同性愛

@miinnossatoo

第1話「出会い」

高校2年の春。2回目の入学式を迎えた。

私は在校生だったので新入生や新任の先生が紹介の挨拶する所を温かい眼差しでみていた。

私にもあんな頃があったのかと思いながら。

そんなこんな考えてる矢先に後ろから私を呼ぶ声が

聞こえた。友達の葵だ。 

「ねぇ、りさ~お腹空いた。早く終わってほしんだけど」

と後ろから気だるさ全開の声で私に呟いていた。

「ほんとそれ。私もお腹ペコペコだよ。」

と小声でいった。


数分後、やっと入学式が終わり体育館から

教室へと向かった。


葵と話ながら階段を降りていた。それからふざけて

残り三段の階段から飛んで着地しようと思い

ジャンプした。

しかし、うまく行かずに

次の瞬間足を踏み外してしまい左足首を捻挫した。

そこに激痛が走り唸り声をあげた。

葵は慌てた様子で

「大丈夫!?りさ!先生を呼んでくるから

ちょい安静にしてて!」と言いもうダッシュで先生を探しに行った。

どうしよう。と動けないでいると、

「あら?どうしましたか??

怪我したところですか?」とおっとりとした優しい声が聞こえてきた。

「階段を三段跳び降りに挑戦したら

こんななっちゃいましたw」と私は苦笑いしながら

答えた。


これが先生と話した最初の記憶である。

この時は先生のこと本気て好きになるなんて考えもしなかった。

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