第15話 ゲームで遊ぼう


俺と灯と強子は、3人で灯の家でゲームする。

まずはレースゲームだ


持ち主でもある灯が優勢にこなす。


「このレースゲームは私が優勢だね。」


強子は悔しそうな表情で言う


「くっ!!」


俺は最後まで諦めない、探す、探す

ショートカットする道を!!


「この道、も~らい」


ショートカットする道を探してたら灯がショートカットした

もうダメだ、絶望的だ


灯がレースゲームに勝利した

灯ははしゃいでいる


「やりぃ!!」


灯のお母さんがオレンジジュースを持って来た


「あらあら、盛り上がっているわね。」


「お邪魔して居ます。」


「敬語なんていいのよ、タメで話して。

 貴方の上司じゃないんだから」


え?でも普通友達の親には敬語なんじゃ。

もしかして死者退治界隈は親にまで、敬語じゃないのかな…


「それじゃあ、普通に話す。」


「えぇ、そうして、敬語なんて使われると落ち着かないから。

 それとオレンジジュース」


「「「ありがとう」」」


俺たち3人はお礼を同時に言い、オレンジジュースを飲む

オレンジジュースはおいしかった


強子は目を輝かせている


「おいしい。」


「おいしいでしょ、おかわりここに置いておくから

 好きなだけ飲んでね。」


「ありがとう!!灯のお母さん!!」


強子はしばらく夢中でオレンジジュースを飲んでいた

だが灯が言った


「次のゲームやるよ、次は格闘対戦ゲーム」


「格闘対戦なら負けないわ!!」


「俺も負けないぜ」


「私だって、連勝してやるんだから」


次は格闘対戦ゲーム、みんな気合十分だ




俺はでかいマッチョを、灯は軽量級の女性キャラを、強子はバランス型の主人公を使う

試合は持ち主の灯が優勢に進めていた


「あはは、私優勢、つおい。

 この調子なら私がいただきかな。」


俺は強子に目で合図を送った

強子は了承してくれたようだ。

そう、今の合図は”共闘しよう”の合図


「あれ?なんで2人とも同時に私にかかってくるの?」


「「ニコニコニコニコ」」


「まさか2人とも手を組んで…」


「強い奴を先に仕留めるのはゲームの鉄則よ」


「行くぜ、灯!!

 マッチョボンバー!!」


「きゃぁあああああああ!!」


灯のキャラはHPが0になった

次は俺と強子のタイマンだ


「さぁ強子決着をつけよう」


「上等よ」


灯は叫ぶ


「こんなの卑怯だよぉ!!」


強子は言った


「卑怯でもなんでもいい、勝てばよかろうなのよ」


「だが俺に勝てるかな?俺はつえぇぜ」


「勝ってやるわよ!!」


強子のキャラは俺のパワーキャラの攻撃を、うまくカウンターしながら

俺のHPを削っていく

俺が劣勢だ


「ぐぬぬ、俺の劣勢か」


「このまま決めてやるわ、くらいなさい」


強子は大技で決めようとする。


「今だ!!」


俺はそこで超必殺技を使った。


「え?きゃぁああああああ!!」


強子のキャラは倒れた


「やったぜ俺の勝ちだな」


強子は悔しがっている


「くそぉ、すごく悔しいわ。」


灯は言う


「もう1回、もう1回やろう!!

 実力では私が上なんだから」


「上等だ、何度でも片付けてやるぜ」


この後も強子と手を組む戦法をしたが

灯がそれを打ち破ったり、俺たちが勝ったり結果はバラバラだった。

だがそれが逆に楽しく、格ゲーは熱戦となった




「最後はアナログに、人生ゲームをやろう」


人生ゲーム化、久しぶりだな。

ていうか、転生してからはやってないな。


「私いい職業について、優勝しちゃうぞ♪

 目指せ大富豪!!」


灯は気合が入って居る

強子もだ


「絶対に負けないわ。」


気合が入って居た

俺も負けてられねぇな、人生ゲームは運次第だけど


「就職、経営者だ。」


「経営者ぁ、いいなぁ。

 私は就職マスに止まれずフリーターだよ」


「私は死者退治人ね。」


現実と同じ職業じゃん。




俺たちは人生ゲームを続ける


「俺はこの豪邸を買うぜ」


「私は普通の家ね」


「私はアパートの一室しか買えない、私運悪くないかな?」


このゲーム、今回は俺、強子、灯の順で運が向いているようだ

つまり、灯は不運。残念だったな。

残念だが手加減はしない、いや、運ゲーだからしたくても出来ないけど


人生ゲームは最初の流れ通り進んだ


1位俺、2位強子、3位灯だった。


「負けたぁ、悔しい」


「勝った、うれしい」


「2位、微妙な気分…」


灯は言う


「もう1回やらないかな?」


だが、外を見て見るともう夕暮れだ。


「悪いが、名家だからあまり遅く帰ると、いろいろ言われるんでな。

 帰るわ。」


「私もまだ小学生だし、遅帰りはね…」


「そっか、じゃあ遊ぶのはまた今度か」




俺たちは灯に見送られて玄関に出た


「今日は楽しかった、また今度な」


「また会いましょう、仕事でも、プライベートでも」


「うん!!また会おうね。」


俺と強子は反対方向だ、それぞれ反対方向に帰って行く

俺と強子は灯の家の前で解散した。


今日の遊び、楽しかったな。

また遊びたいな、そのためにもみんなで生き残らないとな

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