第48話 レベル上げ5
よっし!久しぶりにひとりだから楽しみだな。
1階層、ゴブリンはもう飽きたので瞬歩を使い斬っていく。ゴブリンの魔石は小さいのでこれはもう無視でいいや!
ボス部屋はゴブリンキングだが一刀両断で倒すとドロップはゴブリンキングの剣と魔石だった。宝箱からはマジックボックスだな、これは何個あってもいいな。
2階層はスケルトンか、骨粉と魔石だからここも無視していこう。
倒し斬りボス部屋を開くとまた黒いスケルトンだ。
「オラァ!」
スケルトンは速さで勝負してくるのでこっちもそれより速く動き斬り倒す。
ドロップはムーンソードと魔石か。
宝箱は身代わりのネックレスだったのでとりあえず俺がつけておこう。
3階層はホッパーと呼ばれるバッタだな、流石に多すぎると気持ち悪いのでサッサと倒して行く。
甲殻と魔石だからとりあえずは収納して行く。甲殻を合成してみるとデカい甲殻になって邪魔なだけだった。
ボス部屋はゴキだ、流石に素早さもだがしぶとい!剣で叩き潰してなんとか倒すとブーツと魔石が出た。
このブーツはあまり履きたくないな。
だが俊足のブーツなので割と良いブーツだ。宝箱からはグリーブとブーツ、瞬歩のブーツなのでこれも良いものだな。
4階層はマーマン。薄く水が張っていてそこを器用にスピードを上げてくるので瞬歩で水の上を渡りながら倒して行く、普通の人ならちょっとしんどいかもな。
マーマンの槍と魔石をドロップするのでマーマンの槍は合成して鋼鉄の槍に変化させておく。
「はぁ、それにしても多いな」
マーマンの数が多い、アキラはサッサとボス部屋に入ったようだな。
粗方片付けたらボス部屋にはいる。
アンコウのような頭に二足歩行の魚人だ。
歯はギザギザでなかなかグロテスクな見た目だな。
『ウギャアァァァァァ』
「こ、このやろう」
水面を滑るように動いて来て噛みついてくる。
瞬歩でこちらも迎撃するが槍の一撃をもらい回復する。
「ほんと見た目に合わないやつだな」
「サンダーインパクト」
『ギョエェェェ』
と硬直しているので斬り落とすとドロップに変わる。
ドロップは水龍の小手という鱗状の小手と槍と、魔石。宝箱からはマジックボックスだ。
「ほんと気持ち悪かったな」
直感でここに何かありそうだったので探してみると宝箱があった。やはり罠があるようで槍で開けるとスタタン!と毒針が飛ぶ。
宝箱の中は宝玉だった。
水の宝玉と火の宝玉の2つだ。
まぁ何かに使うのだろうな。
少し休憩してから5階層へ、
5階層は白いリザードマン、こちらを見つけると攻撃してくるのでかなり好戦的だな。
他のリザードマンより少し速いくらいであとは同じなので対処はしやすいな。
ボス部屋前のウォーミングアップにちょうど良い。
5階層のボス部屋に入ると、本当にドラゴンだ、翼竜の白いドラゴン。
『汝、何を求める?』
「喋れるのか…このダンジョンはなぜ作られた?」
『それは神のみぞ知る。我々は神に試されているのだ』
「結局は知らないってことか」
『その通り、知ってどうする?人間如きが生きていることをなぜ知る必要がある?』
「フ、人間如きなんてのは下に見てる証拠だな。ほんと喋れる竜だからちょっとは期待したんだがダメだな」
『最強種の私に勝てるつもりか?』
「うるせぇよ、ベラベラ喋るお喋りドラゴン!竜剣撃」
バスターソードを取り出して袈裟斬りに竜剣撃を放つ。
『ウオオォォ!』
「もういっちょ、竜剣撃!」
今度は首を狙い剣撃を飛ばす。
ドラゴンは消滅して、ドロップに形の違うバスターソードに鎧と魔石。宝箱からはグリーブにブーツが、入っていた。
直感でここにも宝箱がありそうだったので探してみると奥の方に隠れていた。
方位磁石のような導きのコンパスだった。
ダンジョンコアに触り体術をもらうと外に出る。
もう日が傾いていて夕飯どきだな。
まぁ、どっちも攻略はしたからあとは問題ないだろうな。晩飯の準備をしているとアキラとチフユが言い合いながら上がって来た!
「ちょっ!きいてよ!」
「めんどいからパス」
「ウキュー」
ジタバタしてアキラの手から降りると、俺に体当たりしてくるツキを、優しく撫でてやる。
「アキラは全然手伝ってくれないし!」
「だからレベル上がっただろ?」
「お、か、げ、さ、までね!!」
「俺も別にチフユの時は手伝ってないぞ?」
「心構えよ!何かあったらなんて考えてないんだから!こいつずっと宝探ししてたのよ?」
「あはは、直感は働いたか?」
「おう!バッチリ持って来たぞ」
と、取り出すのはドラゴンバスターに似たオーロラブレードと言うバスターソードにマジックボックスが三つ。
「凄いじゃないか」
「だろ?宝探しは楽しいな」
「楽しいなじゃない!こっちは必死よ!」
チフユは怒りやすいなぁ。
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