第98話 休日5 (百十日目〜百六十日目)
重い色んな気持ちを引き摺って、新幹線に乗り込む。
揺られること三時間、あっという間に目的地の駅に到着してしまった。
まだ揺られていたかったなと思いながら、俺は駅のホームに降りる。
見慣れた風景が、帰って来ちまったのかと俺の心をざわつかせた。
帰りたくないな、戻ろうかな、なんて考えていると、見知った顔の四人が正面から歩いて来る。
男女四人の年齢は24歳、それぞれのペアと並んでベビーカーを押して駅近くのショッピングモールへと続く道を進んで行く。
俺とすれ違うが、彼らは俺の存在に気付いてないようだ。
彼らとは高校時代の三年間、同じ教室で共に学んだ仲なのだが、友人だと思っていたのは俺だけのようだ。
俺が太り姿形が変わったとしても、彼らなら気付いてくれると信じていた。たとえ三年間で二回くらいしか会話してない仲でも、覚えてくれると思っていた。彼らがクラスの中心人物でカースト上位だったとしても、真ん中よりやや下の俺の事を気にかけてくれてると期待していた。
俺は彼らの後ろ姿を見送る。
どうやら俺と彼らの三年間は、薄っぺらなモノだったようだ。
まあ、どうでも良いんだけどね。
現実逃避はこのくらいにして、ちゃんと向き合おう。
母タエコが懐妊した。
それは大変めでたい事だ。
だが、相手は誰だ?
もちろん父だ。
彼らは何歳だ?
父は58歳、母は56歳だった筈だ。
還暦間近でも現役なんすね。
知りたくなかった親の情事。
そういう行為があるのだと理解して、経験した身からしても、親がお盛んだと知るとどうしても頭を抱えてしまう。
決して悪い事ではない、若い証拠だ。
でもな、でもな……。
「この歳で新しい兄弟って……」
何度も言うが、悪い事ではない。
新しい家族が増えるのだから歓迎してやるべきなのに、どうしても受け入れられないのだ。
気持ちの問題だ。
それに、両親が高齢であり体への負担は大丈夫なのか心配になる。
子育ては戦争だと聞くし、体力の衰えている両親が乗り切れるのか不安だ。
まあ、そんなのも所詮は言い訳に過ぎないのだが、母が産むと言ってるのなら応援するしかない。
サポートは兄と姉に任せて、俺は遠くから見守っておこう。
そうしよう、そうしよう。
「ただいまー」
「お帰り、奥で皆待ってるから早く来て」
出迎えてくれた姉のハルカは、ゆったりとした服装をしており、体に負担の少ない服装を選んでいるのだと分かる。
「うん、分かった」
俺はアパートに帰ろうと玄関の扉を閉めた。
何で集まってんだよ、あの人もいるじゃん、姉ちゃんの旦那さん。
帰ろう帰ろうと引き返そうとすると、玄関が開いて俺の肩をがっしりと掴んだ。
「あんた、何帰ろうとしてるの!?」
「いや、義兄さん来てるからつい」
「……まだ苦手意識持ってるの?」
「まあね」
俺は姉の旦那であるマサフミさんが苦手だ。
中学時代、勉強の出来なかった俺は、強制的に塾に通わされそうになったのだが、嫌だ行きたくないと駄々を捏ねた結果、当時、姉の同級生だったマサフミさんが勉強を見てくれるようになったのだ。
どうして姉の友人が?と思わないでもなかったが、マサフミさんの態度が姉LOVEだったので、良い所を見せたいだけなんだなと納得した。
それでも、マサフミさんは勉強ができ、教えるのも上手かった。更に言えば、もの凄いスパルタでもあった。
思えば、実物のムチを見たのもこの時が初めてだったかもしれない。
問題を間違えると、怒鳴られてムチが振るわれパチンと音を立てる。
決して俺の体に振るわれる事は無かったのだが、音が鳴る度に身を震わせたものだ。
マサフミさんが振ったムチの向け先を見て、更に震え上がったりもしたがな。
俺が大学まで出れたのは、間違いなくマサフミさんのおかげなのだが、そんな状態が大学受験まで続き、俺はすっかりマサフミさんに苦手意識を持ってしまったのだ。
姉の顔をじっと見る。
「なによ?」
あのムチは今でも現役ですか?
喉まで出かけた言葉は、これまでに一度も口から出た事はなかった。
「何でもない」
改めて家に上がり、皆んなが集まっているリビングに向かう。
そこでは、甥と姪が馬となったマサフミさんに乗って遊んでおり、子供二人の指示通りに動いている。
その様子を微笑ましそうに見ている大人達。
一見楽しそうに思えるが、いろいろ察している身からすると、目を逸らしたくなる光景だった。
「あらハルト、帰って来たのね。 こっちに座りなさいよ」
「……あっ、母ちゃんか」
いきなり知らない女性に名前を呼ばれたのかと思ったが、それが母のタエコだと気付いた。
そういえば若返ってたんだと、今更ながらに思い出す。
母タエコの隣には、デレデレの様子の父ジンクロウがおり、肩に手を回している。
何だか危ない構図に見えるのは気のせいだろうか、外で見掛けたら即通報されそうな気がしないでもない。
「ただいま。 話聞いたけど、体は大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。 まったく、まさかこの歳で妊娠するとは思わなかったわ」
いやね〜と手を振って答える母。
言葉の割には幸せそうな笑顔を浮かべている。
そして父は気持ち悪いくらいにデレデレだ。
「何か食べる? 今晩はお寿司だけど、昨日のカレーなら直ぐに出せるよ」
母は父をひっぺがすと、よっこいしょと立ち上がる。
その姿は、お腹を庇うように動いており、本当にお腹の中に新しい命がいるのだなと理解する。
「いいよ、自分でするから、休んでなよ」
「大丈夫よ、少しは動かないと赤ちゃんにも悪影響だからね。 だからジンさん離して!」
父は母の手を掴んでおり、離そうとはしなかった。
それを無理矢理引っ張って離すと、台所へと向かう。そして父から睨まれた。
いや、何でだよ。
何もやってないやん。
まさかの非難するような目に、負けじと非難し返すように俺も睨んだ。なんて遊んでいると、腹に衝撃が走る。
「ばあーっ!」
姉の子供である甥っ子が、俺の腹に突っ込んだのだ。
笑顔でこちらを見上げる顔には、寒くなったからか鼻水が出ており、バッチリ俺の服にも付いている。
洗濯しなきゃなと思いつつも、甥の頭を撫でる。
そして更に顔を突っ込んで鼻水を付けた。
コイツは俺の服をティッシュか何かと勘違いしてないか?
そして、その横から姪っ子が突撃して来て、今度は口の周りに付いたチョコレートが付けられた。
「お前らは、俺を何に染めたいんだ?」
鼻水とチョコレート、鼻水は取れてもチョコレートは落ちないんだよな。
二人の頭をわしゃわしゃと乱暴に撫でると、やぁーんと言いながら逃げて行く。
まったく可愛いじゃないか、成長したらきっと憎たらしくなるんだろうなと、そんな風に思ってしまう。というか昔、叔父さんに言われた事がある。昔はあんなに可愛かったのになって、残念そうにしていた。
あの頃は、黙ってお年玉渡せよボケなんて思っていたが、いずれ俺もああなるのかも知れない。
「コラ! お兄ちゃんに何て事してるの!?」
怒ったのは、兄の妻であるヨシナさん。
俺に一種のトラウマを植え付けてくれた人物でもある。
会話は普通に出来るのだが、たまに巨乳の子は見つかったかと揶揄って来るので、きっと一生ネタに使われるんだろうなと諦めている。
「ごめんね、ハルト君。 洗濯するから着替えて来て」
「はい」
「これ秘密なんだけど」
「はい?」
「近くのコンビニで巨乳の店員さん見つけたよ、後で行ってみて」
ニシシとイタズラっぽく笑うヨシナさんは、俺の事をなんだと思っているんだ。
コンビニの店員が巨乳だから何だと言うのだ。仮に見に行った所で、スゲーとか目の保養だなとかなるだけで出会いに繋がるわけではない。もしかしたら、ワンチャン、なんて期待した所で無駄なのは分かっている。
だからそんな理由で行く奴なんて、頭を空っぽのバカな変態くらいだ。
しかし……
「時間帯はいつ頃で?」
人とは時として、バカになる必要があるのではないだろうか。
「馬鹿を言ってないで、早く着替えて来たらどうだい?」
俺の欲望を馬鹿な事だと切り捨てたのは、先ほどまで馬になりきっていたマサフミさんだ。
白いワイシャツに黒いジーンズ、センター分けした髪型に眼鏡を掛けており、ザ・インテリといった雰囲気を醸し出している。
事実、マサフミさんの職種は研究職のようで、頭は大変良い。そのせいか特殊な趣味もあるようだが、姉の理解があるのならば問題はないだろう。
「それにしても……ハルト君、太ったな。 一人暮らしで暴飲暴食でもやっているのか?」
「ご無沙汰してますマサフミさん。 えっと……ダイエットはしてるんですけどね、あははっ」
笑って誤魔化そうとするが、マサフミさんの眼鏡がきらりと光って言葉を続ける。
「あちらで上手く行ってないなら、帰って来てはどうだい? 仕事はこちらにもある。俺にも伝手はあるから、紹介してやれるが」
「いえ、遠慮しておきます。 あっちでやらないといけない事があるので……?」
マサフミさんの誘いをキッパリと断るが、自分で吐いた言葉に疑問を持ってしまった。
やらないといけない事って何だ?
俺はあっちで何をしたいんだ?
「ハルト君?」
突然黙った俺を心配したマサフミさんが首を傾げる。
俺は呼ばれてはっとすると、そのまま振り返って部屋から出て行く。目的は着替える事だが、今は考えるべきではないと思考を切り替えたかった。
「……ごめん、ごめん、ごめん」
独り言が自然と口から漏れていた。
スウェットに着替えると、リビングに戻る。
戻った途端、チビ二人が走って来るが、そうはさせまいと今度は俺が追いかける。
二人は俺が向かって来ると思っていなかったのか、走る方向を変えて逃げ出した。
「きゃーっ!」
甲高い声がリビングに響き渡り、走り回る子供達。
しかし、それがいけなかった。
丁度、台所からカレーを持って来た母がおり、その足元を走る子供達に驚いて足を滑らせてしまう。
誰もがその光景をスローモーションに見えただろう。
跳ね上がるカレー、足を滑らせて後方に倒れる母。
このままでは、体を強く打ち付けて怪我をするだろう。そして、話が本当なら今の母は妊婦だ。
これで体に異常が出たら……。
自然と身体強化を施し一気に加速すると、倒れる母の後方に周り受け止める。
驚いた子供達も転ぶが、それは諦めるしかない。
怪我をしたら治癒魔法で回復してあげよう。
「あっ、ありがとう」
母は助けられたのが分かったのか、感謝を述べて来る。
俺はそれにフッと笑い、跳ね上がったカレーを被った。
「アチーーーィ!!!」
顔を真っ赤にして、バスルームに直行した。
まさか着替えてから直ぐに、スウェットを汚すとは思わなかった。おかげで着替えが無くなってしまった。
学生時代の服が残っているからと渡されたが、んなもんサイズが合うはずもなく、ピチピチのシャツとピチピチのジャージ下で過ごしている。
ちびちびの二人がパチンパチンと叩いて来るが、今度は紅葉でも作ろうとしているのかも知れない。
兄は俺の服を買いに行ってくれているのだが、サイズを聞かないで行ってしまった。俺のピチピチの姿を見て笑っていたので、車ぶつけないかなぁと願っている。
そういえば以前、何カップか見るだけで分かると言っていた気がする。もしかしたら、俺のサイズも見ただけで理解したのかも知れない。
まさか兄の特技の餌食になる日が来ようとは、思いもしなかった。
「夜までご飯、我慢できるの?」
姉が顔を覗かせて聞いて来る。
カレーはまだあるが、ご飯があれで最後だったらしく、準備するのに時間が掛かるらしい。
「大丈夫、そんなに腹減ってないから」
新幹線で軽く摘んだので、そんなに空腹感はない。ただ、出されたら食べるといった感じだ。
「そう。 そういえば、さっきのどうやったの? 凄く速く動いてたけど」
さっきのとは、母を助けた時の事だろう。
俺は再びフッと笑い、髪をかき上げる。シャツがビリッと鳴るが、気にしてはいけない。
「世の中、動けるデブってのはいるもんだぜ」
良いこと言ったなと一人満足する。
デブの社会受けは残念ながら良いとは言えない。しかし、デブにはデブの良いところがあるのだ。力が強かったり、防御力が高かったり、風に飛ばされなかったり、エネルギーを溜めていたりと様々だ。
健康状態?
…………俺は大丈夫だから大丈夫だろ。
姉は呆れた表情をすると、話題を変えた。
「ハルトが住んでる所って、近くにダンジョンがあるんだよね? ハルトも行ったりしてるの?」
「……潜ってはいるかな」
「ふーん、ダイエットのため?」
「いや、ダンジョン行き始めてから太った。 あそこは人の体型が変化するから、気をつけた方が良いよ」
「そんなに大変なことになるの!? 今度、友達がダンジョンに行くとか言ってたけど、注意した方が良さそうね」
「そうした方が良いよ、俺っていう実例がいるからな」
なんて会話をしていると、今度はマサフミさんが呆れた表情を浮かべている。
「ダンジョンにそんな効果は無いよ。 ハルト君の場合は、暴飲暴食した結果じゃないのかい?」
「でも、本当に少しの間で太ったのよ。 二ヶ月ぶりくらいに会ったらこうなってたの。食べ過ぎただけで、ここまでなるものなの?」
暴飲暴食か……やったな、暴飲暴食。
女王蟻の蜜にむしゃぶりついてたわ。
姉が俺を見て来るので、俺はスッと視線を逸らした。
姉の表情がまた呆れたものに変わった。
なんだか責められているような気がしたので、今度は俺が話題を変える事にした。
「ね、姉ちゃんの所は、いつ出産予定なんだ?」
「私は六月、お母さんとヨシナさんは七月ね」
「……母ちゃん、本当に妊娠してるんだな」
「だから電話で言ったでしょ、子供が出来たって」
「そうだけどさ、信じられないじゃん、母ちゃんが妊娠したなんてさ。 父ちゃんハッスルし過ぎじゃね?」
急に話を振られて驚いたのか、テレビを見ていた父がぴくりと反応する。そして振り返った顔には、満面の笑みを浮かべていた。
「俺もまだまだ若いから」
「やかましい」
白髪頭に手を置いて、照れたような仕草をする父を黙らせる。
そんな会話をしていると、ちび達の手が顔まで伸びて来た。どうやら俺の体で紅葉を作れる箇所が、もう顔しか残っていないようだ。
顔に迫って来た手を避けると、二人を抱えて熱い熱い抱擁をしてあげた。
泣き叫んでいるのは、きっと嬉しいからに違いない。
兄が新しく購入して来たスウェットを着ると、サイズはぴったりだった。
やはり、兄の目利きは正確なのだろう。
兄弟に変態がいるかも知れないと、少しだけ不安になってしまう。
「兄ちゃん、犯罪だけは勘弁してくれよ」
「何の話だ?」
「いや兄ちゃんに、変態的な趣味があるんじゃないかなって」
「ねーよそんなもん!?」
必死に否定する所に、さらに怪しさが増してしまう。まあ、認められても困るがな。
時刻も過ぎて、外の景色が暗くなる。
注文していたお寿司が届いて、ついでに冷蔵庫からビールが取り出される。他にも唐揚げや枝豆、サラダなどが置かれており、皆んなで囲って食べるのに十分な料理がテーブルの上に広げられた。
大人の女性陣は、三人とも妊娠しているのでアルコールは無し。男だけでビールを頂く事になった。
「母ちゃん、実際の所どうすんの? 産むんだろうけど、体力的にも金銭的にもキツくない?」
酔いも軽く回った頃、今後の話を改めて聞いてみる。
兄と姉の所にも新たな子供が出来ており、これからいろいろと入用となる。可能なら仕送りくらいはするが、肉体的なものまではどうしようもない。
兄と姉にサポートしてもらおうかとも考えていたが、二人の所にも新たな命が宿っているのだ。手助けする余裕なんて無いだろう。
「大丈夫よ! これでも三人の子供を立派に育てて来たんだから、お父さんだって後二十年は働くって言ってるし、どうとでもなるわよ」
父ちゃん、八十歳近くまで働くつもりなのか……。
「俺はいつまでも働けるぞ!」
「そりゃ気のせいだ」
父の意気込みを、兄が一言で切って捨てる。
正直厳しいだろう。定年が65歳になっている企業が多いが、父の勤めている会社もそうだとしても、定年後に勤めさせてもらえる保証はないのだ。
仮に畑違いの肉体労働系に就職したとしても、父の体力では付いていけないと断言できる。
太ってはいないが痩せ気味で、見た目から体力があるようには見えないのだ。しかも、昔からの飲酒が祟り、痛風を患っている。
働き続ける以前に、生きていられるかすら怪しい。
それは母にも言えた事だ。
見た目が若くなったからと言って、寿命まで延びたとは限らない。だからこそ、どうにかなった時の事を考えていてほしいのだ。
「その時は、あなた達にお願いするわ。 兄弟なんだから、仲良くしてあげてね」
優しくお腹をさすっている若い姿となった母は、なんだか力強く見えた。
それから雑談しながらビールを飲んで行く。
別に特別な話はしていないが、姉達はどこの幼稚園に子供達を通わせるとか、教育方法のお勧め本などの話で盛り上がっており、兄達は昔の漫画の話から金融商品の話など幅広く話題にしていた。
子供達は暇になったのか、テレビでアニメを見ている。
その光景を見て、何だか楽しいなぁと、ちびちび飲んでいると、母が驚いた表情でこちらを見る。
「ハルト、あなた泣いてるの?」
「は?」
俺は頬に触れて零れ落ちる涙に驚いた。
「あっ……」
そして見ている光景が、あいつらと重なる。
俺は立ち上がりトイレに直行した。
吐いた。
吐いて、吐いて、腹の中が空になるんじゃないかと思うほどに吐いた。
「ごめん、ごめん、ごめん、ごめん、ごめん……ごめんなさい」
母達が心配そうに見守る中で、俺は誰に向けて言っているかも分からずに謝り続けた。
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