第9話 高校生達
「あいつらなんとか頑張ってるな」
「まぁゴブリンだしな」
まぁ、それでも汗かいて頑張ってるな。
「なんとか倒したみたいだ」
「だな、ほんとに昨日こんだけきてればよかったのにな」
と、ボス部屋に行くみたいだな。
あれだけの人数で行けば多勢に無勢だろ。
俺たちは転移石から2階層に降りてサッサとボス部屋に入る、男の子5人とボスを倒して3階層へ、
鎧と剣がドロップし、宝箱からマジックバッグが出たので男の子1人に渡して鎧と剣も装備させる。
3階層でみんなレベル上げをして20になったみたいで新しくスキルも手に入れたみたいだ。サッサと引き上げ市役所に戻るとモンスターがいるのでみんなで倒して中に入る。
その後大人たちも帰ってきてワイワイしている。
「行ってきたんですね」
「あぁ。きみのおかげでなんとか人数を増やせたよ」
「まぁこの調子で頑張ってください」
「あぁ、そうだ、君は武器が作れたよね」
「いえ、俺のはあくまで合成ですよ?」
「そうなのか?ほんとは作れるんじゃないのか?」
こいつは疑うなよ。
「はぁ、違うっつてんだろ?」
「わ、悪いな、そんなつもりで言ったんじゃないんだ」
「はぁ、分かりましたよ」
分かってないよなこいつ。まぁ大人どもは知らん!自分でなんとかしろ!
俺を怒らせたと気まずくなったのかどこかへ行く男。
「どうしたナツ?」
「ん?いや、別に」
「そうか、それより男の子達、っつか高校生らしいけど、またいきたいって言ってるが」
「あぁ、行こうか」
と言って男の子達5人とまたダンジョンへ行く。
3階層へ潜って敵を倒すと、まずは腹ごしらえだ。
みんな元気におにぎりを頬張る。
で3階層のボスを魔法で倒すと4階層へ、
ドロップでまた鎧と槍が出たので着てもらい、槍を持ってもらう。
「リザードマンだから注意な!」
「「「「「はい」」」」」
なんとか倒すが怪我もしているので回復してやる。
「あ、ありがとうございます!」
「ほら、来るぞ」
「はい!」
と言ってなんとか倒している。
ようやくレベルも上がってリザードマンを倒せるようになってきた。
4階層のボスは昨日も倒したリザードキングだから俺とアキラで対応する。
今回は難なく倒して最後?かもしれない5階層へ。
ドロップで出た鎧と宝箱から出た槍は最後の1人にやって装備させたが、5階層はオーガだ。
間引いてやるがなかなか倒せないみたいだな。やはりこの辺りが限界のようだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
「あまり無理するな」
「いえ、少しくらい無理しないと強くなりたいんです」
「なぜ?」
「ハハッ、やっぱり親がいますからね」
「そうか、なら頑張らないとな」
「はい!」
親のためか…いい子達だな。
「うわぁ!」
「ヒール!よく見て戦えばいい!1人でやろうとするなよ」
「は、はい」
といって3人で囲んで倒している。
「や、やったレベル上がりました!」
「良かったな、じゃあ最後のボス部屋は俺らがやるか!」
「はい!勉強します!」
「よしいくぞアキラ!」
「おう!」
ボス部屋に入るとオーガキングだ。
「うおっ!」
やはりでかいな!
「瞬歩!」
「サンダーショック」
『ウガッ!』
と麻痺してる間にアキラが鬼牙で足に傷をつけるとすぐに離脱する。
そこを棍棒が通って行くだけで“ブォン”と音が遅れて聞こえる。
「サイクロン」
「ファイヤーウォール」
アキラが風魔法を使ったので相性のいい火炎魔法をその魔法に上乗せすると火の嵐になる。
『ウガァァァァ!』
よし!いまだな!と、疾風でオーガの首に斬りつけると膝をつくオーガ。
「うおぉぉ!!」
とそこを見逃さないアキラが背中に乗って首を落とすと消滅する。
「よっし!」
「やったぁ!」
男の子達と喜ぶと、ドロップのオーガの鎧をリーダーっぽい子にあげて、宝箱からはポーションが5本でてきたのでそれも渡しておく。
ダンジョンコアが出てきたので手をつけてスキルを貰う。俺は大地魔法になって、アキラは短剣術を貰った。他の子もスキルをもらったみたいでダンジョンコアは消えていった。
明らかに強くなったので男の子達は大丈夫だろうな!
「えっ!もう行っちゃうんですか?」
「あぁ、俺たちもあまり長居したくないからな」
ここの大人は気が合いそうにないしな。
「そうですよね、僕らは親がいるのでここに残ります」
「そうか、頑張れよ?」
「はい!」
と言って別れるとまた原付を出して走り出す。途中でコンビニがあったので中に入ると結構荒らされているが色々と残っているのでそれを収納して行く。
「デパートが近くにあったはずだぞ?」
「なら行ってみるか、着替えなんかもいるだろう」
と2人で原付を走らせると大型のショッピングモールがあったので原付を収納して中に入って行く。
するとすぐにゴブリンと遭遇する。
「ちっ!たくっ」
「多いな本当に!」
と倒して行くが、数が異様に多いな。
「倒してもキリがないな!」
「まぁ、ゴブリンだからまだマシだがな!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます