第3話 追う者追われる者

私は1人山の中を歩いていた。


「所でお前はいつまで着いてくる。」


そして、私は木の上を見た。

そこには1人の女の人がいた。


「ふふ!見つかってしまうとは!

なんという失態!

かくなるうえは!

私と勝負しろ!」


そう言って2本の刀を抜いた。


「お前はこの!

ヒヅメノコヅチとヒノメノオズで倒してやる!」


と言って襲ってきたが


「あっ、ゴメン

急いでいるから、用がないなら帰って!」


と言って、私は無視をして走った。


「おいコラ!待て!」


それを無視して走り、私はあぜ道に出た。


「ここまで来れば、追ってこないだろ!」


そして、私は周りに沢山の人の気配を感じ


「おい!怠惰様!なんで気づかなかった!」


と言うと、ソレは


『だってなぁ〜!

お前分かってて行ったんじゃないのか?』


と言われ、周りを見渡すと


「ハッハッハ!

旅人がのこのこと我らの隠れ家にやって来たぞ!」


と、山賊達がわんさかと出てきた。


「いや、私は追われていたから」


と言った瞬間


「何故!私を置いていく!」


と言って、追いかけて来た女がいた。


「うわ!ここまで追ってくるのかよ!」


と次の瞬間


「じゃま」


「グハッ!」


たまたま、彼女の前に居た山賊が切られ

周りの山賊達は彼女に注目していた。


「よし!今だ!」


という事で、私は彼女と山賊を戦わせて逃げた。


しかし


「グハッ!」

「やっ!やめてくれ!グハッ!」

「マジで!なんなんだよ!グハッ!」


と山賊達が切られていく断末魔だけが響いた。


「よし!コレで!」


と彼女が言ったので、私は近くの草むらに隠れ、存在感を消していると


「まだ、近くに居るはず!

追いかけるぞ!」


という事で、私が行った方に行ったので


「よし!」


という事で、私は彼女とは別の方に向かった。


しかし


「おい!お前!

わざわざ、あの女をけしかけたな!」


と、山賊のボスらしき男が出てきたので


私は


「じゃま」


と一言だけ言って、首を切り捨て、走ったが、これが罠だったとは気が付かなかった。


「あっ!声がした!」


それに反応して、あのやばい女が私に気がついた。


「やべぇ!バレた!」


という事で、三日三晩森の中で追いかけっこをして、私の保存食が切れかけたので、諦めた。


「おい!もう追いかけっこはヤメだ!

出てこい!クソやば女!」


と言うと、行き倒れそうな女が現れた。


「やっやっと、はぁはぁ諦めたか!はぁはぁ」


と言っていたので、私は仕方なく


「ほら、食料と水な!

なんで、私を追いかける!」


と言うと、彼女は


「お前について行くと、私はまだまだ強くなれそうな気がするからだ!」


と言ってきたので、私は仕方ないか!


と受け入れ彼女に

「私に着いてくるのなら、命の保証はしないが来るか?」


と言うと二パァーと笑い


「うん!」


と言って頷き、私に擦り寄ってきた。


「それはやめろ!」


と言いつつ、押しのけたが、引っ付いて来るので、仕方ないと思い、諦めた。


それが今後女傑と呼ばれる藍と一緒に旅に出る事になった出来事だった。


そして、私は仕方ないと思い、4日前倒した山賊の隠れ家にやって来て、少しの金品を取って、他は分かりやすいように、近くの歩道までの木をなぎ倒して、通りやすいように加工して、歩道を歩き近くの村まで行った。

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