわかりましたわ。
貴婦人で貴腐人だったのですわね・・。わっっかるう!!
「あのさ。さっきパワースから聞いたんだけど、、、こちらの森を領地開発しようとしてるって本当かい?」
そうですわ!!その話をしにきたのです!皆様わたくし最近実況するやり方を忘れてしまってるみたいなので、実況が下手になってますわ。
ヒースさんグッジョブですわ!!脱線しそうになるたびに戻してくれる手腕。もうそれはあれでしょうか?パワースさんの面倒?を見続けてきた結果でしょうか?
「うん?ローゼ嬢ちゃんなんか失礼なこと考えてないか??」
ギクっ。パワースさんにむかって首を横に振りました。
「そうかあ・・。怪しいなあ・・。」
怪しくなんともないですわ!気になさらないでくださりませ!!
「ねえねえ・・。ターニャとバトラーはどう思ってるの?この森をずっと管理していたけど、外から人を入れるのに賛成??二人が賛成なら僕はどっちでもいいかな??」
ターニャさんはヒースさんを見て、はあ〜とため息をつきます。
「ヒース。この森はリリアンヌ家の森であって、私たちはこの森の管理とリリアンヌ家の手助けをする。そういう契約でしょ?」
「そっか!!そっか!!なら、これからはリリアンヌの森第二シーズンだね。いやあよかったよ!!いやあ・・若い子達が入ると違うね。歳取るとどうしても目先の維持に囚われがちなんだもん。そろそろ面白いことやりたかったから嬉しいな。」
「ユリウス様。ユリウス様はこの森をどのように開発したんですか?」
珍しくバトラーさんが父様に質問をしてますわね。
他の方は伝説の勇者に伝説の魔王に伝説の冒険者に伝説の魔法使い・・という
レジェンドを目の前になんもしゃべれないみたいですわ・・。
みんな夢心地で見ておりますもの・・。
「そうですね・・。この森って景勝地ってありますか?
景勝地があるなら、そこを別荘地として、マルセイユの貴族とロドーの貴族に売り込みたいですね。そして、うちの周りを開発して、街を作るようにしたいですが、この森の自然さは大事にしたいですね。」
「なるほど・・わかりました。ただ、マルセイユとロドーの中心にこの村はありますが、マルセイユとロドーへ行くのは不便ですよ。その不便さはどう解消しますか?」
「それは魔導車があるから大丈夫ではないでしょうか?」
「あれを出すのは早すぎです。」
父様とバトラーさんはこれから色々と話し合っていきます。
なかなか過熱を帯びてきてますわね・・。
魔導車は早すぎるのですね・・。でもこの森の不便さを解消する方法・・。
ついでに商人とか呼びたいですし・・。商人を呼ぶということは物流を解消したいですし・・・。不便さと物流を一緒に解決する方法・・・。
「列車!!父様列車を作りましょう!!」
「列車ってなんだい?ローゼ。」
私の言葉にアダムス兄様が飛びつきました。
・・・しまったですわ!!つい前世の記憶をポロッと出してしまいましたわーーーっ!!
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