第2話:シモンの思惑。
神様の恩恵でもって地獄から救い出されたシモン。
ノルマを果たすため、落ちこぼれOL「
のアパートに住み着いた。
シモンは凛音を見てまあ多少ドジでも、この子ならビジュアルは合格。
自分の相手としてはそこが一番大事と思った。
シモンはブスは嫌いなのだ。
ってことはシモンは男にはまるっきり興味がないってこと。
女性しか感じないタイプ。
だけど凛音はノーマル。
どっちかって言うと基本的には女子より男子が好き。
女性にまったく興味がないわけじゃない・・・ただ現実に意識にないだけ。
だから自分のためにやって来てくれたシモンのことは嫌いじゃなかった。
すごく優しくて頼り甲斐があるお姉さんって感じだった。
シモンも天使だった頃は、たくさんに女子のをヒーヒー泣かせてきた・・・
いや救って来たから今回も手こずることはないと思っていた。
普段はシモンは姿を消すことができるから、凛音の会社にも
一緒について行って凛音がドジ踏まないようアドバイスなんかした。
凛音が同僚に誘われて居酒屋にお酒を飲みに行く時もちゃんと凛音の横にいた。
ただ姿を現せないから好きな酒が飲めないのが不満だった。
で、ベロベロになった凛音をお持ち帰りされないよう見張っていた。
もし持って帰られそうになったら相手の男を睡眠フェロモンで眠らせた。
まあ、凛音にとってはいたれりつくせり。
シモンにとっては凛音はこれから大切なラブな関係になる相手。
男になんかは渡さない。
そんなこと何も知らない凛音、シモンは自分のことを守ってくれる優しい
お姉さんだと思っていた。
ある夜のこと。
「凛音・・・橋から私と一緒にお風呂に入らない」
「うん、いいよ、入ろ入ろ」
っってことで、ふたりしてルンルンで風呂に入った。
凛音んちの風呂の湯船はふたりが向かい合わせに座るとすっぽり浸かること
ができた。
「可愛いおっぱい」
そう言ってシモンは凛音の乳首を人差し指でクリクリした。
「あ〜ダメだよ・・・感じちゃうでしょ」
「感度いいんだね、凛音は・・・」
「過敏症かのかな?私・・・」
「シモンのおっぱい大きよね、うらやましい」
「大丈夫、凛音のおっぱいも私がモミモミして大きくしてあげるから」
「え〜モミモミって・・・普段そんなことするの?」
「そうね、たとえばエッチの時とか・・・入念に愛撫してあげる」
「エッチってなに?」
「エッチはエッチ・・・」
「それってシモンと私がってこと?」
「何も不思議なことじゃないでしょ?」
「男なんかと違って、妊娠の心配しなくて楽しめるよ」
「シモン・・・待って?・・・あのね私、そう言う趣味ないから」
「女同士なんか考えもしなかった」
「そりゃシモンのことは好きだけど・・・その好きって意味が違うからね」
「そうね、最初はみんなそうね」
「でも抵抗しても無駄・・・私と寝たら、いろんなことが変わってくるよ」
「いろんなことって?」
「うん・・・いいろんなこと・・・心も体も・・・」
「だって・・・私ノーマルだもん・・・セックスなんてイヤって言ったら?」
「だから抵抗しても無駄って言ったでしょ」
「今夜、凛音は私に犯されるの」
「え〜まじで・・・怖いよ」
「大丈夫とっても気持ちいいから・・・この世の何よりもね」
「のぼせちゃうといけないから、そろそろお風呂からでよ、凛音」
「私、先に出てベッドで待ってるから、あとからおいで」
まさかシモンがそんな性癖の持ち主だったとは知らなかった凛音。
どうすればいいのか迷った。
考えてみたら女性とのセックスにまったく極味がないわけじゃなかった。
未知の体験には好奇心をそそる。
でも、やっぱり・・・凛音はシモンとのセックスを拒むため彼女が待ってる
ベッドの部屋に行った。
だけど凛音はすでにシモン出す隠微な香りに身も心もシモンの虜に
なりつつあった、
つづく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます