第2話 村人との出会い
ある日の事であった。いつものように食料と調達に出たが、その日は谷に食料が見つからなかった。以前より家族は増え続けており、家族が増えるにつれて、ちょっとずつ洞穴の壁を削って、中の空間を広げていたが、食料の確保は絶対に必要であった。
実は岩山の谷間で食料が見つからなかった場合、他にも食料の探し場所があった。
岩山がそびえるやわらかな地面。その地面と岩山の間にわずかなすき間があり、その中からも食料がみつかる場合があった。しかし、その日はそのすき間を探してもどうしても食料を見つけることができなかった。
私が途方に暮れていると、なんと、人影を見つけることができた。私たち家族以外にも同じように食料を探し回る村人がいたのだ。
「おーい」と声を掛けると、その村人は気さくに話に応じてくれた。その村人は手に槍のような武器を所持していた。彼の村は山の頂にあるという話であった。私はなんとか今日の食料を手に入れたいと思い、彼の村に連れて行ってもらうことにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます