第6話 やっとみんな合流しましたわ!!

ジャクソン伯爵家。マクリュール公爵家の皆さんとやっと合流できましたの!


各々みんな自分の持ち家に入ってルームツアーを堪能してましたわ。


「ユリウス!!やっと会えた!!」

ジャクソン伯爵様とマクリュール公爵様は早速父様の元へどちらが先かと争うように走っていって、父様の体をキツく抱きしめる光景を、お母様たちがあらあらまあまあと仲良しねと生暖かい目線を送っていたのが三日前。


合流してから、お互いの家の荷物を手伝ったりしたりしているうちに、最初はこの共同体に慣れていなかったのですが、一週間立つうちにそこはお互い仲が良く家を行き来し、連れてきた使用人たちもお互いの顔を知っているので、今は遠慮することなく気兼ねなく、どの家族関係なく給仕をしたりしてます。


そして、ついた初日にジャクソン伯爵家の皆さんもマクリュール公爵家の皆さんも

父様がデニールの良さを力説した結果。二家族もデニールの労働服買うことなり、母様は母様でホリー叔母様(ジャクソン伯爵夫人)とアン叔母様(マクリュール公爵夫人)の前で脱コルセットの服を見せた結果、お二人は目を輝かせてマルセイユに行かねば!という話で盛り上がってましたわ。



アダムス兄様とシャーリー姉様とジュリアン兄様は時間が合えばずっといます。

本当。この三人の関係尊いですわ〜。推せますわ!!


「ローゼお姉様。」

「なんですか?エイミーちゃん。」

私はマクリュール公爵家の末妹のエイミーちゃんと一緒にお茶会を楽しんでいるところなんですの。


もう面倒くさいから、これから父様ズ母様ズと一緒くたに呼んでしまいますわね。

父様ズも母様ズもここにきてから一層仲が良くなったというか第二の青春を謳歌してるというか・・もうバイタリティがすごいんですの。



必然的にわたくしが、エイミーちゃんのそばにいておしゃべりをしたりお花を積んだり、お菓子作りをしたりと妹がいたらこういう感じなのだろうと、今日も二人でまったりお茶会を楽しんでおりますの。


「ここにきてから、楽しいことがたくさんあってエイミーはとても嬉しいのです。

嬉しいのですが・・。エイミーも兄様や父様母様みたいなお友達がいつかできるでしょうか?」


私はエイミーちゃんの言葉を聞いて、危うくカップを落としそうになりました。

私はそばにいる侍女のエイミーに視線を向けました

(エイミーちゃんが寝たら、会議を開きたいので皆様読んで頂戴)

(かしこまりました。お嬢様)


「エイミーがそんなことを言っていたのか。」

エイミーちゃんのお父様であるダンおじさまとお母様であるアン叔母様とお兄様であるジュリアン様がホロリと涙を流してます。

「エイミーのことは王都学園が始まる前の時期だからこっちに引っ込んでも問題ないだろうと思っていたのだが・・。」

「そうね。エイミーもみんなに懐いてたし、大丈夫だろうと思っていたけど・・。」

「よくよく考えたら、エイミーの気持ち考えていなかったんだな俺・・くそ!!」

マクリュール公爵家の皆さんは今は寝てるエイミーちゃんの方へ顔を向けます。


「そういえば・・・。ここってエイミーちゃんと同年代の子がいないんですのよね。

ターニャさんやバトラーさん夫妻にお孫さんいないですし・・・。」

シャーリー姉様がおっとりと呟きます。


皆さんは沈黙してしばらく考え込みます。


「なあ・・。ここらで一層のことここを開発するのもいいんじゃねえか?」

ずっと黙っていたパワースさんが声を上げました。


あ!って声を上げてしましました。

わたくしたちはパワースさんを見て思い出しましたの。

「父様!!ターニャさんたちをご紹介するの忘れていましたわ!!」


父様は私とパワースさんを見てああーーーーって叫び声を上げました。


みんなこのムキムキのお爺さん誰?っていう顔で見てますね。







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