第3話 レベル


「ウオォ!」

 とりあえず下に降りたは良いがオークが多いな!何故か肉なんかを落としていくから収納はしているが棍棒、肉、魔石(鑑定した)をドロップするみたいなのでどんどん倒していく。

 ようやくいなくなるまで倒したらまた(火魔法or風魔法)と出ていた、しょうがないから火魔法を取ることにした。魔法なんて使ったことないが、なんとなく頭に浮かぶので使えるんだろう。

 そしてまた扉があったので、その前に腹ごしらえでコンビニおにぎりを食べる。ここまで一本道だった。


「さて、いくか!」

 扉を開くと、今度はオークが冠をかぶっていてその周りにオークがいる。

 鑑定してみるとオークキングらしい。

 とりあえず周りのオークを倒していくとオークキングが立ち上がる。3メートルはあるんじゃないかと思うデカさだな。

 瞬歩を使い向かっていくと剣で横薙ぎしてくるのでそれを剣で受け止めると飛ばされて壁に激突する。

「グッ、ガハッ!」

 頭から血が流れているのがわかるしどこか折れたな?

「グゥゥ…」

『ブヒャヒャヒャ』

「う、ウゼェな」

 くそ、視界が霞むけど負けられねぇ!死ぬのは嫌だからな!

「ファイヤーボール」

 火の玉が向かっていくが剣でかき消されるが、その後ろに俺が瞬歩でついてきてるとは思わなかったみたいだ!

「ウオオォォ!」

「プギャッ!!」

 首を落として俺はそのまま反対の壁に激突する。

「…けっ!ざまぁ」

 消滅していくオークキングを見て気を失った。



「うっ、いたた…死んでないな」

 とステータスに(風魔法or回復魔法)と出ていたので回復魔法を取る。

「…ヒール」

 おぉ、体の痛みがなくなったな。って髪がバリバリだ。血が大量に出たんだろうな。骨折してたと思ったけどそれも平気だな。

「よっ!」

 と立ち上がりドロップ品をみるとオークキングの剣と冠、肉に魔石、合成してみるか。

 今の剣を鞘に収めてオークキングの剣と合成してみるとキングソードと言う剣になった。

 あと宝箱が出てるな。

 また後ろから開けると別に普通に開く。

 中身は腕に着ける小楯と足に着けるグリーブだった。

 よし、装備もこれで良いだろう。

「…下に降りるか」

 下に降りていくと今度はグールの群れだったので動きが遅い!斬り放題だな。

 全部斬りドロップは魔石だけだったがまぁしょうがない。

 水で頭を洗うと血が流れていく。少しさっぱりしたのでタオルで拭いて収納。

 次のドアを開けるとグールソルジャーだったが「ファイヤーボール」で火をつけると少し暴れたが消滅した。

 ドロップはポーションというものと魔石。

 宝箱からは素早さの腕輪という銀色のシンプルな腕輪だった。


 それをつけると、まだ下があるみたいだな。

「まだあるのか?もうそろそろいい時間だぞ?」

 あまり行きたくないのが本音なのでここで切り上げて外に戻ろうかと思ったら石碑があるので鑑定する。


 転移の石碑らしいのでそれで戻れるようだ。


 とりあえず戻ってみるとまたゴブリンが湧いていたので倒しておく、もうお手のものだ。


 外に出ると夜になっており、またあのコンビニに行く、とりあえず車を出して乗り込みテレビをつける。


 災害対策本部が設置されたらしいがこっちはモンスターが出てるのだが?

 それより世界各国で地震が起きたようだ。

 まじか?ここだけじゃ無いのか?

 一応、自衛隊による救助活動がなされているらしい。一安心できるわけがないな。


 それにしてもモンスターが出てくるとはな。とりあえずは飯を食ってから考えるか、と飯を食いエナドリを飲む。

 どこかでオオカミの遠吠えが聞こえるな。

 エンジンを切って仮眠を取る。

 が仮眠のつもりだったが緊張の連続で疲れていたみたいだ、起きると朝になっていた。

外に出て車をしまうと少し身体をほぐし、辺りを見回す。


 一応誰もいないな、ステータス、

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 米本 夏ヨネモト ナツ 42歳

 レベル 46

 職業 冒険者

 スキル 剣術極 合成 瞬歩 火魔法 回復魔法

 ユニーク 収納 幸運

     

 称号 ダンジョン攻略第1号

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 とりあえずなんとかなるか。

 昨日の洞穴まで走って行くとゴブリンが出てきていたので倒してまわる。

「…また多いのか?」

 中に入ってみると数は昨日より少ないな。

 瞬歩を使いながら斬り倒していく。

 短時間で片付けた。

 あたりを見て石碑があったので手を当てると3階層まで行けるみたいなので飛ぶとすぐ4階層だ。

 下に降りて行くとウルフが多い。

 火魔法と瞬歩を使いながら倒して回る。

 もうウルフ如きじゃビビらない。

 昨日は死に目にあったからな。

 ちょっとした傷はつくが、回復魔法があるので問題ないだろう。

「ウオオォォ!」

 ドロップは毛皮と魔石だ。

 全部倒して朝飯にする。

「はぁ、…早く自衛隊こないかな」


 扉が目の前にある。

 行こうか迷ったが行くことにする。

 中に入ると狼人間?ワーウルフか。

 素早いがついていける!

「ウオオォォ!!」

 とりあえず火魔法で牽制すると爪でかき消すのでそこに飛び込んで斬る!

 倒すのは楽になったな。

 ドロップは毛皮とダガーと魔石だ。

 宝箱からはマジックバッグというものがでた。収納があるからいらないが収納にしまう。

 次で5階層か。

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