第4話 喪失感と、、、レイプ
ガチャ!、、、ガチャ!、、、緩慢な金属音がこの部屋の住民の生存を教えてくれる。
『ブチッ』、、、あたまの中で、、何かが切れた。
突き動かされるように、、、あたしは鍵の開いた玄関扉を開け放った!
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「何やってるんですか!あなたは、、、劉ちゃんの告別式にも来ないで、、、何やってるのよ!!」
気がついたら引っぱたいていた。
不思議なほど華奢にぶっ飛んだ先輩は、虚ろな目で仁王立ちの私を見上げている。
「劉ちゃんは、、、劉ちゃんは誰よりも、、、あなたを待っていたのよ!!」
三月「、、、待たないよ」
「え、、、、」
三月「、、、死体は誰も待たないよ」
「え、、、あ、、、」
三月「あいつは、、、あいつは死んだんだ!!」
「あ、、、ああ~っ!!」
この瞬間だった。唐突に理解した。麻痺していた頭が目を逸らしていた感情が全て重なって、、、実感してしまったんだ、、、劉ちゃんは、、死んだのだと!
「う、、、うわあああああああ~~~」
ここからは良く覚えていない、、、私は憤りの全てを先輩にぶつけるように拳を叩きつけてもみくちゃにして、、、でも先輩も同じで、、、あたしたちはいつの間にかお互いを抱きしめあい、、、転がって、、、そしてあたしは、、先輩に、、、なす術もなく貫かれていた。
ーーー
ーー
ー
ー(夢枕)ー
劉「ゆうこ、グッジョブ!!」
「ふざけんな、ばかーー」
さんざん犯されて何度も精をぶちこまれて、気を失った私のところに、またバカヤローが降りてきた。
夢って凄い!
こんなヒドイ犯されかたをした自分を何で俯瞰して見ていられるんだろう。
「犯されちゃったじゃんか~これじゃ妊娠しちゃうじゃんか~」
劉「大丈夫!今回は妊娠しない!保証しちゃう!でも今後は避妊してね?」
何を言ってるんだこのバカは、、、今後なんか、、、ある訳無いでしょ!?
劉「ゆうこ、ここからだよ?ここからが大事。先輩は急速に冷静になっていく。でも、、、そうしたら今度は自殺しかねない。引き止めて!何としても、もう一度身体使ってでも引き止めてね!?」
「いや、、、もう、先輩なんか死ねばいいのに」
劉「ち、ちょっと、ゆうこぉ~~っ!?」
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